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コメント数 1648
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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41.  クワイエット・プレイス DAY 1 《ネタバレ》 
うーん……流石に、コレはもうちょっとホラーだと言って好いのかどーかすら……  確かに、私も個人的に、一作目は傑作と言って好い出来だったかと思いますし、ソコから続く三作目までの展開の仕方も(ある種)オーソドックスとゆーか、メインコンセプトに加えて描かれるのは「局所的なシチュエーション」「最初の一匹目をどう倒すか」から⇒二作目だと「(キャラに付属する)ストーリーの続き」「(所謂)安息地への脱出」とか⇒そして今作で見られるトコロの「スケールアップ=大都市でやってみたら?」とか「騒動の(そもそもの)端緒」とかって、その辺は嘗てのゾンビ映画の発展の仕方にも酷似してるってヤツだな~とは思うのですよね(⇒またある種、非常に手堅い手法だな…とは思わずには居られないのですよ)。  しかし、今作は少なくともその「スケールアップ」が為されてる…だろうと大いに期待して観にいったものの、結果的にはそれが全然そーではなかった…とゆーか、寧ろ圧倒的にココまでの三作の中でもごく非常に地味だったとゆーか、特に終盤はよ~分からん人間ドラマを描いて時間を潰してた…みたいな感じで個人的な感覚として全く以て「ホラー観た」感とゆーのが無かったんすよね。思うに、結局このシリーズってホラー的に「怖いシーン」とゆーのが、タイトル通りに「静かなシーン=ひしと静まりかえったシーン」にしか為り得ないってコトであって、だから根本的にスケールアップが難しい…って方のヤツだったのではねーかなと⇒結局、その静かなシーンの中で動いてるのは=動かせるのは一人二人三人…位に留めて置かざるを得なくって、だからスケールアップとゆーても単なる背景画像の切り替え=バリエーションに過ぎなくなっちゃうのではねーかなと。  重ねて、ホラーとは思えない極めてまろやかなる100分を過ごしてしまうコトになってしまって、チョイ迷いましたが(低めに寄せて)この評価としておきます。重ね重ね、まあまあ好きなシリーズだったんすケドね……
[映画館(字幕)] 4点(2024-06-28 23:00:19)
42.  グンダラ ライズ・オブ・ヒーロー 《ネタバレ》 
先に『スリ・アシィ』から観てしまいましたが、要は「ブンミラゲット・シネマティック・ユニバース(BCU)」というインドネシアのヒーロー映画シリーズが遂に爆誕した!てコトなのでして、その記念すべき第一作の方がコチラなのですね(前述の二作目も含めて、やっぱコミック原作ってコトらしーです)。全体的なつくりとしてはかなり隅々までMCUを踏襲してるって感じでもあるのですケド、この一作目の作品単体としての雰囲気・空気感はむしろたぶん『ダークナイト』の系列…は疎かドンピシャで同年同時期公開の例の『ジョーカー』をも彷彿とさせる様な陰鬱で暗~いヒーローものになってますかね。シンプルに、社会の不条理・不公平から生まれる闇(を象徴する様な敵役)に対抗するヒーローを描いてゆくのですが、気付きとしてはまずヒーローが覚醒するまでに尺が思ったより掛かる(小一時間)のと+あとは(コレも『ダークナイト』ぽいと言えばそーなのですが)特に前半はスーパーヒーローアクションとゆーよりは若干地味めなクライム・アクション的な質感になっていて⇒スーパーパワーの応酬!とゆーよりは筋肉質な肉弾格闘アクションの方が延々続いてゆくのですね(この辺は、実は『スリ・アシィ』も同じ様な感じでした⇒たぶん何らか例のイコ・ウワイスさんが関わってるのが要因なのかも知れませんかね)。  