1. クネクネ<OV>
《ネタバレ》 名前が最高だよクネクネ。一体何者なんだクネクネ。見てしまったら発狂するらしいクネクネ。その理不尽さがたまらないぜクネクネ。都市伝説の中でも一際よくわからない存在なだけに期待は膨らむ本作は…これクネクネなのか?いや、貞子クローンですよ! 本作の中身は因習村に迷い込んだ訳ありの家族が非業の死を遂げこの世を恨む幽霊に襲われるというもの。主役の女優さんがグラビアアイドルというという事でその筋の映画なんですが、そのためにクネクネの設定はかなりねじ曲げられてますね。クネクネだけに。 おかげでストーリーを盛り上げるために霊に見られたら体をねじらさて絶命後ゾンビ化するというおかしなものに。本作は体を捻らせる行為がクネクネと言いたけですがどちらかというとバキバキです。 他にも家族の行動もけっこうやっつけですぐに単独行動しだすのでなんとも言えませんね。突然川の水を飲み出す方が怖かったです。 本作は因習村にアイドル、そしてゾンビと欲張りな映画なのに肝心にして本作の最大の売りであるクネクネの設定だけが蔑ろにされてしまった勿体無い映画でした。 [インターネット(邦画)] 3点(2024-01-30 17:07:03) |
2. グレムリン
《ネタバレ》 生き物を飼う時は覚悟しろよ! そんな事を軽々しくペットを飼いたい人間には言いたくなるクリスマスな今日この頃。 犬や猫だって飼うのは嬉しい時もあるが大変な時だってある。それはこのキュートなモグアイだって一緒。 ルールを破れば即そのしっぺ返しが飛んでくる。もちろん話が通じない相手なんだから責任は飼い主にある。 まぁこの主人公はどちらかというと巻き込まれた上に、不運が重なり、悪いモグアイに上手くやられたおかげでとんでもない目に遭ってしまう。 そんなこんなで始まってしまうバックトゥザフューチャーと瓜二つな街で起るドタバタパニックは悪趣味な笑いを誘うパニックムービー。 とにかく至る所で楽しく暴れ回るグレムリンたちが面白いです。面倒くさすぎる輩が街を占領したって話ですよコレ! しかし死者が面白い事に出ちゃってるから大変だ。いけ好かないおばちゃんもいい感じに楽しく殺られるのがなんとも黒いし面白い。 そして始まる人間vsグレムリン軍団の死闘は人間側が容赦しない形で始まります。相手は人間じゃない上に可愛くないからぶっ殺してもヘーキヘーキ!人間側も刺したりミキサーにぶち込んだり、レンジに入れて爆破したりとやりたい放題。 エイリアンのリプリーよろしく主人公の母親がグレムリンたちと死闘を繰り広げるのが面白いです。というか繭といい、なんかエイリアンっぽいですよね。にしても最初からここまで温かな家族が主人公の映画というのも逆に珍しい。お母さんも旦那のポンコツ発明品を不満な顔一つせず使っているのが非常に好きです。 個人的に好きなのはやはりグレムリンたちの迷惑でノリノリなヤンキー集団のような盛りっぷり。 酒場や映画館でいい感じに楽しみまくっているのが笑えます。すげえ迷惑だけど。 あとグレムリンたちのダーツの的にされるという露骨に嫌ないじめを受けるギズモがブラックながら笑えました。 そんな訳で「人間は愚か!」というありがたいおじいちゃんのお言葉を頂き本編は面白いままに終わりました。 特撮と良いギズモのキュートさといい、ラストバトルの手に汗握る感じと良いなんだかんだで最後まで見所たっぷりに楽しめる一本でした満足です! [インターネット(吹替)] 7点(2021-12-25 22:51:04) |
3. グラディエーター
《ネタバレ》 リドリー・スコット作品という事すら知らなかったグラディエーター。まずローマ時代の話という所で一歩引いてしまうグラディエーター。でも見ると凄い面白かったぜグラディエーター。 序盤の蛮族の戦いも派手!とにかくスケールがデカい!ローマは凄い!でも皇帝絡みになると突然スケールがホームドラマちっくになっちゃうのはご愛嬌。 もちろん見所の決闘シーンは陰惨ながらも、こちらも当時のローマ人同様息を飲むバトルに興奮してしまいました。いやいや凄い。 見所はやはりマキシマスの強さ!強い!さすが現場の男!兵を従える将軍の鑑! にしても悪のコモドゥスのさみしんぼ孤独アピールがどこまでもウザい&キモい! 最後、彼との最後の決闘は卑怯な手を使うも負けてしまう。というか手負い無敵超人なら凡人でも勝てると思ってるのが甘過ぎますね。 そんなこんなで長尺を思わせぬテンポの良さと飽きない絵の連続で最後まで非常に楽しめる作品でした。素晴らしい。 [インターネット(吹替)] 7点(2021-05-23 18:21:22) |
