21. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
非常にスタンダードな恋愛モノ。身分違いの恋という余りにも使い古されたテーマでありながら、そのテーマだけが前に出てこないように分配されたギャグと合戦が絶妙です。前作の「オトナ帝国の逆襲」に比べるとどうしても劣って見えてしまいますが、1年という短いスパンでこれだけキッチリした映画を作れるのは本当に素晴らしいと思います。最後の青空を眺める演出がニクい。 [DVD(邦画)] 7点(2010-02-03 12:06:36) |
22. グッド・バッド・ウィアード
全編に渡ってアクションシーンが素晴らしい。カメラの使い方が上手く、狭い列車内での銃撃戦や、チョン・ウソン演じる"GOOD"が空を飛びながら(ホントに飛びます)ウィンチェスター銃をぶっ放すシーンなどは、空間の上手い使い方に唸らされました。どういう風にアクションを撮ったらカッコいいか知りつくしてますね。ホントにカッコいい。 イ・ビョンホンが出演しているせいか、劇場内は女性で一杯でしたが、これは是非男性(特にタラ好きな人)に観て欲しい映画ですね。 [映画館(字幕)] 7点(2009-09-18 00:10:29) |
23. グラン・トリノ
《ネタバレ》 流石の出来でした。素晴らしい。青年の大人になる為の成長と、妻を失った老人の人生の終わらせ方と、人種の違いによるわだかまりを乗り越える様を同時並行して二時間で描ききるのは普通の監督ではまず無理でしょう。 クリント・イーストウッドはこの映画で引退するらしいですね。本当に惜しい人ですが……。 [映画館(字幕)] 9点(2009-07-03 10:28:59) |
24. ぐるりのこと。
《ネタバレ》 鬱病に掛かっている人が知り合いであった事があるので、個人的には非常に刺激的な一本でした。リリー・フランキーの嫁を演じる木村多恵の演技が素晴らしかったです。子どもが流れてしまってからの情緒不安定な演技には「この人ホントに鬱病に掛かってるんじゃないか?」と思ってしまうほどでした。ふとした時にみせる目の泳ぎとかが凄くリアル。それがあるから序盤で不器用ながらも仲睦まじい夫婦を見た後に訪れる不幸の様子は観ていて非常に心が痛みました。まあだからこそ終盤の幸せが素晴らしいものと感じる訳ですが。 無口な画家を演じるリリー・フランキーも好演していたと思います。彼の持つ何処かフワフワした空気が役にピッタリでした。 この物語は正直言って誰にでも訪れる不幸を描いているので、私たち観客に直に苦しみが伝わってくる。しかしその不幸の時に自分の愛する相手とどう向き合うのか、その相手もどうやってその不幸を乗り越えるのか教えてくれる。すごく優しさに満ちた映画だと思います。そういう悩みを抱えている人にこそ是非観てほしいです。 序盤や終盤に時々入る不必要(と言うと怒られそうですが……)なカットが無ければもっと評価が上がったかも。でも時々入る不必要な会話はとても面白かった。 [映画館(邦画)] 9点(2008-10-03 01:14:31) |
25. グリーンマイル
《ネタバレ》 凄く良い映画だと云う事は解るんです。役者さんは全編に渡って素晴らしい演技をしてくれるし、そもそも脚本が良い。それでもこの映画を私が好きになれない理由は、あの救われないラストが個人的に受け付けられないからなんでしょう。バッドエンドは別に嫌いじゃないんですけどねぇ。あれだけはどうしても駄目でした。 [地上波(吹替)] 6点(2008-09-24 21:51:12) |
26. 紅の豚
挿入歌と主人公のブタがカッコよすぎ。一般人受けは難しいだろうけど、それに挑んだ宮崎監督は凄いと改めて思いました。 [地上波(吹替)] 9点(2008-08-30 18:51:14) |
27. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
子どもはいつの日か大人になります。その時、誰もが人によって程度の違いはあるものの、大人の世界に失望する事は当然だと思いますし、子どもの世界の方が楽しくて、生きやすくて、夢がある事もまた当然です。それでも子どもは大人になったら、残酷な世界で生きていかなくちゃいけない。「ALWAYS 三丁目の夕日」以来、昭和の世界は素晴らしく、現代の世界はダメになってしまった、子どもの時の方が良かったと主張する映画やドラマが多く作られてきましたが、そういう映画が現代に愚痴をこぼしているだけなのに対して、本作は私たちが未来に生きる事への答えを出してくれている。 [地上波(邦画)] 9点(2008-08-12 00:53:38) |
28. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 手ブレの酷さは言うほどでも無かったですが、鑑賞後の後味がホントに最悪。最後に幸せだった時の映像を流す意味なんてあるのでしょうか。理解しかねます。 しかも続編の制作が決定したらしいですね。次はハカイシャと戦った兵士の目線からでも撮るのかなあ。 [映画館(字幕)] 3点(2008-08-05 02:14:06) |
29. クリムゾン・リバー
《ネタバレ》 まあどこにでも転がってそうなミステリ・ホラー。ジャン・レノが出ている以外はあんまり魅力がありませんでした。ラストのどんでん返しも割と平凡です。 舞台設定は個人的に好みに合っていたので○ [DVD(字幕)] 4点(2008-08-05 01:07:57) |
30. グレムリン
結構ホラー色の強いモンスター物。久しぶりに観ると、そのあまりのぬいぐるみっぽさに笑ってしまいました。 [地上波(吹替)] 5点(2008-08-03 22:49:15) |