1. グスコーブドリの伝記(2012)
キャラクターは愛らしくて良かったけど、話がイマイチ。 序盤は飢饉とか深刻な展開だったけど、話が進むにつれてファンタジー色が強まり、現実味が無くなってしまった。 感動的な結末だったのかも知れないけど、心には響かなかった。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-07-11 21:32:35) |
2. 黒い箱のアリス
《ネタバレ》 情報量が少なく、謎の多い作品。 静かにゆっくりとした演出によって作品に引き込まれる。 どういうことなのか知りたくて、集中して見てしまいました。 とは言うものの、最終的なストーリー全体としてはシンプルで驚くほどのことはなかった。 作品のジャンルは最近流行のループ物ではあるけど、設定が斬新で面白かった。 過去に戻ると自分が2人いる状態になるので、姿を隠して何かするか、対面して説得するか、過去の自分を殺して入れ替わることになる。 真相を知って過去に戻ってやり直すのがループ物の定番ではあるけど、アリスや父親は真相を完全には把握せず過去に戻ってしまうので、無益な殺生を繰り返すことになってしまう。 真相がわかってしまえば誰も殺す必要なんて無かったことが理解できる。 事故の前に戻って車の鍵を捨ててしまえば問題は解決ということなのだろう。 でも、ひとつ重大な問題が残る。 過去に戻ったアリスはどうなってしまうのだろうか? その時間軸には事故前のアリスがいるわけだし、姿を隠したまま生きていくのだろうか? 元の時間に残った父親も殺人事件の後始末をすることになるわけで、それはそれで地獄に思える。 車の鍵を捨てた時間軸のアリスたちだけがハッピーエンドで、他のすべての時間軸のアリスたちはバッドエンドになってしまうね。 見終わった後にそんなことをいろいろと考えてしまう興味深い作品だったように思います。 [インターネット(字幕)] 8点(2023-07-12 13:28:02) |
3. 九月の恋と出会うまで
《ネタバレ》 タイムパラドックスを回避する物語なのに結局タイムパラドックスが生じてしまってる。 1年後に時空が繋がって会話できるようになることをどう知り得たのか? シラノが1年後と言ったから志織は1年後と知り、その志織から1年後と教えて貰ったので平野も知る。 これは鶏が先か、卵が先かというタイムパラドックスの典型例。 1年後という情報源がループしてしまっている。 この矛盾を論理的に解消する方法を思い付いてたなら説得力が増したように思う。 ラブストーリーとして見るなら良い雰囲気だったので、その辺りの矛盾が放置されてたのが残念でした。 [インターネット(邦画)] 5点(2023-02-22 18:28:03) |
4. グリーン・ホーネット
ヒーロー物としてはキャラが弱い。 見た目も地味だし、性格的にも魅力がない。 悪事を暴いて正義を貫こうとしたのは良かったけど、殺しちゃうのはどうかと思うよ。 [インターネット(吹替)] 5点(2023-01-24 16:46:13) |
5. 砕け散るところを見せてあげる
《ネタバレ》 序盤はシリアスなのかコメディなのかよくわからなくて戸惑った。 中盤はラブコメのような展開で微笑ましかったけど、終盤がシリアス過ぎて心が痛い。 最終的にふたりは結ばれたのでハッピーエンドなんだろうけど、再会してからの幸せな時間をもう少し描いて欲しかったな。 ヒーローの魂が受け継がれていくというメッセージは心に響いたけど、3人で幸せに暮らしてく結末じゃなかったのは切ない。 現実では虐待されて育つと自分の子供にも虐待してしまうらしいけど、虐待の連鎖が断ち切られていたのは救いがあった。 [インターネット(邦画)] 8点(2022-12-09 13:30:15) |
6. クロニクル
《ネタバレ》 超能力を手に入れた若者たちの悪ふざけを延々と見せられる動画。 演出意図は理解できるけど、手持ちカメラの映像をずっと見てるのは気分が悪くなる。 驚くような展開もなく、行動がエスカレートして悲惨な結末を迎えるというだけ。 [インターネット(吹替)] 4点(2022-10-14 05:32:32) |
7. グレッグのダメ日記
中学時代の淡い恋心みたいな話なのかと思ったら、もっと大切なことを教えてくれる作品だった。 子供向けの海外ドラマでよくあるパターンの登場人物ばかりで安定感があった。 見栄っ張りの主人公、いたずら好きのお兄ちゃん、言うこと聞かない弟、口うるさいお母さん、変人のお父さん。 幼稚な親友や大人びた謎の少女とか魅力的な人たちに囲まれて幸せ感が漂っていた。 本人はそれを幸せとは感じていないようだけど、こんな恵まれた中学時代を過ごしたかったと思える。 ラストの展開は想像通りだったけど、やっぱり感動しちゃうね。 [インターネット(吹替)] 7点(2022-10-01 12:26:58) |
