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1.  空中庭園 《ネタバレ》 
そもそも、「隠し事を作らない」などという「ルール」がある時点で、そんな人工的な息苦しい家族は崩壊して当たり前なのだから、実際にあれこれ破綻が起こったとしても、別にドラマになっているわけではない。●ただそんな中でも、大楠道代の存在感はやはり偉大であって、ラブホテルに乗り込んでくる一幕だけで、それまでの作為的な進行を一気に塗り替えている。誕生会のくだりに至っては、一人で全員の芝居を支えている。この誕生会の部分、家庭教師が単に泥酔して退場したり、セフレからの携帯着信の件を何事もなく処理したりと、かなりもったいなかったなあ。もっと続けてもよかったと思うけど。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-06-30 00:17:32)
2.  クオ・ヴァディス(2001)<TVM> 《ネタバレ》 
全6回のテレビドラマなのですが、51年の映画版と比較しても、実はこれって連ドラ向けなのではと分かりました。1回ごとに小テーマみたいなものがあって、それぞれにクライマックスと結果が用意されている。よって、順を追って自然と筋が理解できますし、無理なくついて行けます。また、エキストラや美術や衣装も、テレビ用とは思えないくらいきちんとしていますし、キリスト教徒迫害のくだりの粘着質ぶりは映画版以上かも。一方、リギアは美人は美人なのですが、何となく「現代風美人」に見えてしまうのが気になりました。この点では、映画版のデボラ・カーはやはり偉大でした。
[DVD(字幕)] 6点(2024-06-02 01:05:49)
3.  牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(236分版)
とにかく長い。そして平坦。大体、4時間もあるのに、作中で時期の経過を示す要素がほとんどありません。つまり、同じようなことを延々と繰り返しているだけです。よって、主人公その他登場人物が、何か鬱屈してそうとか問題抱えてそうとかいう雰囲気は分かりますが、それに説得力がありません。まあ、これだけのものを実際に作ってしまった熱量のようなものは存分に感じられますので、評価はそこに対して。
[CS・衛星(字幕)] 4点(2024-01-10 02:43:43)
4.  クライ・マッチョ 《ネタバレ》 
老人と訳あり少年のロード・ムービーなんて、イーストウッドにしては何ともありがち設定な・・・と思っていたのですが、そのありがち設定の中で、しかも突飛な展開で驚かせたりせずに、淡々と安定したドラマを紡いでいく技は、やはりイーストウッドなのです。不穏な気配を察知したら、愁嘆場なくして即出発、なんてあたりも、独特の跳躍力を感じさせます。カフェの女主人と都合良く都合の良い展開になってしまうのも、イーストウッド印健在です。●しかしこの作品で致命的にダメなのは、少年の彼の演技がどうしようもなく下手なこと。しかもそれが最初から最後まで一貫しています。さしたる役者キャリアもない人でも、それを引っ張り上げて見られるレベルにしていたのがこれまでのイーストウッド演出だったのですが、さすがにその神通力だけはなくなってしまったのかな・・・とも思います。よって、キーフレーズ的に何度も出てくる「マッチョ」も、シンボルとして機能しているとはいえず、ただ台詞で出てきているだけですね。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2023-10-24 00:13:40)
5.  グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~ 《ネタバレ》 
偽物の妻を伴って愛人巡りをする、という設定だけで実に魅力的なのに、いきなり前提をすっ飛ばしてその行動に入ってしまう導入部にがっかり。それなら設定のための設定というだけじゃん。また実際の愛人たちも、医者とか画家とかいう肩書で動いているだけであって、かつては主人公とどういう関係だったのかという背景が見えてきません。終盤入口のトリッキーなひっくり返しのインパクトはなかなかで、遺影を前にキャストが勢揃いするシーンは面白かったのですが、見どころはそこだけでした。しかも、その後の着地部分(記憶が復活して以降)は、逆に作品の中で一番陳腐なくだりになってしまってるし。結局、それまでとは全然別の話になってしまってるよ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2023-08-25 01:14:06)
6.  グッド・タイム 《ネタバレ》 
兄弟が強盗に入って、弟だけ逮捕されるんだけど、さてそれから兄はどうする・・・という出だし。一応、筋立てやネタはいろいろ考えられていて、類型に陥ってはいません。また、主演の彼も、適度にヒリヒリしているというか、もっというと若干サイコパス的な主人公の人格を、なかなか上手く表現しています(そして、随所で口先だけで乗り切ってしまうのが笑えます)。ただ、ひねりはきちんとあるのですが、その分、結局肝心の弟はどこ行っちゃったんだという気がしないでもありません。また、途中で出てくる女の子は、もう少し絡ませられたはずなのに、今ひとつ絡みきれなかった感じです。全体が推定24時間以内のお話というこだわりは、ポイントが高いんですけどね。
[DVD(字幕)] 5点(2023-08-01 01:17:59)
7.  クラーケンフィールド/HAKAISHIN <TVM> 《ネタバレ》 
