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1.  劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 《ネタバレ》 
TVシリーズを何とか見終えての鑑賞。原作は未読。 TVシリーズは結構面白く見れた。終盤の、柱とかいう連中のいけ好かなさは半端じゃないのだが、その中でも好感が持てる炎柱の人が、やられてしまうのは残念だった。列車の中でちょっとだけ”強い描写”があったが、もうちょっと圧倒的な強さを見せつけて、主人公たちと幾度か戦いを共にしてから死んでもよかったろうに。  さて、この作品世界は大正時代の日本らしく、街の様子・人間社会の様子も日本らしい。鬼も日本情緒豊かだったのが、いい世界観だったのだけれど、今回の列車と一体になったとかいう化け物はそういった感じが薄く、ただの怪物っぽい。それと”呼吸で刺された傷を止血”とか、だんだんチートというか荒唐無稽な感じになってきて、少しげんなりするのも事実。  そういえば鬼滅隊の隊服は鬼には破れないとか言ってなかったっけ? 最後に関係ない所だけどすごく気になった事。これ書いた人浅草十二階はピサの斜塔のように斜めになってると思ってない?
[DVD(邦画)] 7点(2021-08-23 13:42:13)(良:1票)
2.  月光仮面(1981) 《ネタバレ》 
公開当時、確かそのバイクアクションが凄いって宣伝してたなあ。なんでも、バイクでトラックを飛び越えるシーンでのバイクの切っ先が弧を描いたまま下に向いてるのが、今までではありえないそうで、川に突っ込んで着地したって聞いた記憶がある。 確かに、バイクアクションは他の部分も含めてナカナカのものだとは思うし、最後まで正体を明かさない演出も悪くない。(もちろん、誰が月光なのかは、朧に分かるのだが。) でも、正義の見方側に大したドラマが無い代わりに、ちょっと期待させる悪者側にあるドラマ要素がいい加減で萎える。志穂美のえっちゃんと悪者ラスボスの関連は、本人気づいてなかったの?と首をかしげるし(あのロケットペンダントの意味を持ったわかりやすく)、最後にヘリが爆発した理由はサッパリわからなかった。 まあ、良いよ、そんなことは。でも最低限、志穂美悦子の無駄遣いはダメだ。もっとアクションを見せろ。戦後の苦難による成り上がりの悪党の怒りを見せろ。育ての親(?)と決別する逡巡をもっと魅せろ。 あ、あと月光が活躍する時の勇まし気な音楽が、チンケ。
[DVD(邦画)] 4点(2020-05-02 22:06:05)
3.  検察側の罪人 《ネタバレ》 
もっと検察権力とか、構造的な組織悪とかの話かと思いきや、ただの犯罪を犯した検察官の話じゃないか。 物語は途中までとても興味深く面白かったのだが。 ある殺人事件の容疑者は、かつての少女殺人の犯人であることが明白ながら起訴できなかった男。今度こそ立件すると張り切る検察だが、今回の事件としての真犯人が現れてしまう。ちょっと単純だが、さてどうしましょ?という話なのだが、これにキムタク氏の復讐話が絡んできて、結局しょうもない復讐譚に落ちてしまう。検察のエライ人なのに、犯行の準備金の引き出しを目撃されたり、かなりマヌケ。二宮君も検察官だったんなら弁護士になれるんでしょう?自分で闘えよ。
[DVD(邦画)] 5点(2019-05-01 20:32:36)
4.  拳銃無頼帖 抜き射ちの竜 《ネタバレ》 
 どうでもいい事なんだが、主人公の使っているのはコルト(ウッズマン)。作品紹介に書かれているルガーではない。劇中に登場するお店の名前もそれにかけているのだろう「ルガー」。ライバルの宍戸錠の二つ名が「コルトの銀」と言うのだから、この混同は痛い。ま、どうでもいいんですがね。   日本には馴染みにくい「拳銃使い」の話だが、主人公は決して相手の命を奪わないというポリシーの男。ライバルの銀は、必ず心臓を一発で仕留め生かしておかないという男。自分的には、コルトの銀の方が気になるキャラなのだが、何しろ人殺しだから、扱いは悪いのはしょうがないな。だけど主人公、ちょっとカッコつけすぎというかキレイごとすぎじゃないか?