8. グリンチ(2018)
グリンチがいい奴そうというのが滲み出てたので、驚くほどのドラマ性は無かったかな。 クリスマスの準備をするフーの村がとても楽しそうで幸せな気分になれます。 心温まるクリスマスディナーには泣いてしまいました。 あと、マックスが有能で愛らしい。 なんだかコーヒーが飲みたくなる作品ですね。 [インターネット(字幕)] 7点(2021-06-09 17:14:21) |
9. くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ
絵本がそのまま動き出したようなタッチのアニメーション。 フランスの作品ということで、もっと哲学的な作品かと思ってたけど、意外とシンプルな内容でした。 昔の日本のアニメを思い出させるような懐かしい雰囲気です。 クマの描写は微妙だけど、ネズミたちの描写はとても可愛い。 特にセレスティーヌの話し方や仕草がとても愛らしくて癒されました。 クマとネズミの縮尺が間違ってるような気もするけど、細かいことは気にしないのがフランス流なのかな。 [インターネット(吹替)] 6点(2019-01-25 12:37:15) |
10. クレオパトラ(1963)
エリザベス・テイラーのファッションショーの合間にローマとエジプトが戦争してる感じの作品。 1963年の作品とは思えないくらい映像が綺麗だったことに驚いた。 クレオパトラの生涯を描いてるんだろうけど、エリザベス・テイラーの生涯を描いてるように思えてならない。 リチャード・バートンとくっついたり、離れたり、またくっついたりするのも史実通り。 あと、シーザーなのか、カエサルなのかはっきりさせて欲しい。 耳にはシーザーって聞こえてくるのに字幕はカエサルになってて、ややこしい。 バカみたいに長い作品だったけど、良いおっぱいだったので、損はしてないと思う。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-11-21 14:58:35) |
11. グレイテスト・ショーマン
舞台演出と映像技術の融合が素晴らしい。 今までに見たことないような素敵なショーに感動しました。 あと、ラストのオチが可愛くて良かった。 吹き替えで見たはずなのにほぼほぼ字幕だったような気もするけど、そういう作品なので仕方ないね。 ミュージカルは好きだけど、歌詞まで日本語というわけには行かないのかな。 こういった作品を邦画にも期待したいです。 [DVD(吹替)] 8点(2018-06-20 16:04:26) |
12. くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密
内容はゼロに等しい薄っぺらい作品だけど、フードアニマルが可愛い。 特にピクルスが好き。 [DVD(吹替)] 5点(2018-01-17 17:05:22) |
13. クライマー パタゴニアの彼方へ
これが本当のクレイジー・クライマーです。 どう考えても頭がおかしいけど、デビッドの人柄が魅力的なので応援したくなりました。 登山のルールとか、マナーはよくわからないけど、最初の登頂だけでも充分に感動的。 フリーで再度挑戦する必要があるのか疑問だったけど、映像を見て納得しました。 これは挑戦する価値のある偉業だったと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2018-01-09 14:24:55) |
14. 海月姫
内容的にはつまんないけど、いい役者を揃えているので、見られるレベルの映像にはなってると思う。 アホみたいなオタク設定を無しにして、ちょっと個性的な住人くらいにしておけば、感動的な話になってたかも。 この設定だと役者がどう頑張ってもコントにしかならない。 もちろん笑えるならコントとして成立するんだろうけど、笑えるネタは皆無だった。 見所は能年玲奈の尋常じゃない可愛らしさだけで、なんだかよくわからない理由で活躍の場が奪われてるのが勿体無い。 あと、どうでもいいことだけど、直射日光の当たる場所に水槽を置くのは如何なものか。 [DVD(邦画)] 4点(2016-08-19 18:46:18)(良:1票) |
15. くちびるに歌を
