1. グレン・ミラー物語
まだベータのビデオテープがあった頃、仲が良かった女の子の誕生日のプレゼントにリクエストされたのがこの映画のビデオ。彼女は「母がこの映画を大好きで、子供の頃、母からもらった『茶色の小瓶』の入ったテープを繰り返し聴いていたから」という。ふうん、と思って、レコード屋を回って、ベータ版の「グレン・ミラー物語」をプレゼントに贈った。世の中からベータビデオが消えてから、ふとレンタル屋でこの作品を見かけて借りてみました。彼女のお母さんはこの映画を見ながら何度も涙ぐんでいたそうだけど、私も涙が出てきました。古き良きアメリカの父と母。この映画が好きだった彼女も映画の中のジューン・アリソンのような優しい母親になっているでしょう。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-22 16:21:22)(良:1票) |
2. グッド・ガール
《ネタバレ》 出てる俳優がそれなりに豪華な割にすっきりしない後味が残る映画。何だか暗いんだよなあ…。ジェニファー・アニストンは脚本選ぶのがヘタなのかな。旦那の友達に脅されて体を許す場面なんて必要なのかな。アニストン本人も音声解説で「痛々しくて見ていられない」って言ってるし。普通のロマンチックコメディーにも出てほしい。個人的にはメグ・ライアンに匹敵するロマコメ女優の素質があると思うんですが…。 [DVD(字幕)] 5点(2005-04-05 21:23:54) |
3. グラン・マスクの男
実在のフライ・トルメンタの話を新聞か何かで読んでしまい、そっちで先に感動してしまったので、映画はその追体験みたいな感じだった。でも、実話のイメージに近いほのぼのとした作品だった。「暴風神父」なんて、グッと来るリングネームですよね。ホントに優しくて強そうだ。ジャン・レノのファンを呼び込もうとしたのか、邦題は「グラン・ブルー」に引っかけたんだろうけど、ちょっとイメージ違いますよね。 7点(2004-10-29 01:56:42) |
4. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 前半はコメディ仕立てだけど、私は何故か途中から涙腺をやられた。国家の再統一という「国家的事件」と大黒柱の母親の闘病という「家族的事件」の2つの軸を重ね合わせ、時代にほんろうされた家族が再生する姿が描けていると思う。母親とララが後半、アレックスのいない病室で喧嘩していたように、ラストでは母親は嘘を知らされていたはず。しかし、死期を迎えた母親に見せた最後の嘘のニュースは、少年の頃のアレックスのヒーローだった元宇宙飛行士が臨時の国家元首に扮して、統一された新ドイツの姿を語る姿。それは西ドイツがいつか失って、東ドイツがたどり着くことに失敗したような現実にはない理想の国の姿。アレックスに優しい視線を向けながら母親が語る「すばらしいわ」の言葉は、国家再統一という歴史の荒波の中で、人々が失ってはならないものに気付いたアレックスの成長に向けられたもののように思える。新しい国の誕生を祝う花火を見ながら、万感の思いを胸に母親は静かに旅立っていく。父親の所在をめぐる嘘を告白し、アレックスたち家族の優しい嘘を受け入れた母親はすべてに安心しきったような穏やかな表情だ。おかしくて笑い、しかし、同時に涙が出る、そんな不思議な映画だった。余談ですが、ララ役の女優さん、可憐でかわいいですねえ。 9点(2004-10-11 03:19:35)(良:1票) |
5. クロスロード(1986)
音楽を過去にやっていた、もしくは今やっているという人は見て損はないんじゃないでしょうか。私はスティーヴ・ヴァイが有名になる前に見て、有名になってからまた見ましたけど、やっぱり「悪魔のギタリスト」の役がぴったり! ライ・クーダーのBGMといい、ラストのギター合戦? といい、非常に音楽好きの心をくすぐるものがあります。 8点(2004-01-02 23:20:21) |