とは言えコレって要は、やっぱMCUのレベルでスペクタクルなシーンを入れ捲るのが簡単に可能って訳でもない大人の事情を汲んでの工夫・調整…だとは感じられてしまいますね。でオーラスは流石にスーパーパワー!な(CGエフェクトの効いた)シーンも入って来るのですが、全体的にもその辺のクオリティ・物量からしてまんまMCUと比べちゃったらチョイ可哀そ過ぎる…という感じなのも確かにそーです。個人的には、この一作目は(ソコを考慮に入れた上でも)如何せんチョイ暗すぎる+地味すぎる…ので『スリ・アシィ』と比べるとハッキリイマイチだったかなと思います。今後大いに注目してゆきたいシリーズではありますケド。
[インターネット(字幕)] 4点(2023-12-24 17:47:23)
43.  黒い家(1999) 《ネタバレ》 
余談:Amazon Videoで観たのですが、ジャンルが「コメディ・ドラマ・ホラー」になってましたよ(笑)   ソレはさておき&原作未読ですが、後で調べると結構原作まんまらしいとゆーか(勿論、例のアレは除いて)たぶんごく高度にサスペンス寄りのホラー作品だと考えて間違いはないのでしょう⇒そりゃ、あの『リング』の余波の中における作品なワケですし。しかし、個人的には、前半は(当然サスペンス的ではありますが)多分にブラック・コメディ⇒で後半はごく力ずくのホラー(=ソレこそ『十三日の金曜日』みたいな)+オーラスの例のアレの辺はまたコメディ、てな感じに思われたのですよね。そして、そのコメディだ…とゆーのはまず主要キャラの単なる演技過剰(⇒とにかくひたすらキョドり過ぎな西村雅彦と内野聖陽)とか、あとはチョコチョコ入る保険会社の会議室のシーンとか、なのですね。んで後半の物理的なホラー描写も、大竹しのぶの暴れ振りは決して悪くないとは思うのですが、所詮は女の細腕+にすらマトモに抵抗できない内野聖陽の情けなさ、ですからね(+撮り方とかも矢鱈とガチャガチャしてチョ~観辛いし)。結論、とにかく、このコメディもホラーも個人的には全然まったく好きなヤツではなかったのですよね⇒到底高評価とはし難いなあ、と。  面白かったのはごく無難な前半のサスペンス要素、とそして何よりも中盤の「人の怖さ」を凝縮した様な大竹しのぶのシーンですよね。ああ、全編この大竹しのぶの感じで統一された作品だったならば……おそらく、邦画史上に残る傑作となったのではねーかと(すら)思いますよね。。
[インターネット(邦画)] 4点(2023-06-09 19:33:05)
44.  クライモリ(2021) 《ネタバレ》 
うーん…往年の良作シリーズ待望!のリブートなのですが、結論的にはシンプルにかな~り違うお話になってしまってまして、正直コレだったら別作品としてやった方が…てのは私も大いにそー思うトコですね。何つーか、森に潜む「奇形」の殺人一家…てのが結局、20年前ならイザ知らずキョウビはも~コンプラ的に若干アレな…というコトかな、なんて思ったりもね(結局その部分=敵集団の属性の変化ってのが本リブートのいちばん大きなポイントだったかな、とも)。  ただ、この「変化(変更)」てのがまた結局、自ら意図したポジティブな・前向きなモノだったよーには到底見えないとでもゆーか、やっぱり随所で効果的には働いてない(むしろ逆効果だ)とも思えてしまってますのよね。重ねて、敵がやや大袈裟な集団になったコトで(コレも随所で)粗が出てリアリティを欠く場面が目立っている様にまずは思いますし、お話の方とて畢竟大袈裟にならざるを得なかったケド⇒かと言って大した捻りも無い⇒ので無駄に冗長・ローテンポになってしまってる様にも思いますし、んでナニより全編通しても(物理的にも設定的にも)「凄み・過激さ」とゆーのが増せているなんてコトもなく比較的マイルドな質感にチンマリと纏まっちゃってるとも思いますし………あとは個人的なハナシですが、私が期待していたのはコンセプト不変でも時代相応の映像的アップデートが成されてる…というごくシンプルなコトだったのですケド、ソレも正直微妙でして………結果的には過去作の安直な「名義借り」にしか見えなかった…とゆーコトでも~一点引いちゃおうかと思います。