《ネタバレ》 ガッキー目当てで見始めた自分が恥ずかしくなるくらいピュアな青春物語でした。 登場人物のそれぞれが悩みを抱えていて、それが都合良くどんどん解決していくご都合主義作品なのに親父だけは更生せずクズのままというのがリアル過ぎて心が痛む。 ガッキーを引き立てる為に生徒側キャストに美少女が見当たらず、合唱部でいちばん可愛いのは桑原くんという構成が斬新。 これがなんとも切ない演技をするもんだから、生徒側の主人公はほぼ桑原くんでした。 桑原兄の件は宿題の作文で泣かされて一件落着と思ってたので、ラストでもう1回絡んでくるとは思いも寄らず油断してました。 コンクールのアンジェラーキでは泣けなかったけど、ラストの合唱で泣かされました。 あと、出番が少ない割に美味しいところを全部持って行ってしまった石田ひかりもやたら可愛かった。 [DVD(邦画)] 8点(2016-03-13 15:57:17)(良:1票) |
16. クライング・ゲーム
《ネタバレ》 想像してたのと全然違う内容だったので驚いたけど、良い方に予想が裏切られたので得した気分です。 前半と後半で別作品のように雰囲気が変わってしまうけど、どちらも心が痛む切ない物語でした。 前半の友情物語はラストが想像出来てしまうだけに悲しくて仕方ありませんでした。 唯一の救いは自ら引き金を引かなかったことくらいで、結果的には悲劇でしかなかったですね。 後半のラブストーリーも捻りがあって、複雑な心境でした。 偏見というわけではないけど、男が好きな人、女が好きな人、どっちでも好きになれる人、それぞれの性というものがあるので、2人が恋愛感情で結ばれることはないような気がした。 それでも、良い関係を築くことが出来たようなので、ハッピーエンドと思うことにします。 [DVD(字幕)] 8点(2016-01-14 13:34:51) |
17. クロエ・グレース・モレッツ ジャックと天空の巨人
想像してたのと全然違うのが始まったので驚いた。 童話のパロディ作品という感じなんだろうけど、全然笑えない。 映像はチープだし、話もつまんない。 クロエが可愛かったことだけが、唯一の救いです。 [DVD(字幕)] 4点(2016-01-11 12:18:11) |
18. 靴職人と魔法のミシン
《ネタバレ》 僕の中の倫理観が邪魔して、素直に楽しめなかった。 悪いことに使うにしても、人が死なない程度の悪事なら許せたのかも知れないけど、どうも引っ掛かる。 天罰が下りそうな展開にちょっと期待したけど、最終的には丸く収まってハッピーエンドみたいな雰囲気。 でも、それで本当にいいんだろうか? まあ、本人は自首しようとしたわけだから善人ではあるけど、裏で死体を処理して闇に葬った親父は悪人としか思えない。 [DVD(吹替)] 5点(2016-01-06 14:59:33) |
19. グレイテスト・ゲーム
序盤、主人公の性格がいまいち好きになれず微妙な印象だったけど、優秀なキャディーが付いた途端、急に面白くなった。 紳士のスポーツと言われるゴルフへの皮肉とか、当時の階級社会に対する風刺とか、家族愛や恋愛に友情物語まで盛り込んでたけど、それぞれに上手く描かれていてバランスが良かった。 大会が始まってからはテンポが良くて面白かったし、終盤は緊張感のある痺れる展開に興奮させられましたよ。 あまり好きになれなかった主人公のこともいつの間にか好きになってたし、とても感動的でいい作品だと思います。 あと、ゴルフのルールが今とはちょっと違っていて斬新でした。 [DVD(吹替)] 8点(2014-11-03 18:30:12)(良:1票) |
20. グッモーエビアン!
《ネタバレ》 とりあえず無事カエルで笑った。 そのままコメディ路線で押し切ってくれても全然良かったんだけど、物語は少し路線転換して家族の葛藤みたいな話になってく。 僕もどちらかと言うとヤグタイプの駄目人間なので、ちょっと心が痛みました。 中盤から終盤に掛けては涙腺の決壊を防ぐのに必死で、ちょろちょろ漏れる程度でなんとか踏ん張ってたんだけど、ラストのライブで崩壊してしまいました。 メインの大泉洋&麻生久美子が強烈なキャラで、脇にも能年玲奈とか土屋アンナとか個性的な役者を揃えて、なんだか三吉彩花が埋没しちゃうんじゃないかと心配したけど、どの組み合わせのシーンでも食われることなく頑張ってたので感心しましたよ。 冒頭で重要な伏線みたいにスカート丈のことを前振りしてたので、がっつり短くするのかと期待してたけど、意外と普通の短さだったことだけがちょっと残念でした。 [DVD(邦画)] 8点(2014-05-27 15:48:41) |