1. 去年の冬、きみと別れ
《ネタバレ》 人間関係が分かり辛くて話に素直に入っていけない。もっとも人間関係そのものがオチになっているためわかりやすく表現することは無理があったのだろう。死体のすり替えというどんでん返しだが、現在のDNA解析を胡麻化すことは出来ないと思う。その時点でリアリティーに欠け突飛な絵空事の純愛ストーリーになってしまった。あくまでシリアスなミスティーサスペンスを期待して見ただけに残念である。 [インターネット(邦画)] 5点(2024-07-21 15:05:09) |
2. 桐島、部活やめるってよ
《ネタバレ》 脚本がすごくよく出来ていて、映画でしか表現できないギミックが巧みに使われている。良く出来た映画だと思う。いつ出るかいつ出るかと思わせて結局最後まで一度も登場しない桐島。それでも、それが映画的には正解だと思わせるだけの説得力がやや弱かったよう思う。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-23 00:48:58) |
3. 君の名は。(2016)
《ネタバレ》 8年ぶりに見た。8年前は映画館だったけど今回ネットで見たものは1部内容が変わっていたように思う。町長が隕石の激突を信じるきっかけになったシーンがカットされている。ここは大事な場所だと思うのでカットしない方が良かった。映画館で見た時には段々慣れてきた人物描画の稚拙さがネットでは最後まで気になった。風景は素晴らしいのに残念。何にしても完璧に練りに練り上げられた脚本が素晴らしすぎた。 [インターネット(邦画)] 8点(2024-05-19 20:28:38) |
4. 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
《ネタバレ》 画風が水木しげるとはかけ離れていて勘弁してほしかった、とくにヒロインの顔が全く駄目。ストーリーはどうしようもないが、流石に鬼太郎は抜群にかっこいい、髪の毛針で泣きそうになってしまった。もともとの水木しげるの設定が素晴らしすぎてそれだけで5点の価値はある。 [映画館(邦画)] 5点(2023-12-28 16:47:38) |
5. 菊とギロチン
《ネタバレ》 とにかく美しい映像で安心して見ていられる。手持ちカメラを多用することで大正時代の動乱の世相を巧みに表現している。最後まで引っ張っていく脚本の力もあると思う。役者もみんな頑張って体を使った演技をしている。なんとも残念なのが実話に基づいた作品であるためオチが付いていない。ラストがなんとも肩透かしでカタルシスが得られなかった。3時間20分の長尺で興行成績が心配になるが、令和の我々を大正時代に連れて行くにはこのぐらいの尺で描かないとちゃちなものしかできなかったと思う。見ていて思ったのが、ヒロインの木竜麻生が素晴らしいということ。口先だけのセリフ回しや小手先の顔面小芝居ではなく、役になりきったスケールの大きな演技で一言一言のセリフが心に刺さった。日本映画を背負って立つ逸材だと思う。 [インターネット(邦画)] 7点(2023-09-24 18:05:22)(良:1票) |
6. 凶悪
脚本がしっかりしていて飽きずに最後まで楽しむことが出来た。カメラも落ち着いた構図でしっかりと撮っていて、画面の色調も素晴らしい。気になったのはピエール瀧の演技、本当に人を殺しそうな怖さが感じられなかった。どこか人の好いチンピラに見えてしまい、次々と人を殺していく狂気や怖さが無かったのが残念。山田孝之とリリーフランキーの演技はツボにはまって良い感じだった。私の一番好きなタイプの映画だけに、もう少し何かカタルシスのようなものが無いといまいちに思えてしまう。オチが弱かったのもカタルシスが得られなかった原因だと思う。 ただ、ジジ・ぶぅをはじめ、村岡希美、吉村実子他、脇を固める俳優陣の演技は素晴らしかった、作品に真に迫るリアリティーを与えていたと思う。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-05-21 22:24:49) |
7. 記憶にございません!
この手の話はチャプリンの「独裁者」のパターンに嵌めるしかないなと思って見ていたら、本当に中井貴一が愛する者へ向けての演説を始めたのでそのまんまやないかいと思ってしまった。それなら本家の足元にも及ばないのはわかりきったこと。三谷さんならこのネタは映画にせずに舞台劇に仕立てた方がバッチリ決まると思う。 [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-03 14:41:02) |
8. 君の膵臓をたべたい(2017)
《ネタバレ》 見るだけ時間の無駄かもしれない。脚本がダメなのか倒叙式の構成なので咲良の死はすでに確定しているわけでいつになったら死ぬんだろうと思って見ている時間が長くて辛い。音楽ばかりが悪目立ちしてしまう。 [インターネット(邦画)] 2点(2021-06-03 11:21:57) |
9. 麒麟の翼~劇場版・新参者~
一直線に進む脚本で最後まで飽きさせずに見せてくれる。ただ、ネタ明しが少々詰め込み過ぎ。もうちょっと強力な伏線が欲しい。ミステリー謎解きとしてはいまいち。 [インターネット(邦画)] 5点(2020-07-06 16:04:49) |
10. 清須会議
それなりに歴史の知識がないと楽しめない映画だと思う。柴田勝家をはじめ登場人物がみんな様々な名前で呼ばれていて予備知識がない人が見たら混乱すると思う。役所広司と佐藤浩市、大御所2人の小芝居が堪能できるのは嬉しい。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-06-07 21:55:30) |
11. 儀式
難解と言うしかない。何か重いものを孕んでいるようであるが、それが何かはわからない。主役の男優がいまいちだった。 [インターネット(邦画)] 4点(2020-05-12 21:04:16) |