1. クリムゾン・タイド
密閉された空間における一触即発の恐さと安全保障の脆弱さを巧みに描いた快作ですね。話が急展開するシーン、艦の指揮権移譲騒動などで、人間関係の「あや」が少々折り込み不足の感は有りますが・・・。指揮官と補佐役の意見が異なるのは、ある意味安全弁として正常な姿なのかも知れないなと考える一方、いよいよ究極の決断を迫られた時にどう対処するのか、対処できるのか。暗号文書の照合の場面に静かな緊迫感を覚え、なかなか印象的でした。それにしてもあの事件で、その後に指令部やら乗り組み隊員たちにはどういう処分が課されるのだろう・・・?去り行く艦長役のハックマンがずいぶん老けてしまっているのが少し寂しくもありました。 6点(2004-12-01 11:30:24) |
2. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
大阪の万博はホント人だらけで、なん~にもまともに観ることが出来なかったことを憶えている!(笑)迷子になりかけて半べそかいた記憶も・・・。長いことやってると劇場版ではこういうアプローチも出来るようになるのかな。確かに、これはしんちゃん世代向け(子供アニメ)ではなく、60年代生まれとかのパパママ向けの作品に相違ない・・・いや、結構いろいろ考えさせられてしまった。まぁ、小生ならずっと懐かしの80年代なんぞに居たい気もする・・・(笑) 6点(2003-11-08 03:58:18) |
3. 空軍大戦略
リチャード・コリヤーのノンフィクションノベルでも有名な「バトル・オブ・ブリテン」、英独航空決戦を史実にしたがって映画化した秀作。某国作の戦争モノにありがちな目を覆うような脚色が全くなされていないだけに、実に安心して鑑賞できる。諸々の考証もかなりしっかりとられていて見応えがある。そういった意味では作り手のスタンスと「こだわり」が良い形に具現化した作品だと言えよう。実機、とりわけスピットファイアが飛翔するシーンは素晴らしい。理屈にあらず、CGでは絶対に出せない味・リアリティが厳然と存在する。豪華なキャストの中で、大英帝国の命運を一身に背負った(?)ダウディング司令役のローレンス・オリヴィエが印象的だった。 7点(2003-10-24 01:38:10) |
4. グッドモーニング,ベトナム
結局何が言いたかったのか、今一わからない映画でした。こういう奴だって居たんだよって?だから、何だって言うのだろう。何が出来たと言うのだろう。先にもどなたか書いていたが、自己弁護或いは自己の正当化を図ろうとするような偽善的な匂いが鼻についてしまう。R・ウィリアムスの演技力は秀逸。 5点(2003-10-19 23:56:50) |
5. クレイマー、クレイマー
父と子の心の繋がり、その描写が一番印象に残っている。父親であるか母親であるか、また既婚か未婚かといったような観る側の立場の違いでもって、おそらく作品自体への評価や劇中のだれを支持するかなどといったことは変わってくると思う。私はやはり・・・。 7点(2003-10-19 18:05:15) |
6. クリフハンガー
確かに出だしはいいのだけれど、途中がタレる。ウダウダ引っ張りすぎだー。スタローンの超人ぶりは、まあ仕方ないとして、悪漢共があまりにも後先考えぬ愚挙にでるので笑えてしまう。とても締まった作品とは思えない。最後もなんだかなーって終り方でした。 6点(2003-10-19 17:55:46) |
7. クール・ランニング
幾ら身体能力がよかったからって?ゼロの状態から立ち上げしたチームにしては、どうも短期間のうちに突然上手く(強く)なっちゃった感じで、ちょっとどうなんかなー・・・と。まあ、スポーツ・コメディなんだからいいか。日本人好みの展開だし。最後は、フツーにほのぼのと終われるので良かったです。 5点(2003-07-12 20:01:55) |
8. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 終盤、馬上のサムライが撃たれた直後、あやうく涙目となってしまうところであった・・・。クレヨンしんちゃんごときで・・・ 正直、やられたって感じ。 6点(2003-06-04 15:27:31) |