1. ゲド戦記
※最初に断っておきますが、以下レビューはあくまで宮崎吾朗監督に対する 叱咤激励であり、それ以上でも以下でもありませんので悪しからず※ 生きている事の意味だとか、死の怖さとか…一番ベタなQuestion=問いかけで それ自体は別にキライじゃない(元々答えなんか無いんだから) だけど一視聴者として敢えて言わせて貰うならば、そんな反抗期の厨房ネタを 映画という桧舞台でワザワザひけらかすな 親が偉大だから倅は何かと比較されて苦痛だとか 最初から自虐を籠めて深遠なるThemeに盛り付けてNarushizumuに浸る …まさに放蕩息子の典型的な例だ だから何が言いたい?何を訴えたい?何を感じて貰いたい?何を信じて貰いたい? …何を認めて貰いたい? 己の【raison d’etre】を盛大に且つ声高に叫んだというのか? …そんなもん自分ち帰って、世に言う【偉大な親父】と 二人だけでやってくれ┐(´~`;)┌ 映画そのものの評価としてはThemeも小っちぇけど音が小っちゃくて 聞き取り辛いのが癪に障る。 岡准のボソボソ声とか田中裕子のボソボソ声、ホントに小さくしてどうする! 然もなくも会話だけで理解しなきゃならん様な程度の低い作品を より一層低レベルの作品に落とし込んでいるだろ。 そういう基本的な所をキチンと仕事しないとオヤジみたいに評価されないんだよ。 (正当に評価されてるかどうかは別としてな) 自虐だとかナルシズムとかをひけらかす前に最低限の仕事はしてくれ。 そんな訳で最大に頑張って2点だな。 [DVD(邦画)] 2点(2009-08-15 00:02:15) |
2. 県庁の星
大多数のレビュワー陣が仰る様に映画にする程の題材か? 在庫品整理の芽の出たジャガイモを惣菜用に加工して販売したり 揚げ物の再加工など誰でも知ってるって! そんなの知ってて主婦の皆さんは買ってんの! それと柴崎コウ。 またか・・と言う様な同じサバキャラ。 役作りなんかまるでなく、地をそのまんま演じてるだけっしょ! ベタなキャラにベタな演出、それにベタな脚本と来て何の捻りもない。 こういう題材は寧ろゴールデンの2時間枠でやった方が 効果面から考慮すれば自ずと明らかだ。 ・・と言うわけで実際に興行成績もコケているので3点献上! [地上波(邦画)] 3点(2007-06-10 00:19:55) |
3. 激突!<TVM>
そこまでするか!っていうぐらいの執拗さ。 終始、『殺すなら早く殺せ!』とか『車潰すなら早く潰せよ!』とか 先に行ったくせに『待ってるよ・・・。』とか、手に汗握ると言うよりは イライラが積もりストレス溜まりまくりな展開が些か冗長気味。 要は何が気に入らなかったのかさっぱりワカラン。 遊びたいのか?殺したいのか?潰したいのか?ハッキリせぇーよ!! って叫びたくなる事ウケ合い。 こういう作品にありがちなオチもやはりハッキリしない…っていうかスッキリしない。 敢えてスッキリさせたくないと言うのならその理由が知りたい。 まぁスピルバーグの若き頃の作品という事で名が通ってる本作だが 誰しもが抱く若かりし頃のギラツキ感がこの作品には感じられる。 フィルムロジック満載な作品であるから映画と言うものの基本を見せられた感がある。 ・・・という訳で大甘に頑張って6点。 [DVD(字幕)] 6点(2006-05-17 23:26:58) |
4. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 悪戯にしちゃやり過ぎだろ。 あそこまで上手くいく仕掛けなんて有得ないと否定してしまえば 映画そのものが成り立たないと判っちゃいるけど 言わずにいられないもどかしさが際立つ作品だ。 [DVD(字幕)] 5点(2005-08-19 10:23:19)(良:1票) |
5. 幻魔大戦
《ネタバレ》 現在(いま)のアニメと違って当時のアニメの吹き替えは 経験のある声優さんがやっていただけあって声に迫力がありつい見入ってしまう。 原作とはまるで違う内容であるが自分はこちらの方が数倍面白いと思う。 大友克洋がまだ駆け出しの頃のキャラデザであるが 既にこの頃から他のアニメ作品と一線を画した特徴的なデザイン力だ。 超能力の見せ方としては一番オーソドックスな感じだが単純に楽しめる。 当時学生の頃、東丈が叫ぶ「絶対零度(ぜったいれいど)!!」とか ルナ姫の「円型誘導(えんけいゆうどう)~!!」とかの掛け声が クラスで流行った記憶がある。 また神の様な存在のフロイ役の吹き替えをしていたのは 『もののけ姫』でモロの君役をしていた美輪明弘が好演。 当時から妖しい声を出していて作品に強烈なスパイスを与えている。 カフーが丈の【絶対零度】にヤラれて凍りつき崩れていく様は 物凄い重量感に溢れていてアニメならではの描写だ。 美術も素晴らしく富士山の爆発して歪な姿やNYの街並みの崩れ方など 観る者に圧倒的な存在感を与えてくれる画力だ。 最後に東丈の姉・三千子の超能力【残留思念】には 背筋が凍るほどの怖さと猛々しさが両立していて一番印象に残っている。 母(丈の立場上)は強しといったところか。 [DVD(字幕)] 8点(2003-11-19 20:29:44) |