4. グランド・ホテル
《ネタバレ》 人生いろんな人がいる。もうすぐ死ぬ病人、経営に困った社長、踊れないバレリーナ。そんな人々が交差する所、そこはグランドホテル 。 まぁ「グランドホテル形式」なんて映画のジャンルを作ってしまうくらいの1932年、古の名画。 どんなものかと見てみたが、もうこの時点でこれがトップと言わんばかりの完成度。個性が立ちまくってるキャラクター、交錯するストーリー、全く飽きのこないテンポ、たった三日間の出会いと別れの群像劇は2019年の男が見ても面白い。 それはやはり役者の上手い会話劇の技なのか、ジョン・バリモアとジョーン・クロフォードの駆け引きのようなデートの誘いに男ながらに「イカすぜ!ガイゲルン男爵!」と思ったり、打って変わってグレタ・ガルボに対してジョンが甘すぎる台詞を恥ずかしげも無く放つシーンに「これはイケメン紳士だから言える台詞!そこに痺れる!憧れる!」とジョン・バリモアの一挙手一投足に紳士っぷりに男ながらに痺れました。 そんでもって彼の泥棒だけれど根が優しいのがまた良いですね。まぁ、それでも上手くいかないのが気の毒でしたが。 もにちんジョーン・クロフォード演じるフリムフェンの美人っぷりもたまんない!羨ましいぞクリンゲラインてめぇ!!! "グランドホテル。人々が来ては、去っていく、まるで河の流れのように絶えることはない。" そして上記の台詞で締める医者が最終的にこの映画の狂言回しというオチもナイスでした。 ある者はこのホテルで生を謳歌し、またある者はこのホテルで真実の愛を見つける。 人生は人それぞれ、様々な人々の喜びと悲しみが入り混じる瞬間を短い間でしたが垣間見る事が出来ました。 本作は古いと思って見ないと損する素晴らしい人間賛歌の名画です。 あ、俺にもルイジアナフリップを! [DVD(吹替)] 7点(2019-06-21 21:12:20) |
5. グリーンブック
《ネタバレ》 狭い価値観が蔓延る世界で彼らの友情はなんと輝いている事だろう トニーであるヴィゴ・モーテンセンの演技も秀逸。やさぐれてはいるが人情と自分の価値観を持った生き方を演じきっており、ドグとの打ち解け方も非常に嘘が無いように見えます。それに彼が経験して行く上で偏見が取れて行く様も非常に丁寧に描かれておりそこも素晴らしいです。 ドクも特殊なマイノリティで悔しがりながらも差別に立ち向かう姿が非常に良かったですね。彼も彼で堅物だった所の角が取れて行く過程もとても良かった。 そして最後のバーでの演奏シーンは本当にこちらも気分が最高になりますね。まるでこちらまで救われた気分になります。 途中途中にあるギャグも非常に効いていてツラいシーンとのバランスも良かったですね。骨のあとにゴミを投げてドクが真顔になるシーンが最高です。それにオチの手紙が奥さんにバレていたのも良い締め方でした。 事件がありながらもテンポが良く最後まで楽しく見れました。名画ですね。 にしてもフライドチキンが凄い美味しそうで見てる間腹が減ってしょうがなかったです… [映画館(字幕)] 8点(2019-04-10 23:46:12)(良:1票) |
6. くもりときどきミートボール
《ネタバレ》 いや、腐るだろ! というツッコミは野暮って事を考えながらみないとついていけません。絵本原作のアニメなんだから。いやー子供的にはアイスが街一面にあったりしたらそりゃ嬉しいし、チーズバーガーが来たら嬉しいけど俺は胃もたれするよ…。まぁそれに個人的には食べ物が地面に転がるのはいくらアニメでもエグい暴力シーンを見るくらいちょっと見るに耐えない・・・ま、アニメアニメ! ビジュアルとしてはそこ以外は楽しい。とくに発明品や研究室のビジュアルはどれも面白いし、怒涛のように繰り出すギャグ、小ネタは結構シュール。そしてラスボスの食べ物の塊はおぞましく、いつのまにか主人に反旗を翻し食べ物軍団となるところはあっけにとられっぱなし。 そしてメインとなるのは親子の関係。正直お互いを素直に認められない父と子の物語ですが他が濃すぎてわかりにくくなってるような気がしました。勢いはあるのですがそれについていくのがやっとの映画でした。 [インターネット(吹替)] 6点(2018-08-24 22:17:35) |
