3. 靴に恋して
《ネタバレ》 しっかし、微妙な作品ですわこれ。でも、微妙な映画ほどなぜか私のレビューは長くなったりするのよねw 原題の「Piedras」は「石」という意味なんだそうですが・・・。「靴に恋して」なんやそれw 日本の配給会社もいい邦題つけますわ、確かに(笑) 最初から親子として登場したアニータとアデラは別として、他人のようなこの5人の人間関係がそれぞれうまいぐあいに絡み合っていくのですが、それほど難解なストーリーでもないし、少なくとも退屈ではなかったし、ラスト直前まで食いつきながら見てたんだけど、なんかレイレが(手紙だけど)ひとり語りつくすあのラストは・・・よくわからんまとめだった。邦題のキーワードの靴っていったいなんだったん?この靴がこの登場人物たちにもっと何か大きな役割を果たすのかなぁ、と勝手に思い込みながら見てたので、ちょっと拍子抜けしちゃった。終盤にさしかかり、「ラストこれどうなるんだろう?」と内心少し不安がよぎりましたが、予感は見事的中しました(笑) 途中までそれほど悪くはなかったのに、うまくまとまっていないラストが本当に残念な映画。私の2時間半を返して!と叫ぶほどひどい作品ではないんだけど。場面のひとつひとつはよかったと思う。やっぱスペインの風景は、なんだかんだで絵になりますわね。それと宙吊りにされたワンちゃん・・・・。たとえお芝居でも、短い時間でもあれはワンコがかわいそうです。 [地上波(邦画)] 5点(2007-08-15 14:58:22) |