1. ゲット・アウト
《ネタバレ》 これは本当に面白かったです。 表向きは人種差別を扱った作品だなと思って観ておったわけです。 それは直接的な差別ではなく、表面的にうまく取り繕うとする白人の人たちのあの独特な感じとか、 そう言うのが描かれていて、なるほど、黒人の人たちはいつもこう言う感覚を味わってるんだなとか、 そう言うことが追体験できる。黒人の使用人を持っているから、やはり差別主義者の集まりなのかと思わせながら、 なんと黒人の身体能力に憧れを持つ結社の集いであったと言う、驚くべきひねりの効いた展開になっていく。 よくできたシナリオだと思います。印象深いシーンは多々あります。 最初に催眠術かけられるシーン。深い底に落ちていくあのシーンは、アート的ですらあったと思います。 それから、不気味な微笑&穏やか黒人のローガンが、シャッターの光でと突如豹変するシーン。 そしてローズの「鍵は渡せないわ」のシーン。それまでの優しいローズが一気に切り替わるのがすごいです。 そう、やっぱ主人公のクリスと彼女のローズの演技が本当素晴らしいのよね。見事なキャスティング。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2018-04-23 21:11:12) |
2. 現金に体を張れ
よくできてると思うよ。最後の警官が二人でてきてTHE ENDがよかった。 8点(2001-07-19 09:57:58) |
3. ゲティ家の身代金
《ネタバレ》 観終わってから知ったのですが、ジャン・ポール・ゲティ役はもともとケヴィン・スペイシーが演じてたそうですね。 だけど降板となり、急遽クリストファー・プラマーが代役で演じたそうな。 これは「怪我の功名」ですね。ケヴィン・スペイシーだと若くてこの貫禄は出ないと思う。 実際はどうか知らないけど、この役はやっぱりある程度のジイ様の方が合っていると思います。 ただ終盤の暗黒面化していく描き方はちょっと安着すぎるかなと感じました。 脚本はすごく良く出来てる。話の組み立て方が上手いと思いました。 [ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-11-17 19:37:42) |
4. 源氏物語 千年の謎
《ネタバレ》 そんなに期待はしてなかったのですが、割と楽しめました。 時代劇的演技も最初は違和感ありましたが、だんだんと気にならず。 六条御息所さんの狂おしい思いが描かれる様なんかは目が離せなくなりました。 昔も今も恋愛模様は変わらないのだなぁと。 東山紀之、中谷美紀、生田斗真など、キャラと役者の個性が合ってて良かったです。 時代劇というと江戸時代を舞台にしたものが多いですが、平安時代は煌びやかで目にも楽しいですな。 [地上波(邦画)] 7点(2016-01-02 13:30:47) |
5. 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語
《ネタバレ》 テレビのやつはも見たことがなくオタでもない自分でも、このアニメの存在は知ってました。社会現象にもなったとのことで、どれどれと思い鑑賞。なるほど、ストーリーがしっかりしてますね。見た目はとても可愛らしいアニメなんだけど、内容はとてもダークな世界で、中学生の女の子たちが、やるかやられるか、生きるか死ぬかの闘いを強いられるという。魔女との闘いに敗れたら本当に死んじゃう。可愛らしいアニメキャラの子達なのに。このギャップといいますか、ありそうでなかった独自の世界観が受けたのかな、と思います。魔女たちがいる世界も映像表現が独創的。そんでその魔女ってのが、いわば人の心の負の側面、絶望によって生み出される。まどかちゃんはずっと辛い思いをしていて見てて気の毒なぐらいなんだけど、そりゃやっぱり、負の気持ちに負けないように、強くなきゃいけない、優しさだけじゃなく、強い心も持ってね、ていう、そういう意図なのかなと思いました。キュゥべえは見た目は可愛いけど、闇金か投資詐欺の化身みたいに思えました(笑)。 [DVD(邦画)] 7点(2013-08-29 21:39:53)(良:1票) |
6. 幻影師アイゼンハイム