7. 空海 KU-KAI 美しき王妃の謎
《ネタバレ》 超スケール黒猫映画でした。 黒猫が男達を蹴散らし!黒猫が愛すべき人の為に復讐の鬼となるっ!どうみてもCGだけど黒猫!黒猫は可愛い!いるだけで絵になる!黒猫! そんな本作のスケールは中国サイズ!セットもいちいちデカイし細かいし豪華!演出も外連味ギラギラ!空海…はまぁ狂言回しに徹して復讐の果てを追う人だったのね。主役はほとんど黒猫ちゃん。 お話も楊貴妃を主軸にさまざまな人の思いが錯綜するファンタジーなサスペンス。美しさも度を越すと不幸になるのだ。 そして吹替版は高橋一生や六角精児、イッセー尾形など配給気合が感じられる役者陣。だけれど主役の染谷将太の声当ては本人なのに吹替感があったり、ベテラン声優の山ちゃんは周りのせいかやたら浮いてたり所々違和感はある。けれども本作は吹替じゃないと上映時間が結構長くて集中力的に辛いものだっただろう。あと阿部は阿部と呼ばれていたのが個人的にツボで吹き出しそうになった。 しかし邦画では拝めないスケールのある世界とセット。極楽のような祭りに、黒猫アクションと見所たっぷりの猫映画でした。空海はあくまでオマケですよ。 [映画館(吹替)] 6点(2018-04-04 19:10:29) |
8. クローバーフィールド・パラドックス
《ネタバレ》 怪獣!デブ親父!そして次は宇宙だ! まぁこのシリーズは毎度手を替え品を替え、いろんなバリエーションの恐怖を見せてくれるという事はわかりました。そして今回は宇宙ステーションもの。エイリアンよろしくモンスターが出てくるかと思いきや、研究の影響で世界線が変わってしまったという、またぶっ飛んだ内容。 そこから起こる恐怖描写は不条理でシュール一直線。恐怖半分ギャグ半分の変なバランスがとても珍妙。目とか腕のくだりとかホントシュールすぎじゃないですか。ただこの不条理さがただ意味不明なものになってしまったのが残念。銃などのアイテムも無理やり出てきたようにも見えてしまいました。 地上パートも相変わらず「見せないけどいる」描写。うーん。 その後次々とクルーが死んでいくけど、やられ方が一部を除き派手さも新鮮さに欠けるのが残念でした。でも一瞬で氷漬けにされるシーンはカッコよかったです。 本作は恐さを求めると物足りないし、スリリングさを求めても納得いかない。ラストも予定通りな具合で残念な部分は多いです。 好きなシーンもチラホラあり(動く腕にペンを持たせるくだりとか最高)、劇場未公開でNetflixオンリーなのに力が入っていたりと、恐怖以外の驚きも多い作品だっただけに全体的に微妙な作りになってしまったのが残念でした。 にしても何故宇宙ステーションがクルーを襲うんだろう。 [インターネット(吹替)] 5点(2018-03-02 22:58:06) |
9. グレイテスト・ショーマン
《ネタバレ》 人類の祝祭 この類のミュージカルは一度成功させてから地の底まで落として再復帰する。先は読めてしまうがそれでイイと思わせるくらいド直球なミュージカル映画。初っ端からテンションを頂点へと持って行き、歌から歌へのテンポも良く、お話も歌の中にぶち込んでいるのでスピード感があり、そして挫折の所からの復帰が早いのも嬉しい。きっかけを作るための悪者はいても、基本的に主人公を囲む登場人物いい人ばかりで気持ちが良い。 そしてテーマも「家族大事!」はともかく、人種や障害、見た目などで孤独になっていた人々がショーを通して自信と誇りを得ていく過程が素晴らしい。彼らが中盤歌う戦いの歌は心に響く。新聞記者の「人類の祝祭」という表現も最高だ。 最後テントでショーをして行くというのも、なんだかわかっちゃう感じでしたがヒュージャックマンは良い相方を持ちましたね。 満足の一本です。 [映画館(字幕)] 7点(2018-02-24 11:39:24)(良:1票) |
10. KUBO/クボ 二本の弦の秘密