無念。。  主演のシャルロッテ・ベガちゃんは(名前の通りに)メッチャ可愛いのでワリと今作も期待していたのですが、残念ながら作中の役柄的にただ可愛い…という女のコではなかったのでして、なのでか正直あまりルックスにも際立つモノは感じられずソレも残念でしたかね。個人的にはむしろもう一人の方のエマ・デュモンちゃんが(見た目的には)可愛かった様な気もします。まあ、結構序盤でアッサリ惨たらしく死んじゃうのでソレも若干残念ではあったのですケド…
[DVD(字幕)] 4点(2022-09-29 22:19:45)
45.  くれなずめ 《ネタバレ》 
中盤~終盤にかけてかなり特殊な設定を採用しているのだケド、そういう一種の「リスキー」な手段を使っているワリに、ソレを使って「まで」何を描き出そうとしていたのかがイマイチ伝わらないのですよね(やりたいコトとゆーのはその程度なのか→ならフツーにやりゃあ…とでもゆーか)。監督の実体験を投影している、とゆーのは後々聞きましたが、同じ様な経験をしているかどーかで共感の深さが変わってくる、とゆーのもある意味当然なのかと。その意味では、私には正直あまりピンと来ませんでしたですね。  流行りの若手を贅沢に大勢放り込んでいますが、ひとり高良健吾については他の5人とは少しタイプが違うとゆーか、やや違和感といってよいモノがありました。要は、彼は他の5人のよーな(=他の5人が今作でそう見せているよーな)スクールカーストの下層民(ナードと言っちゃっても好いかと)にはちょっと見えない、というコトなのですけどね(イケメンすぎるとゆーか、もしそう見せたいならもうチョイ振り切らないとダメじゃね?つーか)。役者でゆーともうひとり、前田のあっちゃんはシンプルなキャラでしたがまたもや印象には見事に残りましたね(中々ナイスな「キレ」味で、また優れたスパイスになってたかと)。
[インターネット(邦画)] 4点(2021-09-25 18:41:20)
46.  クワイエット・フレンド 見えない、ともだち 《ネタバレ》 
カナディアン・ホラーで、テーマはイマジナリー・フレンド、という作品。   ※以下、思いっ切りネタバレしてます。ご注意を。   何ですかね~観たコトが無くはない題材ですが、お話のキモであるトコロ、つまり、息子のイマジナリー・フレンドだと思ったら実はかつての母親のモノだった、とゆーのは、決して悪くないユニークなアイデアかと思うのですよ。ただ、にしても全体の話の流れの整理がちょっと雑・稚拙とゆーか、例えば過去に母親がいったん「Z」から解放されたのは何がキッカケだったのか、とか、母親も忘れていたのに息子が8歳にもなって突然Zが復活したのは何故なのか、とか、そこら辺がイマイチ判然としないが為に、結局ラストで母親があーゆう決断をすることで息子を救える、とゆーのにあまり説得力が無いのですよね。もう少しそこら辺が整理されていたら…とは第一に感じるトコロです。もう一点、ちょっと展開運びにキレが無いというか、ドンデン返しが判明した瞬間の衝撃、とゆーのをいま一歩強烈に表現出来てないよーな気が…とも思います。  そしてやっぱし、恐怖描写が全編通して非常に地味なのも…そもそもZのあの造形もどーなのでしょうかね(これだけはちょっと派手で如何にもアメリカンという感じではありますケド)。元々は母親が子供時代につくり出した物なのでしょ?ソレがあんなに禍々しいっちゅうのはチョイ解せないですよ。やっぱ一見は普通のカワイイ子供だけど、何とも言えない邪悪さを纏っていて…つう方が好い(怖い)と思うのですけどね(ソレこそがお子様ホラーの醍醐味ではねーですか、と)。