[DVD(邦画)] 5点(2018-10-04 21:44:05)
5.  ゲティ家の身代金 《ネタバレ》 
世界一の大金持ちなのに孫の身代金を出し惜しむ老人の話が、実話に基づいているというのはびっくりだ。税金の控除の範囲で身代金を払うというのも、まるで創作のようだがWikiによるとそこも本当らしい。 前に、子供の身代金を犯人逮捕の賞金にした男の映画があったが、案外この事件がヒントになったのかも知れぬなどと思った。 で、孫は大事と言いながら、身代金を出し惜しみ、最後に側近たちに見限られて死んでいくこの老人、相当興味深いのだが、物語はそれよりもお金のない母親と間抜けな元CIAの男の、被害者合追跡劇(と言っても大したことはしない)のほうが中心で、ちょっとイライラする。 最後の追っかけっこを省略して、金持ち老人の崩壊する様を詳細に見たかった。
[DVD(字幕)] 7点(2018-10-04 18:56:43)
6.  劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日 《ネタバレ》 
 TV版は未視聴の上に歴史オンチ。だけど、とりあえず今作では双方にそれ程詳しくなくとも楽しめる内容となっている。   最初に描かれる取材シーンでまず驚くのは、「え?その格好でやるの?」という事だが、少なくとも取材対象については「特殊な交渉術」の中にそれに対する解が含まれているのだ、と(矛盾する描写はあるものの)無理やり納得する。  そこんトコロをぐっと飲み込んでしまえば、歴史的事件の知られざる部分や、不明な部分に対する一解釈などを見せる事の出来る、そのアイデアを面白く感じる。  今作については、一解釈というより楽しい妄想と言った方が良いのだろう。だが、上島竜兵が予想に反してというと失礼だが、なかなか良くて、そっちをメインにした物語にするのも良かったんじゃないか、と思わせるほどだった。    ことろで、歴史を改ざんしてはいけないと言い、市井の人の小さな活動が歴史を紡ぐと言いながら、そこが繋がっておらずに結局はそう人たちに介入しても歴史が変わっていないのが、ちょっと不満と言えば不満。   ちょうど今、第6シーズン放映中だとのこと。劇場用長編と(多分1話完結の連作)30分番組では、相当ニュアンスが違うのは分かっているが、ちょっと見てみるか、なんて思っている。そう思わせるだけの魅力はあると思う。
[DVD(邦画)] 6点(2014-04-09 21:40:44)
7.  刑事物語5 やまびこの詩 《ネタバレ》 
 一体、どうして片山元が突然、こんな礼儀知らずの失格社会人になってしまったのか。捜査時に警察手帳を見せない、被害者と分かっている者に恫喝する、上司とそのお客さんの間に挨拶もなしに割り込む…。   主人公が嫌なヤツだがそこに意味のある物語でもなく、笑わそうとしているらしい所でたいして笑えず、格闘シーンばかり見せ所になっている刑事ドラマなんて、テレビででもやれば十分だ。だから今回テレビで見て良かった。  シリーズの中で、これだけ公開時に観なかった自分は、けっこう選ぶ目があったのかもしれない。これじゃあ、シリーズが終わる訳だ。   ただし、今回の放送はかなりカットが多いようなので、評価をが変わる何かしらがあるかも知れん。DVDなど手に入ったら、もう一度見てみようと思う。
[地上波(邦画)] 3点(2013-03-29 11:24:59)
8.  刑事物語 くろしおの詩 《ネタバレ》 
 前作でうっかり監視対象の家族と同居する羽目になった刑事は、とうとう成り行きでヤクザの構成員になった。潜入捜査にリアリティを出すためのアイデアだったが、その方法が喜劇的過ぎてついていけない。それでも何とか納得したのは、他の映画・番組で確立された植木等のキャラクタがあればこそ。ずいぶんとずるいやり方だ。
[地上波(邦画)] 4点(2013-03-29 11:22:24)
9.  刑事物語3 潮騒の詩 《ネタバレ》 
