2. ケリー・ザ・ギャング
《ネタバレ》 オーストラリアの大塩平八郎?虐げられたアイリッシュの救世主として、おそらくご当地ではものすごく有名な方なんでしょうね。日本で「織田信長」とか「新撰組」とかを作るのと同じ感覚なのでしょうか。ネッド・ケリーに対して事前にならんかの思い入れがあると想定して作られた映画のような気がします。私はキャストに惹かれて見たのですが、爽快さ無縁の内容なので何らかの目的意識がないと見てるのがツライかも。テイストとしては「その時歴史は動いた」なのですが、ネッドによって歴史が動いたのかどうかはイマイチ分からずじまいで、物語のスケール自体、地味というか小粒な印象。映像は美しいですし、馬に乗るヒースとか女たらしなオーリとか、若くてピチピチした(←死語)役者を見てるぶんには楽しめます。(ただしアゴヒゲがNGな方はご用心) 5点(2004-10-23 13:17:39) |