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1.  クラッシュ(2004)
これは難しい映画。黒人、白人、南米系、アラブ系、東洋人といったあらゆる人種がいて、またその中で、救われる者や救われない者がいて、それでそれら皆が一色淡になって絡み合っているアメリカという社会。そして、その全ての一人一人の人生に、何らかの価値をこの映画は与えている。海に囲まれた島国に住む我々日本人には、とても難しい映画だ。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-13 00:47:06)
2.  グラン・トリノ
普通、映画館で映画を観ると、最後のエンディングテーマやクレジットが流れ出したら、お客さんはソロソロと帰り始めるものだけど、この映画、流されるエンドクレジットの大部分が終わっても、満杯のお客さんは誰一人として席を立っていなかった。何十年も映画を観てるがこんなん初めて。もともとイーストウッドの映画は、本当の意味での「先進性」などとは関係のない映画なんだけども、でも観客をその気にさせるのがすごくウマイ!
[映画館(邦画)] 8点(2009-05-28 23:40:43)(良:1票)
3.  グラン・プリ(1966)
すごく「映画の力強さ」を感じる。そういう時代だったんだろうなー。特に音楽がスゴク肯定的で力強い。それと、この映画の素晴らしいところはちゃんと「レース」を主人公にしているところ。当時のFIマシン、エンジン音、サスペンションの動く様、タイヤ、空気ドラッグを利用して追い抜くところ(←何て言ったか忘れた、笑)といった自動車レースでの重要なところをキッチリ描いている。そうですか、マックイーンっていう可能性もあったんですね。でもブルーフラッグ振られてもなお後ろの車をブロックするのがマックイーン、っていうのはマズかったのかもしれませんね。これはアメリカ映画だけど1966年当時はアメリカでもヨーロッパ産のF1が「イチバン」だったのかな。マリオ・アンドレッティーもこの後の世代だろうからね。この映画に日本のメーカーが出てくるのは当然当時のホンダの参戦があったからだろう。そう考えたらホンダのF1の歴史ってとても長いんだ。だから現在のホンダはもっと堂々とF1をやってもらいたい。もし本田宗一郎さんが今いたら、「BARホンダ」じゃなくて「ホンダ」でやってると思うよ。
7点(2005-01-27 03:02:40)
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