《ネタバレ》 なかなか面白かったですねぇ。似た様な作品に「プレステージ」がありますけど、あちらよりもストーリーがわかりやすくて楽しめます。奇術を披露するシーンはどれもCGで、その点に賛否両論あるみたいですが、あくまでもファンタジー映画ですからね。この主人公が15年間行方知れずで、その間にどういう経緯があったのかは謎になっているので、彼の存在として奇術師かそれとも超能力者なのか、そのどちらとも言えないような感覚がなかなか良いんですよ。オチに関しては、正直に言うとソフィが刺され、馬に横たわって出てくるシーンで、「あ、これは殺されたことを演じて脱出する計画なんだな」って察しがついたんですけど、その後に「犯人が捕まった。だがアイゼンハイムは納得しなかった」みたいに、警部のナレーションが入ってくるわけですよ。だから、そういうどんでん返しではなかったのかぁと思いながら最後まで観るとやっぱりそのどんでん返しなわけです。警部のナレーションは、逮捕直後の語り口だったということなんですね。個人的には落ちそのものよりも、アイゼンハイムを捕まえようとした手がするっと体を通り抜ける、あの鮮やかさが良かったですね。さすがにそれは予想出来なかった。ソフィが死んだように見せかけられたところは少しできすぎの気もするけど、まぁ、、娯楽作品として本当に楽しめるし、よく出来ているので人にはお勧めしやすいです。 [DVD(字幕)] 7点(2012-04-03 18:32:22)(良:1票) |
7. K-20 怪人二十面相・伝
《ネタバレ》 邦画にしては凄いがんばってますやん。衣装にしろ小道具にしろ、本当によく出来てるなと率直に感心しました。 確かに、「あれ?この展開はどこかで見た様な、、」みたいな既視感はありましたけど、スタッフのがんばりに免じて7点ということにしましょう。それにしてもラスト、葉子が「平吉さま~」と言いながらヘリで主人公を助け出す様は思わず吹き出してしまった。 [DVD(邦画)] 7点(2009-06-27 17:49:46) |
8. 県庁の星
まぁ確かにステレオタイプにすぎる面はあるかもしれませんが、でもただのエンターテイメント作品とは違ってちゃんとメッセージ性があるのが素晴らしい。「俺はこの窓から何を見ていたんだろうな・・」「お前、なんか変わったな」「今度は県庁が変わるばんかもな」そうです。その通りです!今や日本全国全ての自治体がガラガラポンしなきゃいけない時代。こういう作品が出てくるのは喜ばしい。ということでちょっとおまけの7点。 [地上波(邦画)] 7点(2008-06-20 19:32:10) |
9. ケープ・フィアー
前半はあまり怖いとは思わなかったが、家に入ってくるところから面白くなっていった。そこから後は目が離せなかった。スコセッシならではの、独特な表現があって、デ・ニーロの存在感もあった。かなりテンポが早かった。まぁまぁだと思う。それにしてもデ・ニーロはしつこかった。 7点(2002-01-23 00:46:46) |
10. 激突!<TVM>
見えない恐怖ってやつだよ。 7点(2001-08-14 01:17:22) |
11. 刑事マディガン
《ネタバレ》 内容的には相当に地味で、終盤になってようやく盛り上がってくる。 主人公が亡くなるとは思っていなかったので驚きましたが、 1967年となるとニューシネマの時期でしたから、そういうものを反映してるのかもしれませんね。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-12-30 17:07:39) |
12. 決断の3時10分
《ネタバレ》 西部劇らしい派手さはあまりありませんが、密室劇、心理戦ですね。 そしてダンの心の葛藤。そう言うものがストーリーの主軸となってる。 見た目がね、悪党側のおっちゃんの方が人良さそうな顔してて、 ダンの方が悪人顔だよななんて思って観てたんですが、いや〜まさかああいうラスト展開で来るとは。 ええ奴やん。ちょっと唐突な感じもするが、なぜか許せてしまう。 嫁はんの見送りとフランキー・レイン流されたら許しちゃう。ああずるい。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-05-21 21:56:18)(良:1票) |
13. ゲームの規則
《ネタバレ》 序盤からほっぺにチュ、手の甲にチュ、どんだけチュッチュチュッチュしとんねんフランス人は、と思っていたら案の定な展開。 フランス貴族の人たちにとっては、痴情はゲームのようなもんなんでしょうけど、そういう浅ましさをシニカルに描いているということでしょうか。 ラストのあっけなく銃殺されすオチが、狩猟会とかかってくるのですね。 その狩猟の映像が個人的に興味深く、次々と撃ち殺されていくウサギさんたちの映像は他に見たことがなかったです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-06-05 22:24:18) |
14. ケープタウン(2013)
