1. クロムウェル
《ネタバレ》 清教徒革命の複雑に対立が絡み合う状況を細かく説明することなく、リチャード・ハリスとアレック・ギネスの演技力で一気に押し切った感じです。国王処刑という衝撃的な題材でしたが、チャールズ1世の誇り高さと悲哀をアレック・ギネスが見事に演じていて惹きこまれました。 [インターネット(字幕)] 7点(2024-06-08 23:23:37) |
2. 苦役列車
《ネタバレ》 「北町貫太」を演じ、表現できるのは、結局西村賢太しかいないということが良くわかりました。また、山下敦弘の世界観と西村賢太の世界観は似ているようで相容れないことも良く分かりました。 [DVD(邦画)] 5点(2024-03-03 01:03:49) |
3. グレイテスト・ショーマン
《ネタバレ》 「本物ではない」「作り物だ」等々主人公に投げかけられる言葉が、そのまま、この作品へも投げかけられていますが、個人的には「本物でなくても、この映画を観て幸せな気持ちになった人がいるのであれば、それでいいじゃないか」と言いたいです。 世の中、いろいろな人がいる中で、それが例え共同体の中のマイノリティであっても、マジョリティに遠慮を強いられたり、迫害されるようなことがなく「This is me」と言える、そして受け入れられる社会を作り上げたい!という製作者の思いが伝わってきました。 [DVD(字幕)] 9点(2021-04-11 00:27:23) |
4. グリーンブック
《ネタバレ》 様々な違い・価値観を受け入れることの難しさはいつの時代も、どこの国でも変わらない。 ただ、そこを「そういうものだ」と放置するのでなく、変えていこうとする気持ちが大切なのだということを教えてくれる作品。 [DVD(吹替)] 8点(2019-12-31 12:00:44)(良:1票) |
5. クラウド アトラス
《ネタバレ》 壮大の物語のダイジェストとしては良くできています。ただ、この物語を描くには約3時間ではあまりに短すぎます。 まあ、トム・ハンクス演じるザックリーが語る物語を孫の目線で聞く感覚を映像化したということなのかもしれませんが。 [DVD(字幕)] 7点(2016-02-25 22:04:57) |
6. 雲のむこう、約束の場所
《ネタバレ》 北海道が分断された世界、そしてそこにそびえる謎の塔と設定は本当に素晴らしいのですが・・・・ なんというか、ヒューマンドラマな部分もSFの部分も中途半端なブツ切り進行で、説明不足なまま情緒だけ押し付けられる感じで正直消化不良でした。 [地上波(邦画)] 5点(2015-11-11 22:07:50) |
7. グッバイガール
《ネタバレ》 地味だけれども、観客を飽きさせない脚本そして役者たちの演技が光る良い映画 決して美男美女とは言えない、シングルマザーとちょっと変わり者の役者の恋愛を、魅力的なセリフのやりとりを交えて描いています。娘役のクィン・カミングスの演技も良かったです。 [地上波(吹替)] 7点(2015-10-14 23:25:11) |
8. クラシコ
《ネタバレ》 今や、Jリーグの理念の理想像ともいえる松本、そして長野の黎明期を描いた貴重なドキュメンタリーです。 いずれは、J1の舞台で繰り広げられるであろう信州の2チームの原点を記録した貴重な映像作品です。しかしまあ、バドゥ監督は日本で成功してもらいたかったとつくづく思わされました。 [インターネット(字幕)] 7点(2014-08-09 10:52:48) |
9. グリーン・フィッシュ
《ネタバレ》 「生きていくために・・・」そういう思いが伝わってくる作品 デビュー作から、イ・チャンドン監督の鋭い韓国社会への視点の鋭さを感じられる作品です。普通なら、主人公が車のフロントガラスに顔を押し当てるシーンで終わるところですが、そこで作品を終わらせずに、「その後」の姿をクライマックスに持ってくるところに監督の才能の片鱗を感じました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2014-06-14 01:06:10) |
10. グッドフェローズ
《ネタバレ》 ストーリー、キャスト、テンポ、音楽等々全てに惹きこまれました。マフィア映画ならまずこの作品!といえる作品 [地上波(吹替)] 10点(2014-05-31 11:19:53) |
11. クライマーズ・ハイ(2008)
《ネタバレ》 なんと言うか、サラリーマンをやっている者としては非常にテンションが上がる作品でしたね。やはり、仕事は意地とプライドで熱くこなしていかないと面白くないなと思いましたね。 まあ、そういう感じで夢中になって見てたのですが、最後の方は正直「え?これで終わり?」と思ってしまうようなあっさりとした終わり方でやや残念でした・・・・・。 ジャーナリストに一時憧れていた者としては非常に面白い作品でした。 [地上波(邦画)] 7点(2012-09-25 00:09:18) |
12. 狂った血の女
