1. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 久々に骨太の群像劇を見た。差別、攻撃性をテーマにした映画かと思いきや、中盤の車の”クラッシュ”から別のテーマも加わった。単純な映画ではなかったのね。人物描写は秀逸で、一人一人の陰と陽両方が描き出されているため、立体感すら感じられた。最初に悲劇的に描かれていたクラッシュも、ラストシーンではどこかユーモラスな描かれ方になっており、弟の言葉にあったような”人間って面白い”ことを深いレベルで描いた作品のようだった。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-31 21:57:54) |