《ネタバレ》 美しい自然と恐ろしい治安。これが南アフリカという国なのかな、、、というのが感想です。ゴロツキどものヤバさ加減がすごいですね。鉈で景観をサクサクっとやっちゃうとか。屍体もやたらとリアリティがあったし、本格的。やさぐれ刑事役のオーランド・ブルームがすごくはまり役でしたね。彼はこれまで、キレイめな二枚目役ばかりだったから、役者として幅を広げた感がありますね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-04-12 22:33:55) |
15. ゲッタウェイ スーパースネーク
《ネタバレ》 無駄なシーンなどほとんどなく、最初から最後まで疾走し続けるハイテンポな展開で楽しめました。女の子のクソガキっぷりに最初イライラしたんですけど、だんだんといい子になっていく様が微笑ましかった。全編にわたりカーアクションの連続で、一体何台の車を潰したんだろうというほど次から次へと車がぶつかっていきます。ド派手な爆破シーンなどもあり目に楽しいですが、一番印象的だったのは、犯人の車を追跡する長回しショットかな。細かくカット割りしたカーアクションより、ああいうショットの方が印象的には残りますね。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-06 00:01:36) |
16. 劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編] 永遠の物語
《ネタバレ》 本作で、ほむらちゃんがなぜああいうキャラなのか、なぜまどかちゃんを助けるのか、なぜキュゥべえと敵対するのか、ということが明らかになります。これがなかなか感動的。前半と違い、後半はほむらちゃんとまどかちゃんのキャラが、ある意味逆になるわけですね。そのへんが面白い。宇宙の法則を変えて神になるような壮大すぎる展開にちょっと唖然としてしまいましたが(笑)、まぁでもよく出来たアニメだと思います。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-30 20:40:55) |
17. 汚れた心
《ネタバレ》 登場人物は大半が日本人だけど、全体的に異国情緒らしさが出てて、監督が外国の人だと、こうも雰囲気の違う映画になるんだな~と感じました。そしてブラジルの日系移民社会でこういうことが起きていたということを初めて知りました。ストーリー自体はそれほど深い内容ではなく、もう人ひねり欲しかったというのが正直なところですが、皆さんいい演技してらしたので最後まで集中してみることが出来ましたね。日本の勝利を信じる人たちが、信じない人たちを「汚れた心」「国賊」として成敗しようとする。その経緯は見てて悲惨きわまりないものだけど、でも第二次大戦直後。しかも祖国から遠く離れた場所。時代背景を考えれば、ワタナベ達をそのまま非難する気にもなれない。タカハシは実行犯役を務めていたけれど、でも彼はいってみれば「中間」の人であったと思う。だからこそ、手を血に染めるほど、彼の目はうつろになる。双方の気持ちがわかっていたからこその苦悩。結局、全ての人は時代に翻弄された被害者であったのだろう。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-14 21:53:17) |
18. 訣別の街
《ネタバレ》 市民が白で、ヤクザが黒、そして政治家は灰色に位置する。全体的に地味ですけど、パチーノお約束の大声演説シーンや、ラストでの補佐官に真実を打ち明けるシーンなど、それなりに印象深いところはあります。ただ、補佐官が命をかけ、市長に怒鳴られてまで探偵まがいのことをやる意志というのはなんなのか、ただの正義感というだけでは、動機不十分な気もする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-07-15 01:45:03) |
19. ゲゲゲの鬼太郎(2007)
大泉洋はこの役をやる為に芸能人になったのではと思うぐらいのハマり役。 [地上波(邦画)] 6点(2008-07-07 12:36:32) |
20. ケンタッキー・フライド・ムービー
ぎゃははははは!!こういうバカバカしいの好きだなぁ。いいよいいよ、モンティパイソンの映画よりこっちをオススメするよ。しょっぱなから肌の油でどうのこうから、裸のおねーちゃんが出てきて、感じる映画やらセックスレコードやら、すごいよ、このネタ。中盤のブルースリーもどきがいまいちだけど、その終わり方がオズの魔法使いかよ!その後も黒人がどうのこうのやらテレビがこちらのプレイを見てるやら、もうこりゃ掘り出しもんだね。ドナルド・サザーランドなんてほんの数秒しか出てこなかったし。 6点(2003-12-29 04:02:05) |