《ネタバレ》 なんというか、「勝てば官軍、負ければ賊軍」という言葉を思い起こさせる作品でしたね。本当に世の中の趨勢を読み取る力の重要性を感じさせてくれました。 ベネチア映画祭がムッソリーニによって国威発揚の手段として使われてた事実等当時のイタリアの状況も描かれていて非常に興味深かったです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-08 22:55:22) |
13. グローリー
《ネタバレ》 人間が人間として扱われない不条理への怒り・恐れ、そのことが当たり前のように常識として存在しており、南北戦争の原因の一つとなっていることへの驚き、そしてそんな状況の中で自らの人間としての尊厳を取り戻そうとする登場人物たちへの賞賛等々様々な感情が湧き上がって来た作品でした。 [DVD(吹替)] 8点(2011-08-18 01:30:01) |
14. くりいむレモン
《ネタバレ》 独特の空気感はまさに山下敦弘の世界。しかし、もともとがストーリーを見せる性質の作品ではないので、中味の薄さはどうにもなりませんでしたね。山本浩司を出したり工夫は見えるのですが・・・・。 まあ、どんな下卑た題材でもそれなりの作品に仕上げてしまう山下監督の実力だけが印象に残る作品でした。どうにも切ないラストシーンは見事でした。 [DVD(邦画)] 5点(2011-08-17 11:14:00) |
15. グッドモーニング・プレジデント
《ネタバレ》 「大統領も一人の人間」という視点から作られた可笑しくも暖かいコメディ映画でした。普段知る機会の少ない韓国政界の状況も垣間見ることができて興味深かったです(パロディですけど)。チャン・ジン監督の作品は本当に安心してみることが出来ます。 3つのストーリーとも面白かったですけど、日本が絡んでくるとちょっと「?」なシーンもありましたね。まあ韓国映画なんで仕方ないといえばそれまでですが。 [DVD(吹替)] 7点(2011-05-03 12:27:06) |
16. クロッシング(2008)
《ネタバレ》 物語としてよく出来ているかどうかは別として、北朝鮮の人々の暮らしぶりや脱北、そして収容所の様子が映し出されていて非常に興味深い作品でした。 日本の隣でこのような現実があることを多くの人に知ってもらいたいですね。 [DVD(吹替)] 8点(2011-04-27 23:44:42) |
17. クリスマス・キャロル(2001)
《ネタバレ》 シンプルではありますが、社会という共同体で生活している限り人間は一人で生きているのではなく、共同体を構成する他者との関わりあいの中で生かしてもらっているのだということを改めて教えてくれる物語だと思います。 自分の現在・過去・未来についていろいろと考えさせられますね。 ケイト・ウィンスレットの曲も良かったです。 [DVD(吹替)] 7点(2010-09-01 21:30:07)(良:1票) |
18. くたばれ!ユナイテッド -サッカー万歳!-
《ネタバレ》 マンガ「ジャイアントキリング」が好きな方にオススメしたいですね。 後にノッティンガム・フォレストを率い、UEFAチャンピオンズカップ2連覇を成し遂げたブライアン・クロフの個性的な姿を栄光の道を進む前の失敗談を通して描いています。 ユナイテッドといってもマンチェスターでは無くリーズユナイテッドなんですね。現在は破産して3部リーグに所属していますが70年代に黄金時代があったことを初めて知りました。 [DVD(字幕)] 7点(2010-05-05 10:51:39) |
19. 空気人形
《ネタバレ》 非常にシュールで哲学的でいろいろと考えさせられる作品でした。 この作品における「空気人形」とは、社会の中での自分の立ち位置、ポジションに埋もれながら惰性で生きている空っぽな現代人の象徴ではないでしょうか。そして心を持った「空気人形」は、われわれにそういった空虚な人生からの脱却を呼びかけているように感じました。心を持つことによって辛く哀しい状況に出くわすこともあるかもしれない、しかしながらそれこそが人生なのである・・・・・ しかしながら、この作品はキャスティングが完璧でしたね。ペ・ドゥナの不思議な魅力が「空気人形」役にズバリとはまっていました。しかしまあ、韓国のトップ女優がよくぞこの難しい役を引き受けてくれたなと思いますね。この役は演技力のある人でないと下品な感じになってしまうでしょうから。 岩松了のいつもながらの本当にしょうもないおっさん役も見事でした。そして、板尾創路のあのキャラはまさに日本映画の宝であるといっても過言ではないですね。 はっきり言って、万人受けする映画ではありません。嫌悪感を抱く方も少なくないと思いますが、観ておいて損はない作品です(ただ、デートとかにはちょっと・・・・・)。 [映画館(邦画)] 8点(2009-09-27 00:32:05)(良:1票) |
20. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 子供向けアニメと侮るなかれ。この合戦シーンの描写は中々リアルで見ごたえがありました。ストーリーも戦国時代の非情さを、ギャグを交えながら大人にも子供にも分かりやすく伝えるもので面白かったです。 [地上波(邦画)] 8点(2009-09-21 00:29:59) |