《ネタバレ》 これぞ和物ファンタジー! 動くは全て実写の人形。もうストップモーションとCGの差がわからない映像美。そして刀を持って大立ち回りする猿やクワガタの侍など時代性に囚われない自由な発想から作られた日本が舞台な海外のアニメは、今までありがちだったコレジャナイ感を一切感じさせない真面目で丁寧な作りの一本。 そして本質は家族愛に集約と泣けるところも外さない。素晴らしいです。 [映画館(吹替)] 7点(2018-01-13 01:28:08) |
11. 狂い咲きサンダーロード
《ネタバレ》 スーパーアウトロー!それが俺だ!俺を縛る全てをぶっ殺してやる! 一体なぜそこまでするのか、一体彼をそこまでさせる理由はなんなのか。 理由は語られないが主人公の一貫した反骨精神は凄まじい。もうリスクとかそういう事は一切考えていない。 その時その時を全身全霊を賭けて全力で生きている。その炎は仲間や手足を失おうと消える事は無い。 どこまでもどこまでも滾る力が彼を命を燃やし超高速で走らせるのだ…それがカッコいいかは置いといてその異常性はかなり極まっている。 研ぎすまされた暴力、麻薬、同性愛の右翼に銃を片手に持った警察に武器を売る小学生と煮詰まったカオスがチャンポンされ、 ラスト漆黒のバトルライダーが全員まとめて皆殺し、そして彼はブレーキを握らずに走り去る。 今見ると、なぜ主人公に武器の密売人達が協力したのかよくわからなかったり、暴力描写も今よりはマイルドだったりしますが、 強烈なネーミングや泉谷しげるの音楽など刹那的な感覚がつめ込められた凄い映画でした。 [DVD(邦画)] 7点(2017-08-02 09:44:53) |
12. クロニクル
《ネタバレ》 鬱屈した童貞に力を持たせるとヤバい 主人公アンドリューの境遇は最悪だ。悲しくて泣けてくるくらい最悪だ。 だけどある日最強の力を得て最高の友達を得た。しかしその最悪の中で育ってきた彼の心が変わるにはあまりにも急すぎて強すぎた。そして悲しみと怒りが臨界に達した彼の感情はあまりにも辛く苦しく悲しい。 POVジャンルながらも超能力でカメラを操り、空を飛んだり独特のアングルで撮ったりと同撮影方式の映画とは一戦を画する迫力だ。普通の映画だったら超能力といっても大したものには見えないのだが、撮影方式を変えるだけで新鮮に見えてしまうから驚きである。そして力と力がぶつかり合うラストのバトルはヒーロー映画に勝るとも劣らない大迫力だ。だがPOVによって巨大な力を持ってしてもどうしようもない現実感をコレでもかと見せつけてくれる。 そしてPOV独特の一瞬先すら読めない一体なにが起きるかわからないハラハラ感はダレること無く最後の最後まで続いて目が離せない。 重厚なドラマに新鮮な映像体験。これぞ映画と言える、悲しき若者達の悲劇でした。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2017-04-11 13:07:33)(良:1票) |
13. クーデター
《ネタバレ》 出た!クーデター!…って政治的な感じかと思いきや想像以上のヤバさがそこに合った。 言葉も通じない、文字もわからない、状況さえ掴めない。そんなよくわからないアジアの異国で追ってくる奴らは話なんて1ミリも聞く気も無い奴ら。外国人なら問答無用で殺しちゃう。 こっちにゃ妻も娘二人を連れて逃げなきゃいかんのだ。もうとにかく逃げても逃げても先が見えない逃げられない。 強くもないパパがとにかく知恵を凝らして敵を避けて行く逃亡劇は息が詰まりそうな出来映えです。 そんでもって本来頼りになりそうなピアース・ブロスナンさんの登場。やはり彼の存在感、安心感は溜まりません。だから死んだ時の絶望感もひとしお。 って、この人も毎度毎度役柄が殺しのプロみたいな役ばっかりですね。もうちょっと変わり種かと期待しましたがやっぱり彼に期待されているのは007のような役なんでしょうか。 スピード感ある逃亡劇もラスト、パパもママもとにかく顔が怖いです。子を全力で守る時人間はまさしく獣になりますね。最高です。 最初から最後まで嫌な予感と最悪な出来事が起こりそうな雰囲気たっぷりの最高にヒリヒリした作品でした。 [ブルーレイ(吹替)] 6点(2016-07-31 13:08:53) |
14. クール・ワールド(1992)
