1. 紅の豚
観れば観るほど味が出る、するめのような映画。宮崎作品にはいちゃもん付けたがる私ですが、これは素直に良い作品。男は黙って・・・という高倉健ばりの豚の背中と指たてポーズにしびれます。歌もいいね。まあ早い話、宮崎監督は基本的には単純な頭の人だと思うので(失礼ですが、最近の二作品のテーマらしきものを考えるにつけそう思う)、こういう娯楽作品をどんどんと作ってほしい。自然とか、環境とか、マイノリティとか、性とか、そういうのはオブラートにくるんでいるこういう映画こそ(そのような問題はないとは言わない)、宮崎作品の真骨頂だと思いますが。 8点(2003-04-03 01:45:11) |