1. CURE キュア
僕の中では邦画NO.1です。流行の心理学をふんだんに盛り込みつつも、きちんと恐怖映画として成立している。青髭の話、バス、十字を切った猿、空の洗濯機等の小物もうまく組み合っている。殺される(死ぬ)シーンを一つも描くことなく恐怖を伝えるという困難な作業を黒沢清は良く出来たなあ、と正直感心しました。この映画を見てからというもの、黒沢清の作品のハードルが高くなってしまって、カリスマとかの評価が自分の中で厳しくなっていますが・・・。 10点(2003-01-14 02:58:23) |