1. グラディエーター
もう、隅々まで好き。冒頭の戦闘シーンからローマ軍の強さや、マキシマスの指揮官ぶりが良く描かれてるし、剣闘士になってからの戦いもそれぞれ趣向が違う物を見せてくれてうれしい。CGによる当時のコロセウムの姿の再現も歴史好きにはたまらない映像。そしてなによりもラッセル・クロウが素晴らしい。惚れました。正体を明かすシーンのセリフも下手するとクサくなりそうだけど、決めた!肉体的な逞しさだけでなく、哀しさや優しさまで完璧なまでに表現した彼の演技があったから、より説得力がある物語になったと思う。ホアキン・フェニックスの皇帝も単なる悪役ではなく、父に愛されなかったために歪んでしまった人間の悲しさを感じさせる好演。ジュード・ローと競って役を獲っただけあります。リチャード・ハリス、オリバー・リード、久々に見たデビット・ヘミングスらもいい味出してます。ラストは涙が止まらなかったけど、家族の元へやっと帰れたんですよね。リドリー・スコットに監督賞、ハンス・ジマーに作曲賞あげたかったですね。 10点(2003-10-30 17:21:55) |