1. 蜘蛛巣城
マクベスをよくここまで消化したよなあ。中学のとき(黒澤の連続リバイバルの時期がありました)、すごく面白かったんだけど、この間TVで観たら、最後までお付き合いできなかった。ううむ・・。黒澤映画の舞台劇っぽい演技(天国と地獄なんかでもそうだけど)わざとらしく、最近は感じてしまう。評でも何でもなく正直な感想。 6点(2002-09-29 10:51:50) |
2. クリムゾン・リバー
これは、完全にシナリオ構成上の間違い。最後双子だというオチにするなら、少なくとも刑事の一方(当然、ジャン・レノ側でしょうが)が、その事実を疑っている。という設定が必要です。ラストへ行く前に2回は伏線を張るべきです。シナリオ・チェックする機能が、フランス映画にはなくなってしまったのだろうか? 5点(2002-08-06 09:23:47)(良:1票) |
3. グレートレース
のんびりと楽しめる娯楽作品。芸達者のたちの中でも脇のピーター・フォークが光る演技。Nウッドの繊細な美貌にプラス1点。 8点(2002-05-03 19:25:56) |
4. グラン・プリ(1966)
テアトル東京のシネラマで観ないと駄目よ。うち36インチだけど、セコ。この映画に出ていたレーサー、後ほとんどレースで死んだ。車が丈夫になった今と違って昔のレースは本当命がけだったんですね。 8点(2001-11-07 14:48:26) |
5. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
才能に対するアメリカ人の対応がよく分る。悪平等になれた日本人たる私が観ると、何となく居心地が悪い。詳しく書くと文明評になってしまうから避けるが、とにかく和洋の思想の違いがよくわかった。 6点(2001-11-01 15:26:48) |
6. 蜘蛛女(1993)
イマジンさんの評にもうなずきますが、これはキャラクターの面白さを楽しむ作品だと、思います。特にレナ・オリン。「心のままに」の知的な彼女も好きですが、この作品での強烈な個性には頭がくらくらしました。これを書いていて、ふと池波正太郎の作品を思い出す。構造的にどうということないんですが、この作品のように登場人物で読んでしまう。ゲーリーの役なんかは「人間はいいことをしながら悪い事をし、悪いことをしながらいいことをする」という名セリフにピッタリでしょう。レナ風悪女も出てきますしねえ。ううん、脱線しましたが。レナが時代劇に出たら役名は「おリン」でしょうか。われながらくだらん。 7点(2001-10-29 16:34:40) |
7. クイック&デッド
サム・ライミは,マカロニ・ファンなんでしょうね。ラッセル・クロウではなくフランコ・ネロ、 ジーン・ハックマンでなくリー・バン・クリーフ、シャロン・ストーンの役は、確か当時ヨーロッパにいたはずのジェーン・フォンダあたりで、中学生の俺に観せてやりたかった。 6点(2001-07-22 17:13:24) |
8. 雲の中で散歩
米国行きの飛行機〔HISで購入した格安のKL)の中で観た。字幕なしでも理解できる単純なストーリが言い。そうなると分っていても,後味のいい結末もよい。好きな作品。 7点(2001-07-22 17:02:13) |
9. グリーン・デスティニー
グリーン・ディスティニという剣に何の意味づけもない。もうそれだけで、駄作と言い切っていいでしょう。日本の時代劇なら,その辺にもう少しこだわる。中国では宝剣と言う概念が在っても,名刀という概念はないのでは?剣は武士の魂という日本人から見ると,噴飯ものです。いや,そういう問題ではなく、ただ話の作り方が下手なだけか。 2点(2001-07-21 17:48:34) |