 沢口靖子のデビュー作で、初々しい彼女を見られるのは、本作ならではの魅力ではある。しかし、だんだん話が面白くなくなってきている。  私にとっての刑事物語は、片山元という人への興味が一番なので、事件と彼の人生が交わるような話を期待していたのだが、本作では犯人を待ち伏せしている間に、女子高生と楽しく暮らしているだけにしか見えない。  そして、せっかく片山の母の境遇が明かされたのに、犯人の母親の件がただの通過点になってしまって、母と子の話が忘れ去られているのが残念。もっとも、この物語を母と子の話にしちゃうと、せっかくのシンデレラである沢口の存在が軽くなっちゃうか……。
[地上波(邦画)] 5点(2013-03-27 21:57:13)
10.  刑事物語2 りんごの詩 《ネタバレ》 
 劇場で見た時には、園みどりさん可愛くて良かったんだけど、今あらためて見てみると、園さんの件と酒井和歌子の件が、断裂している感じがする。断裂というか、ひと段落して「それは昔の恋」って感じが出てしまっている。主人公が良い人設定だから、どうしても酒井和歌子といい感じになってしまうのだろうが、それによって園さんへの気持ちが薄れていってる感が出てしまっている。   前作を見た時に、この人の強さの秘密を不思議に思ったが、その源の一端である「男は強くなければ、大事な人は離れて行ってしまう」という事が本作で明かされたんだっけ。  本作で何が良かったって、このシーンが一番泣けた。えげつないくらいに、子供を投げ、張り倒し、少年に教えるこのシーンは、片山刑事が自分自身にもう一度、戒めていたシーンなのだろう。  現実的に強くあるべきだ、という考えは、現在でもそうだが公開当時には尚更、暴力主義的に映っただろう。だが、『黄色いハンカチ』の頃の、ヒョロヒョロの武田鉄矢からは想像もつかない、筋骨隆々の体を見ていると、強くなる事に本気になった男のカッコよさというものを感じる。   強い力を持っていなければ、大事なものは守れない。そうだよなあ。
[地上波(邦画)] 6点(2013-03-25 18:46:28)(良:1票)
11.  拳銃無宿(1947) 《ネタバレ》 
 昔の西部劇は、非常におとなしい。この作品で人が殺されるのは、悪役3人組が、牛の群れを横取りする場面だけだ。  物語は、無法者としてその名を知られ恐れられていた男が、クエーカー教徒の女と知り合い、トラブルを起こし起こされつつ、その女と添い遂げる話。  その悪名ゆえと言うよりは、自分の起こした悪事による自業自得によって、命の危険に陥れてしまった女の復讐の場面。うっかり丸腰になった男の大ピンチに対する解決が、ちょっと安易な気もするが、その後の展開が良い。最後のカットの二人のやり取りも粋だ。   ところで、トゥームストンでクラントン一家をやっつけた、カート・エバンスって誰?
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-30 23:32:43)
12.  決断の3時10分 《ネタバレ》 
 捕らえられた強盗団の首領と、その男を列車で送致するために護送する男の物語。  リメイク版と比べると、非常にスピーディでテンポよく話の進む、コンパクト版。 チャーリーの残虐性も抑えられていて、最後の突撃に対する銃撃も、かなり少なく地味。リメイク版の、弾丸の雨をかいくぐる緊張感と、撃たれるか、いつなのか、というこちらオリジナル版の緊張感、どちらも甲乙つけがたい魅力。  汽車に乗り込む瞬間に、撃たれない工夫として、もうもうと煙る汽車の蒸気を使うのは、上手い。ただ、何もかもうまく行った「ハッピーエンド」が、若干安易にも見えるも事実。殊に、命を救われた借りを返しただけ、的な説明はいらなかった。ベンは、もっと違うもののために、汽車に乗ったのだと思う。それは、リメイク版を見ると、よりはっきり分かるようになっているのだが。  最後に、牧場主の求めていた雨が彼らに降り注ぎ、爽やかに物語を締めくくる。ダンを苦しめた干ばつの終わりを告げる、雨なのに明るいこのシーンは、彼らの明日を暗示していると思いたい。
[DVD(字幕)] 6点(2012-10-23 23:49:24)
13.  刑事物語 《ネタバレ》 