[DVD(字幕)] 4点(2021-08-05 23:03:20)
47.  蜘蛛の巣を払う女 《ネタバレ》 
映画としての質感は多少似通っている様には思いますが、重々しいサスペンス・スリラーだった前作とは大きく異なる比較的単純なアクション・スリラーだという点からしても、お話としてはあまり続編であることに意味があるよーにも思えません。なので、その面の繋がりに価値があるのは当然キャラクターというコトになるのでしょうが、これとて俳優も総変わりしてますしキャラ設定・雰囲気自体もいくぶんの調整が入っている様にも思われ、正直あまり続編を観れた喜びを感じる部分を見出せませんでした。そのクセ、根本的な部分の設定は前作を前提として話が進むので(リスベットとブルムクヴィストの関係性とか特に)、結局前作を観ている人にとってはややガッカリしそうな設えなのに、観てない人にも不親切、というチグハグな作品だと感じられます。一番根本的な部分のマーケティング・コンセプトが非常に雑、というか(とは言え、監督・キャストを続投させられなかった事情がある中で、何が一番正解に近かったのかはよく分からないのも事実ですが)。  一点だけ、前作のマーラ・リスベットには迫力や凄み・クールさも然ることながら、どこかに若さ・幼さだとかガーリーな雰囲気を感じ取れた、そこがまた好かったと思っているのです。今作のクレア・フォイには残念ながらそーいう要素が皆無でしたね(年齢設定自体もやや年嵩になってるよーで)。当初主役に検討されていたのはアリシア・ヴィキャンデルだそーで、そっちだったらまた大いに違った作品に仕上がっていたのではないか…なんとも思いますね。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2021-01-25 18:51:26)(良:1票)
48.  クライモリ デッド・ホテル 《ネタバレ》 
今作は話の内容の方を少しばかり工夫し、ただ森で襲われる、というテンプレートからは若干の進化を図っている。しかし、そっち方面に注力した分、部分的にやや無駄にゴテゴテとした展開運びにはスピード感が無く、いつになったらアクセルを踏むのか、という風にも感じられる。そして何より、結局視聴者はショック描写の出来映えにしか興味が無いにも関わらず、その方面の出来は率直にシリーズでも最低レベル(月並+パワー&アイデア不足)。結論、いったん今作でシリーズが終焉したのもむべなるかな、というクオリティかと。  良い点としては、ロケーションのホテルはそこそこ豪華、かつ設備もシナリオ中に生かし切れていたと思う(些末な事だが)。
[DVD(字幕)] 4点(2020-09-27 23:51:37)
49.  クロールスペース 《ネタバレ》 
クラウス・キンスキーが出ていなければ観なかった映画だが、私なら、クラウス・キンスキーが大家のアパートには絶対住まない、と思う。前半は爺さんの覗き生活(気紛れで殺人も)を淡々と描写してゆくが、それ自体は変態度も高く、まま観れなくもない(人を殺すたびロシアンルーレットやるのとかは、結構いいアイデアだと思う)。しかし、アクセントで挿入されるショック描写がどれも手抜き(というか肝心な場面が全部飛ばされてるので、全くショッキングじゃないのよね)なので、抑揚が薄くてなんとも盛り上がらないローテンションが続いてゆく。  そしてラストはエライ唐突に皆殺し展開だが(つーてこれだって、開始時点で既に大半が死体になってるけど)、やっぱなんかタルいし何がしたいのかもイマイチよく分かんないしで、かなりお粗末な出来。根本的にこの監督、ホラー・スリラーを撮るセンスってのが欠けている様にも思われる。残念作。
[DVD(字幕)] 4点(2020-05-21 19:52:41)