サメやシャチが襲ってくる映画は見たことがありますが、イカですよ、イカ。そもそも何をどうすれば怖くなるんだ、という課題から、制作者はまずスタートしないといけません。これはどれだけC級、いやもしかするとD級になるのか、と思いながら見始めたのですが、中盤までは案外悪くない。しかしそれは、ヒロインのお姉ちゃんと助手の女子大生?のお姉ちゃんの無意味なビキニ姿によるものであることが、後半にはよく分かりました。収束部分は完全にグダグダで、敵ボスは自分の部下がイカに食われているのをまったく気にしていない(というかそもそも把握してない)し、女子大生が食われているのもほとんどスルーされているし、はたして最後はどうやってやっつけるのか!という一番大事な場面も、何かパンパンしょぼく撃って終わり。というわけで、やっぱりこの点になってしまいました。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-12-10 23:22:44)
8.  クリントンの真実
クリントン大統領がいかに反対派からの攻撃を受け続けてきたか、という趣旨のドキュメンタリーです。その主題はなかなか興味深いのですが、肝心の構成が、ほとんどはいろんな人へのインタビューをただそのまま流しているだけで・・・。何がそこでの論点であってそれはどういう結果になったのかとか、出てくる人が言ってることに裏付けはあるのかとか、その辺まで目配りはしてほしいところでした。まあ、当時見ていた人からすれば、誰がどういう人でどういう立場なのかというようなことは、当然の前提として知っていたのかもしれませんが。
[DVD(字幕)] 4点(2022-08-20 00:11:01)
9.  CLASH クラッシュ(2009) 《ネタバレ》 
何か訳ありっぽいお姉ちゃんが、訳ありっぽい仲間を集めてミッションに挑む。のですが、あまり説明もないうちにそのうちの一部は退場しますし、チームは早々に空中分解みたいになるので、最初の設定は何だったんだという感じです。その後もああだこうだがつながってラストに至るのですが、ストーリーとしてさほど面白いわけではありません。ただし、アクションの切れはどの一つをとっても実に鋭く、その辺のハリウッド作品や香港作品よりはずっと上ですので、そこを見るだけでもそれなりに楽しめはします。
[DVD(字幕)] 4点(2022-08-15 20:20:26)
10.  クリープショー 《ネタバレ》 
ホラー作品というのは、ただ怖い生き物や不気味な現象だけをそのまんま出しても面白くなくて、ある程度理性に訴えたり、現実との関連性を示してくれたりしないと、怖くないのです。その意味から考えると、これは不合格です。作中に煽りが入れば入るほど、逆に怖くなくなっています。これはパルプ・フィクションですよという冒頭の設定も、別に機能していません。ただ、もしかするとタランティーノはこれを見ていて、「自分ならもっとセンス良くできるぜ」とか思ったのかも。
[CS・衛星(字幕)] 3点(2022-07-29 21:31:25)
11.  雲 息子への手紙
とりあえずこの監督が、様々な雲の映像を収めるとともに、息子に宛てた形でのメッセージを朗読していくという作品なのですが・・・雲の映像と言っても、それこそ単に雲を撮影しているだけで、何か際立った表現があるわけではない。超速回しと思われるダイナミックな動きが見られる部分は、それなりの迫力ですけどね。後半になるとネタ切れしたのか、雲というよりも煙とか湯気みたいなもの、さらには単なる風景映像みたいなものまで紛れ込んできます。また、息子へのメッセージなるものも、単なるポエムの域を脱していません。結果、ぼーっと眺める環境BGV以上のものではありませんでした。
[DVD(字幕)] 3点(2022-07-20 02:37:29)
12.  グレート・グローリー 大いなる勝利のために
1920年代のメキシコで起こった、時の政府によるキリスト教弾圧政策に対する反乱である「クリステロ」を描いた作品。こういうことがあったこと自体を知らなかったので、大いに勉強になりました。ただ、作品としては、いろいろ出てくる登場人物に個性がないのがどうにも難点。少年ホセの描写は丁寧ですが、逆に作品がホセに寄りかかった状態になっていると思う。何よりも、民衆の伝説であるはずのエンリケ将軍について、アンディ・ガルシアの存在感がないのはどういうことか。この人も、若い頃はとんがった存在感を全発散していたはずなのに、えらくおとなしくなってしまったものです。
[DVD(字幕)] 5点(2021-07-12 23:45:16)
13.  グリーンブック 《ネタバレ》 
よくまとまった作品だとは思いますが、逆にいうと優等生作品の枠に収まった作品でしかない。一つ一つのシーンから、「ほ~らこんなところにも自分たちは目配りができてるでしょ~」「一方に偏らないバランスとった描写してるでしょ~」という制作側の自慢(と計算)が随所で見えているのです。一方で、例えば「北部ではチヤホヤされて金も稼げるドクが、なぜわざわざ苦労が目に見える南部を目指すのか?」という最も重要な点は、同行者からの台詞でしか語られない。いや、説明はそれだけでいいんだけど、それがドクの行動に具現化されていないので、それぞれがばらばらに完結しているだけ。●トニー役には、やっぱりイタリア系俳優を当てるべきだったと思いますけど。作中でその点が再三言及されていることからすればなおさらです。アリは、気品と高貴性ある主人公を頑張って表現しようとはしていますが、まだ頑張りが見えるレベルであって、内面からそれがにじみ出てくるところまでは至っていない。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-03-28 23:54:58)
14.  クォ・ヴァディス(1951)
この頃の歴史大作って、セットと衣装にばっかり凝ってて肝心の中身は何もない、というのが多いのですが、何と意外に面白かった。●マーヴィン・ルロイ監督といえば「哀愁」や「心の旅路」を連想してしまいますが、この作品も思いっきりそっち寄りで、もはや史劇作品の皮を被ったメロドラマです。大体、最初のところで、「男が気になった女を何とかして落とそうとする」というだけのために1時間以上もかけています(笑)。そもそもロバート・テイラー自体、色恋(というかほとんど劣情に近い)に悩むロマンス中年にしか見えず、戦場をかいくぐってきた武闘派の軍人にはまったく見えません。●それにしてもデボラ・カー、どんな場面でも、正面のショットではしっかり照明が当たっている。何と美しいこと!