《ネタバレ》 実写とアニメの融合でセクシーなキャラクターも出ちゃって面白いんだけど、説明がサッパリ無いのでなんだか腑に落ちない。 なぜセックスすれば漫画キャラは人間になれるのか?そしてそれがなぜいけないのか?なぜ漫画世界で死んだら漫画キャラになるのか?結局「火炎電気」とはなんなのか?そもそも漫画家はなぜ世界を行き来出来るのか。疑問が次から次へやってきてその説明が無いために永遠と置いてけぼりを食らってしまった。 そのめちゃくちゃ感が良いと思えばいいのだろうけど、無理矢理すぎるご都合主義のような展開はやっぱり面白くない。 人間であるブラピ刑事も常にピリピリしていて面白みに欠けるし、漫画家さんはただただ巻き込まれて不憫である。 アニメのホリーはセクシーでとても良かったですが、全体的にはちょっと面白みには欠ける内容でした。 [DVD(字幕)] 4点(2016-06-27 02:28:56) |
15. クリフハンガー
《ネタバレ》 冬に見ると身も心も凍えるスペクタクル。 なにがどうなったらこんな映画が撮れるのか。そもそもどうやって撮ったのか。本当にスタローンがシャツ一枚で登ってるのか?信じられん。だけど映画マジックでもリアルでもコイツは凄すぎる。テレビでよく聞くテーマソングは本作だったんですね。 冒頭の悲劇のシーン、もうそこのオチは知ってたんだけど、それでもドキドキするし、見てるこちらもビビりまくり。続いて重武装強盗集団(山登りも万全!)との宝探しもスリル満点、連中の稀に見るアルティメットな下衆っぷりは憎たらしさ満点でたまりません。おかげで次々と山とスタローンの餌食になる姿は「ざまぁみやがれ!」と叫びたくなります。シーズンオフだ馬鹿野郎! 見所は鍾乳洞持ち上げ殺し。さすが山岳のプロだからなせる技!(?) 時間も忘れ、次々と変化していく展開に力強く引っ張られていく、スリル満点の作品でした。 叶うなら本作はとにかく大画面の映画館で見たかった…。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-03-16 05:37:58)(良:1票) |
16. グランド・ブダペスト・ホテル
《ネタバレ》 とてつもなく綺麗な構図と美術は当たり前、そんでもってのアカデミー賞。素晴らしいの一言につきます。 しかしこの作品を一言で感想を言ってしまうと「綺麗な三木聡映画」で収まる。いや、マジホント。 だってこの映画、構図も美術もアカデミー賞だけどなんてったってストーリーは「変」である。 変な連中、変な奴ら、変な男。そしてギャグなのかもわからないシュールなギャグ、下品なギャグ、汚いギャグ、エグいギャグが満載である。 笑えばいいのか、でも笑ったらアホと思われそうな数々。 …結局僕は戦争がどうだとか考える事も出来るかもしれないが、とにかくこの世界に浸れた事を心より嬉しく思えました。 楽しかったです。楽しめました。 [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-01-04 21:31:54)(良:1票) |
17. クラウド アトラス
《ネタバレ》 時代が異なる6つの世界が入り交じり展開する不思議な作品。 輪廻転生とでもいうのか、いくつもの時代で同じ顔の人間達の様々なドラマが見る事が出来る。 素晴らしいのはジャンルも時代も違う6つの作品をぶつ切りにしてとてもテンポ良く交わらせた事。これは編集の妙が光る脱帽のセンス。 そして時代時代を彩る美術。そして音楽。劇中曲「クラウドアトラス六重奏」は人間の喜びや空しさをそっと語りかけてくれるような素晴らしい曲だ。 全体通して見るとそこまで凄いという話はないのだが、その編集、その音楽、そして役者にひと時も目が離せない映画でした。 最後の答え合わせできっとあなたはビックリします。役者ってすげー! [映画館(字幕)] 7点(2015-11-12 01:14:11) |
18. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 新機軸一市民視点の怪獣超映画。 今まで神の目線で見ていたものから一転、まるで自分がその場にいるような臨場感が味わえるアトラクションのような作品だ。これでもかと日本怪獣映画のリスペクトを感じ、更に一般人視点の混乱した恐怖を味わうことができる。結局なにもわからないまま終わるけど、それも一般人の視点だからわからないのだ。まぁ重症なはずの連中が結構アクティブなのはご愛嬌。 [DVD(吹替)] 7点(2015-05-07 21:20:01) |