50.  グレタ GRETA 《ネタバレ》 
女が女にストーカー、という点だけは少し目新しいようにも思うが、ストーキング&監禁ものとしては総じて平凡かつ地味な展開運びで(先の予想も付いてしまい)割と退屈。非常に期待していたクロエちゃんとイザベル・ユペールはどちらも、これも全体的に地味で盛り上がりに欠ける演技の出来映え(特にイザベルが非常に平凡で、チープなスリラーには彼女の品格は無駄遣いかもと思ったり)。残念ながら凡作と言う他無い。
[映画館(字幕)] 4点(2019-12-16 00:42:58)
51.  クリーピー 偽りの隣人 《ネタバレ》 
テーマは洗脳・マインドコントロールなのでしょうが、その手段は単に薬物だった、というコトのようです(=そーいう様にしか見えません)。序盤からの香川照之の怪しげな挙動、特に高倉家に徐々に侵食してゆくコトの意図・意味とゆーのがまずボヤけてしまっている様に思いますし、そもそも結局、序盤~中盤の描写は(川口春奈の方の話も含めて)殆ど後半と繋がり・脈絡が無いという様にさえ見えます。そのワリに前半はタルい展開運びで尺も長いし、そんでもって肝心の後半がこんなファンタジックなオチになってるとゆーのは、結論、私にとっては完全に(サスペンスとしては)許容範囲の外ですね。  もう一点、いくら何でも警察がポンコツすぎてココにもリアリティの欠片も無い、という様に思われます。一家3人失踪してて、6年後に隣の空き家に実は死体が在りました!てアホなのですか?んで出てくる刑事はみんな単独行動して返り討ち、の繰り返しで…最初の野上は百歩譲ってまだしもとしても、その野上がこないだ殺られた現場に行く時にまた単独で行かせちゃう、て流石に在りえん!でしょ。だから結局、私には今作のサイコパスとゆーのは別になんにも恐ろしい人間には見えませんでした(不自然極まりない映画的御膳立てがそー見せようとしてるダケという上っ面)。  香川照之の演技を褒める向きもある様ですが、演技とゆーのは何らかのつくり込まれた内面的なクオリティの表出でしょ?ソレが伴わない演技とゆーのに評価もクソも無いですよ(無意味です)。まあ、香川照之が悪いワケでは全くないのですケド。
[インターネット(邦画)] 3点(2021-10-31 22:21:43)
52.  狂武蔵(2020) 《ネタバレ》 
宮本武蔵と吉岡一門の決闘を描いた70分一本勝負のワンカット殺陣シーンがウリ!という作品とのこと。しかし、その70分のシーンは九年前に撮られたケドも、何やらほったらかしになっていた…とは如何なる意味かってコトですね。結論から言うと、到底映画レベルとは言えない代物だった…というポンコツでしかありませんでした。。  ①ボクシングは1ラウンド3分ですが、それホド俊敏に動き回るワケではないとは言え、しっかり刀を構えて鋭く斬ったり受けたりを繰り出してゆくのを3分続けたら相当に消耗するものです(普通なら、精々5分程度が限界でしょう)。今作、激しく疲弊の色を見せつつもそれでも最初のシーンで15分強は頑張りましたかね(終盤は演技ではなく疲労困憊してましたが)。それ以降は、大体5分戦って一息入れるというのが続いていくのです。要は、70分ワンカットと言っても70分間戦い続けるワケでも何でもないですし(それは流石に無茶ですケドも)休憩のたびに水すら飲んでますし(運好く近くに水筒が隠してあるという武蔵の用意周到さ)。そもそも、ずっと武蔵を映し続けるワケですらなくて、モブキャラの小芝居のあいだ武蔵はどっかに消えてるということすらあります。正直、何のためのワンカットなのか意味が分かりません。  ②一対多の場合の多勢の戦術は「前後からの挟み撃ち」が基本でしょう。案の定、武蔵が常に壁を背にするとかそーいう工夫も施されないのに、前後から同時に攻撃(というか背後から攻撃)するシーンというのは皆無ですし、何なら武蔵・とその背後1Mから武蔵を撮るカメラとの「間」を敵が横切るシーンすら散見されます。