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-12 01:23:17)
15.  クリミナル 2人の記憶を持つ男
ケビン・コスナーの極悪人役というのは、これまであまりなかった役柄でいい感じ。また、主人公の(中の人の)奥さんもほどよい落ち着きとほどよい色気があります。と、ここまではよかったのですが、まず、ゲイリー・オールドマンが、金田一シリーズの加藤武並に間が抜けているのがいかん。いくらほかの人が頑張っても、彼が出るとそこだけコメディになってしまいます。それから、ビリーの記憶が戻るというのも、瞬速のフラッシュバックの積み重ねだけではなくて、もう少し何かいろいろなかったのかな。あと、ロシア関係のあれこれが結局不要だったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2020-06-16 00:18:57)
16.  グーグーだって猫である
導入部の時点で、陳腐な人物造形(というかそもそも造形されてない)、定まらない視点、演技になってないただの段取りアクション、安っぽい照明とカメラ、とダメ映画要素のオンパレードだったのですが、最後までそれは変わりませんでした。何がテーマだったのかもさっぱり不明です。ここまで無意味なものを撮っていて、制作者たちは途中で嫌気がささなかったのだろうか、と逆に不安になるくらいのレベルの低さでした。
[CS・衛星(邦画)] 1点(2020-03-03 00:48:19)
17.  クリーブランド監禁事件 少女たちの悲鳴<TVM> 《ネタバレ》 
実在の事件を対象とした作品らしく、終始落ち着いた丁寧な作り。序盤では数か月単位の経過をじっくりと描き、途中からはだんだんと加速していくというバランスのとり方もなかなか。またその中で、最初は常に拘束されているだけだったのが、いつの間にか途中で産まれた子まで交えて普通にやりとりをしているという変容も捉えられている。しかし、放映時間の関係か、全体に刈り込まれている感が漂っていて、ダイジェスト版的な雰囲気もないわけではないところがちょっと残念。
[DVD(字幕)] 6点(2019-10-03 00:48:46)
18.  グレンとグレンダ
内容的には、ただの思いつき撮影映像の羅列であって、そもそも映画と言っていいのかどうかも躊躇するところですが・・・ただ、53年という時点で女装嗜好と性転換の違いを明確に発信していた先鋭性とか、視点の三重構造という無駄に凝った構成の妙な説得力とかによって、最後の最後で強引に着地をまとめているのは若干好印象なので困る。
[DVD(字幕)] 3点(2019-07-29 01:46:13)
19.  グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 《ネタバレ》 
素材としてこの伝説の人物に挑んだ意気は良いんだけど、構築の部分がまったくついていっていないというか・・・ニコール・キッドマンもティム・ロスも、公国の大公や大公妃の威厳や気品を纏うにまでは至っておらず、これではその辺の貴族のカップルと変わりがない。描写の方も、途中からは完全にB級サスペンスのノリになってしまっていて、これはむしろモナコ公国に対して失礼なのではないだろうかと思ってしまう。素材の特殊性に助けられて、一応最後まで興味をつなぐ水準にはなっていますが・・・。その辺の停滞感に風穴を空けているのは、時空をねじ曲げんばかりに割り込んでくるヒッチの存在。彼が絡んで衝突を感じさせるシーンのみ、緊張感が漂っている。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-06-12 00:23:13)
20.  グランド・イリュージョン 《ネタバレ》 
この作品が良いのは、肝心のマジックのシーンを、4人を格好良く、そして台詞回しもコテコテで撮りきっていること。マジックというのは現象面を見て楽しめばよいので、タネがつまらんとか怒るものではないのですよ。中盤のジャックの格闘シーンも、マジシャンならではの技があったりして、なかなか。ところが、そこから重心が捜査側にシフトして、4人の出番が少なくなって、急に失速してしまいました。こういう作品の捜査側は、あくまでも狂言回しあるいは引き立て役でいいんで、メラニー・ロランなんか完全に余計ですよ。したがってもちろん、黒幕の正体がどうのこうのもまったくの蛇足。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2018-04-20 00:14:30)(良:1票)
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