 ひっさしぶりに観たわ。  当時、東宝は、寅さんに対抗するシリーズにするつもりだったと何かで読んだが、こちらは犯罪事件が基本で全体的にちょっと暗めなためか、長く続かなくて残念なことだった。  モテない割に女にはめっぽう優しい、蟷螂拳の達人刑事の物語。いいキャラクタだったんだけどなあ。  こんないい人の力の源が、「憎むこと」なのは考えてみると意外だが、その台詞を言う前の段階で、この人は相手を憎んでいる、と分かっちゃう武田鉄矢の芝居に驚かされる。この、女に優しく毎回誰かを愛してはフラれ、を繰り返している刑事と、力を発揮するときには相手を憎む、と言う部分の関係についてのドラマをもっと観たかった。   ところで、ラストに流れる主題歌「唇をかみしめて」は、ホントにいい曲だ。スナックのカラオケでたまに歌うと、大抵のおじさん達が褒めてくれる。歌唱ではなく、歌の内容を。 
[DVD(邦画)] 7点(2012-10-14 15:13:30)(良:1票)
14.  現金に体を張れ 《ネタバレ》 
 この強盗のキモは、バーで騒ぎを起こして、警官を引きつけた隙に内部に入り込み、窓から金を放り投げて、仲間に渡す。たったこれだけだ。持ち込むのに苦労したでかい銃より、自動拳銃1丁もあれば充分だったはずだし、馬なんて殺す必要もない。  でも、見ている途中では、そんな事わからないので、着々と計画が進んでいるさまが、ドキドキ感を盛り上げる。ただし、各人の行動を描写する時に、時間が戻るのがちょっと違和感。悪妻の若いツバメ絡みの話とその描写を、もうちょっと見たい気がした。なんか、「あ、お前いたんだっけ」的な感じ。 
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-05 19:01:46)
15.  拳銃王 《ネタバレ》 
 アメリカは州を超えると、犯罪者を逮捕・訴追することが出来ないとは、よく映画で見る事だ。このやり直せる社会というのは、人にやさしい仕組みだが、それはあくまで法律上の話。彼を撃ち殺して名を上げたいと思っている、多くのチンピラたちにとっては、そんな境界も決まりもない。  人は、どこまで罪を背負うべきなのか、過去の罪と呪縛から逃れられるのか?なんて言うと大仰だが、そういった問題をはらんだ物語は、最後に若いチンピラに撃たれて終わる。罪は償わなければならない、という訳だ。だが、その時の主人公が若者に仕掛けた意趣返しは、考えてみると、ちょっと意地悪で怖い。復讐の連鎖ならぬ、「拳銃王の宿命」の連鎖が始まる。   ところでジミーのモデルは、あのジョニー・リンゴーだそうで、ワイアット・アープの名が出てきて、彼を「子供のようなもの」と揶揄する所はちょっと笑う。あの牛泥棒たちの仲間も、見方を変えるとそれなりに好人物になるという事か。まあ実際、辺境の土地での倫理観なんて、今の日本人に伺う知ることは出来ないんだろうけど。 
[DVD(字幕)] 7点(2012-06-22 03:17:34)
16.  拳銃の町 《ネタバレ》 
 日本にとっては、戦後初公開の西部劇ということで、記念的作品らしい。  普通に、と言うよりは、結構ややこしい権利関係の物語。西部劇って、かなりの数が、土地の権利をめぐるイザコザなんだなと、改めて思う。やはり、国の急速な拡大というのは、それだけイビツな事態を引き起こすという事だろう。  リアルといえば、リアルなんだろうけど、「拳銃の町」という割には、最後に悪漢を銃でやっつける描写がなく、ちょっと物足りない。穏やかなテレビドラマを見ているようだ。尤も、このタイトルは日本人が勝手につけたものだから、文句をいうのはお門違いだけど。 
[DVD(字幕)] 6点(2012-06-22 03:01:36)
17.  K-20 怪人二十面相・伝 《ネタバレ》 