彼らは一体何がしたいのでしょうか(⇒一足一刀の間合の概念というのは無いのでしょうか)。そもそも、吉岡一門は何故に数十人ずつに部隊を分けてそこら辺をうろついているのでしょうか(決闘なんだから一ヶ所にまとまってれば好いじゃないですか)。こーもずーっと同じコトを繰り返されると(コレも正直)段々ウンザリしてきます。  ③もう一つ、肝心の殺陣の出来が非常に微妙です。「斬る」というよりは刀でパシッと「殴る」に近いものが非常に多いですし、他に多いのが敵の体を刀に乗せて一拍置いて「引く」という動作で、キレイに「斬ってる」シーンというのは数えるホドしかありませんです。あと、今作の殺陣は細かい段取りをチャンと決めてやってるというものではなく即興なので、明らかに「間違えた」シーンというのも散見されます(どー考えても受けられないタイミングで複数同時に攻撃してしまったとか、んで受け切れずに武蔵が斬られたのが明白なシーンとか)。ワンカットと言ってもそーいうのを最初からやり直すホドのやる気は無かった…て程度の気合の入れ方・覚悟なのかな、と。  最初に書いたとおり、通常の映画レベルの殺陣アクションが70分続く…という作品では毛頭ありません。個人的にはこれは最早、坂口拓主演による「山の石松百人斬り」という感じかと思います。明らかに「斬られ」に走り込んでくる敵を続けざまに斬り倒してご満悦なシーンなんて、正にそんな感じでしたですね。。  ※冒頭、実家の近所の二岡神社がロケ地だったので1点足しておきます。別にあそこがロケ地の映画は他に幾らもありますケド。
[DVD(邦画)] 3点(2021-04-21 00:43:05)(良:1票)
53.  クライモリ デッド・リターン 《ネタバレ》 
まあまあの前2作に比べ、一気にポンコツホラーと化した。いい加減なシナリオ、安っぽいショックシーン、延々続く登場人物たちのどうでもいいゴタゴタと、見飽きた凡作感に満ちている。
[DVD(字幕)] 3点(2019-11-30 01:17:17)
54.  クライシス2050 《ネタバレ》 
もし、映画の面白さ・見どころの有無の具合を数値化できたとして、ソレを製作費で割った値でランキングをつくったなら、洒落や冗談ではなくマジで、ワリとブッ千切りで今作が史上ワーストだ…という気がしますですね。今回、似てると噂の『さよならジュピター』と(念には念を入れて)見比べてみましたが、今作に比べればアレなんて(アレさえも)甚だ可愛いモンだとすら思いましたよ(まあ、アッチは「詰め込み過ぎ」ですが、コッチは「それすら無い」という系統ですケドね)。私だってこーいう映画もそこそこ観てきてる…て自負も在りますケド、確かに本作は個人的にも超・ド級ではありました(流石、今どきDVD化もされてないダケはあります)。  正直、どこがどう駄目なのかを事細かにレビューに書いてやるつもりで息巻いて観てたのですが、観終わる頃には息も絶え絶え・精根尽き果ててソレどころではない感じです。一点だけ言いたいコトが残ってるとしたら、コレもマジで今作のドコに製作費が70億も掛かったのか、てコトですね。例え主演がチャールトン・ヘストンで、その他キャスト・スタッフもハリウッドの本物で、音楽なんてモーリス・ジャールで、あとはなんかのメカデザインをシド・ミードが担当してた、としても、コレに(=このクオリティに)そんなに大金を要した…とゆーのは俄かには信じ難いのですよ(VHSの画質なので細かいトコロのつくり込みが伝わらなかった…という可能性はあるにしても)。大きな声では言えねーですが、ちょっと犯罪の臭いすらする気がしますですね(ぼったくり or 横領・背任の類い)。
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