1. 激突!<TVM>
《ネタバレ》 原作はリチャード・マシスンが実体験をベースにして書いたといわれている。しかし、マシスンは「奇妙な味」の作品を生む作家として筆達者なためか、原作にはあざとい描写が散見され、リアリティが薄れている感がある。ところがこの映画に関しては、後年のスピルバーグからは考えられない抑えた演出のおかげで、観ている者も主人公と同化して追い込まれていくような恐怖感覚を味わうことができる。原作者が再現しきれなかったリアリティを引き出すことに成功した、下手なパニックムービーなど足元に及ばない傑作だとおもう。 [ビデオ(字幕)] 9点(2007-09-20 23:16:15)(良:1票) |
2. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM>
いつものコロンボによる犯人追い込みを期待する作品ではないです。その点、物足りないところもあるのですが、ラストの犯人を庇うダイヤモンド氏とコロンボのやりとりは胸に迫るものがあります。 6点(2004-03-28 21:49:58) |
3. 刑事コロンボ/美食の報酬<TVM>
《ネタバレ》 本作に苦言をひとつ。フグ毒「テトロドトキシン」には作中のような即効性はありません。毒殺シーンに関しては内外を問わず考証の足りないものが多く(神経毒なのに吐血して死んだりとか)、いつも不満に思ってしまうのですが、本作も例外ではなかったわけです。日本の描写があいかわらず中国とごっちゃになっているのはご愛嬌としますが(笑)。 5点(2004-02-07 13:33:48) |
4. 刑事コロンボ/殺しの序曲<TVM>
この作品、妹と観ていてラストについて意見が分かれました。妹は「犯人のプライドを突いた見事な追い込みや」といい、私は「知能指数高いヤツがこんなんで尻尾出すかいな」と・・・。後年観直した時、妹の方が正しいと思うようになりました。すまん、お兄ちゃんが間違っていたよ(笑)。 7点(2003-12-18 21:28:05)(笑:1票) |
5. 刑事コロンボ/魔術師の幻想<TVM>
マジックショーの最中の犯行と、アリバイ工作もマジックねたを使ったユニークさで印象に残ります。それにしてもジャック・キャシディはこういうキザな犯人タイプがよく似合いますね。↓「あまみ」さん、それは「殺しの序曲(The Bye-bye Sky High I.Q. Murder Case)」です、お役に立てましたでしょうか(笑)。 7点(2003-12-18 01:26:44) |
6. 刑事コロンボ/死者の身代金<TVM>
この作品は好きですね。リー・グラント演ずる女性弁護士の煮ても焼いても食えない犯人ぶりが実にいい。最後の方の展開は私にはまったく予想外の持っていきかただったので、「ほう、なるほど」と感心しきりでした。 8点(2003-12-14 21:09:52) |
7. 刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM>
犯人のレベル低すぎです。これじゃ、誰が捜査しても犯人逮捕は時間の問題だったのではないでしょうか? 5点(2003-12-14 20:28:49) |
8. 刑事コロンボ/溶ける糸<TVM>
《ネタバレ》 本シリーズの醍醐味である犯人役の個性派俳優起用は、本作では何とあのスタートレックのミスター・スポックです。これだけでも私は嬉しくなってしまいました。↓fujicoさん仰るとおり、コロンボが犯人に激怒するシーンがあり、珍しいもんだと思っていたら、それすらも犯人の更なる犯罪を防ぎ、かつ追い詰める為の演技だったのか?という展開。本当に最後の最後で犯人を落とせたコロンボ苦戦のエピソードでしょう。 7点(2003-11-22 16:26:38)(良:1票) |
9. 刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM>
《ネタバレ》 コロンボは実績といい、ルックスといい警察内でも有名人だと思うんですけど、犯人のコロンボの上司って偉すぎるせいなのか彼の実力を知らないようです。あげくラストで犯罪常習者にまで「アホかいな」呼ばわりされる犯人は惨めで溜飲が下がります。 7点(2003-11-18 21:25:20) |
10. 幻魔大戦
わざわざ映画館まで観に行って後悔した作品。プログレッシブロックの雄ELPのキース・エマーソンが曲を提供していて、落ちぶれたもんだと悲しくなったことを思い出す。個々のパーツは良いのだが、まとまりに欠けすぎです。 3点(2003-11-09 22:47:57) |
11. 刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM>
本エピソードの犯人は、さる砂漠の国のお偉いさんで「外交官特権」を持っています。普通の手段では逮捕出来ないこの男をコロンボはいかに追い詰めるのか。ひねりの効いたトリックとかがあるわけではないですが、ラストの犯人の狼狽ぶりが印象的な毛色の変わった作品です。 7点(2003-11-04 02:39:48) |
12. 刑事コロンボ/逆転の構図<TVM>
この作品、犯人は用意周到で偽装工作も非常に手が込んでます。それに対するコロンボの追い込みですが、とぼけてるというか、人を食ったというか、いやはや何とも(笑)。ドラマの合間の愉快な一幕とともに、印象深い一本です。 8点(2003-11-02 03:44:08) |
13. 刑事コロンボ/殺人処方箋<TVM>
作中、コロンボの捜査手法というか原点を、犯人の精神科医が分析しています。コロンボシリーズをより深く理解するのに欠かせない一本ではあるかな、とおもいます。 6点(2003-11-01 21:57:25) |
14. 刑事コロンボ/パイルD-3の壁<TVM>
おそらく、最も捜査費用のかかったエピソードではないでしょうか(笑)。コロンボが犯人をハメる名人芸に感心する一本。 7点(2003-11-01 21:37:31)(笑:1票) |
15. 刑事コロンボ/二枚のドガの絵<TVM>
この作品の犯人(美術評論家)はシリーズ中屈指のイヤなやつだとおもっています。なので、ラストにコロンボから追い込みをかけられて情けない顔をするところは気分爽快です。 7点(2003-10-31 02:48:46) |
16. 刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM>
犯人役、パトリック・マッグーハンの存在感は見事です。コロンボの犯人追い込みネタも秀逸、シリーズ屈指の傑作であり、観て損はしないとおもいます。 8点(2003-10-30 05:52:27) |
17. 刑事コロンボ/死の方程式<TVM>
《ネタバレ》 コロンボ流の追い込みに、例のごとくうろたえて尻尾を出してしまう犯人ですが、今回の犯人役ロディ・マクドウォールがコミカルで笑わせてくれました。「ハッサン・サラーの反逆」の犯人と並ぶギャグぶりです。 7点(2003-10-27 02:29:32) |
18. 刑事コロンボ/別れのワイン<TVM>
《ネタバレ》 コロンボシリーズ最高傑作に同意。本シリーズの犯人は周到に殺人を実行するずる賢いタイプが多いとおもいますが、本作では珍しく発作的な犯行ですし、コロンボも犯人に同情的かつ敬意を抱いており、これまでと一味違った点に魅力を感じます。 9点(2003-10-25 23:25:12) |