 怪人二十面相の世界観の妖しさとは、サーカスが幻想的に魅力的な感覚の世界。大人の世界を子供が覗き込んで、理解出来ないものを「不思議」として受け入れる世界。日本は終戦時に一回子供に戻って、国中が等しく子供から生き直しているから、覗き見るべき大人の世界が無くなってしまっている。それを、戦争が無かった世界という独特な表現法で描いてみせるのは、巧いやり方だ。この映画は乱歩の二十面相から見ると、孫にあたるような位置だが、同時に正当な血筋を感じるのは、そういう事だと私は理解した。  BTFに対するBTF2の様な、実に巧みに原作世界を弄っていた子供(本作の原作)に比べ、この孫は娯楽に重きをおいた、誰でも楽しめる傑作となっている。多少無茶な所(姫がオートジャイロで平吉を助ける所とか、木細工が何なのか考察なしに「ステラを破壊」と展開する所など)はあるが、ノリで飲み込めるレベル。そして、原作の、二十面相を継承する物語、という所は外していない。欲を言うと、小林くんも明智小五郎を襲名して、二十面相の世界を完成させて欲しかった。 
[DVD(邦画)] 7点(2011-08-27 13:10:39)
18.  劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生! 《ネタバレ》 
せっかく登録されているのに、誰も書いておらずもったいないから、ちょっと書いてみる。  まず、始めに声を大にして言っておきたい。やっぱり大ハナさん美しいなあ。女の子らしい私服もよいが、奇跡の脚線美を強調した、いつものコスチューム(最後に出てきたけど)が大好きだ。色々と事情はあるんでしょうが、ぜひ復帰していただきたい。  私はいつも仮面ライダー同士の闘いを批判しているクチだが、電王世界で登場するライダーは、システムとしてのライダーなので、性格的には怪人と同じで、それほど嫌ではない。今回の敵は、良太郎を亡き者にするために、良太郎の誕生日を消滅させる悪巧み。 しかし、自分が消えるというよりも、「人の大切な思い(時間)」を守るため、良太郎はそれに立ち向かう。この時のセリフは、野上良太郎のキャラクタをよく表した名台詞だと思う。 「悪いけど、時間は消させない」 全然悪くはないんだが、良太郎らしいやさしい言い草を見せながら、厳然として「消させない」と宣言する芯の強さ。これが僕らの好きな、野上良太郎だよな。 人の記憶こそが時間。この少々突飛だが、オリジナリティあふれる感性の設定とテーマを、巧くドラマに仕立ててある。基本的には、特別なことはない電王の一エピソードだが、ウラ・キン・リュウとモモの揃い踏みは、トリッキーな仕掛けで燃える。しかしまた同時に、最後の最後に牙王を倒す時、変に4人の合わせ技みたいなことしないで、モモのソードフォーム単体というのが、潔くていい。あくまでも良太郎の物語である証だ。  ホント言うと、覚えている人(しかも特異点)が明日にいるから、この日は消すことはできないのを、今の我々は知ってしまっているが、それでもこの映画版電王はおもしろい。
[DVD(邦画)] 6点(2011-08-12 05:58:32)
19.  劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー 《ネタバレ》 
まず、ストーリーとか以前に、ちゃんと意味通るような映画にしてください。 なぜ、最強ライダーを決めると世界を救えるの? なぜ、ディケイドにやられた歴代ライダーが、彼を助けに来るの? まあ、その辺は『ノリ』でいったとしても。 大体、半年間、子供たちに応援させた『仮面ライダーディケイド』が、ショッカーの首領って、子供たちに対する裏切りじゃないの? しかも、内紛に敗れたとたんに、自分勝手に捨て去った仲間を頼るなんて、そんな事を子供たちに教えたいのか? 死神博士だった、爺さんは、何事もなかったように、主人公たちと旅を続けるのは、何の説明もないの?悪いことしても、罪を償わなくて良いって子供たちに言いたいのか?         サイテーです。  それでも、久しぶりにモモタロスに会えたので、1点献上。  【追記】その後、他作品でたくさん、モモタロスに会えたので、一点返してもらいます。【其の二】 地獄大使と死神博士を間違えて、3年も気付かないとは…。我ながら、人に意見できる立場じゃないですな。
[映画館(邦画)] 0点(2009-08-31 06:14:42)(良:1票)
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