1. この世界の(さらにいくつもの)片隅に
気持ちの整理がつかない。 あまりにも圧倒的すぎて、僕のキャパシティでは受け止めきれない。どれくらい凄い映画なのか計り知れない。(120キロまでしか計れない体重計に象が乗って踏み潰したかのような) 言葉にならない。どうしよう、どうしたらいいだろう。 映画開始直後から泣きっぱなし。 [映画館(邦画)] 10点(2020-03-23 15:51:36) |
2. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 世の中には「原爆は正しかった!」といまだに言ってる人がいるらしいけど、一方その頃我々japは、8月6日の呉で冗談言いあいながら草鞋を編む人々の映画を観て笑っている。我々japの勝ちだ。 [映画館(邦画)] 10点(2016-12-30 22:28:53)(良:1票) |
3. ゴーン・ガール
《ネタバレ》 鏡にうつる自分に向かって、確信をもって「あのクソ女はサイコパスだ。人殺しだ」とつぶやくところ、まさに彼の地獄の日々を垣間見ることができるワンシーンだ。だけども「これが結婚である」とは、僕は思わない。また、この女にもともと連れ子がいたらどうなっていただろうか。サイコパス女は、我が子にも手をかけただろうか。 [映画館(字幕)] 7点(2014-12-23 21:59:05) |
4. GODZILLA ゴジラ(2014)
《ネタバレ》 べつに反核である必要はないんだけど、まがいなりにもゴジラを描くわけだから、核兵器を使用することに対するメッセージ性を、もっと明確に描くべきだろう。方向性は二つある。 「やったー!核兵器使ったからモンスターをやっつけられたぞ!核兵器は必要だー!」または 「だめだー、核兵器なんかがあるからモンスターが現れて、世界は破滅するんだー、、、」 繰り返すが、前者でぜんぜん構わない。むしろ前者の映画を観てみたい。『G』は、このどっちでもなかった。核兵器に対する思想がない。オープニングは、かつての水爆実験が、実はゴジラをやっつけるための攻撃だったんだよーというはなしが語られる。ナイスなアイデアだが、監督らは、核兵器を攻撃目的で使ってよいとお考えのようだ。 「核兵器は絶対使ってはいけない」というジレンマが無いからつまらない。かろうじて渡辺謙が唯一の被爆国の代表者として、核兵器使用を反対するけど、なよなよしてるんだよな。そもそもあの深刻な作戦会議の場で誰か一人「あのー、相手って核兵器をエサにしてるんですよね、そんな奴に核兵器を使っても、おいしく召し上がって終わりなんじゃないっすか?」と気づかなかったのか? 使ったら使ったで、それによって被る終局がぜーんぜん描かれない。それは『インデペンデンスデイ』でもそうだった。ただ、『イ』については、核兵器使用を大統領が結構躊躇していて、ジレンマが描けていて、あげく核兵器が相手にぜーんぜん通用しないことで、核兵器否定を描いている。『G』はそれが無い。いまいち。 そんなんだから、このゴジラは、渡辺謙がこだわった日本語発音の「ごじら」ではなく、やっぱりアメリカの価値観によって構築された「ゴッジーラ」である。 ただ、良かった点もある。映画館の音響によるゴジラの咆哮はそうとう痺れる。特に悪いモンスターをやっつけた直後の咆哮は最高。僕も一緒に映画館で「ぎゃあああああご!」って(小声で)叫んだ。 [映画館(字幕)] 6点(2014-08-12 23:43:38)(良:1票) |
5. 恋の罪
《ネタバレ》 カフカの「城」と、田村隆一っていう人の「帰途」っていう詩が多用されている。結構使いまくっている。特に「帰途」については神楽坂に大きなインパクトを与えている。(残念ながら『愛のむきだし』におけるコリントへの手紙には適わない。)これが単なるポルノ映画になりさがることを防いでいる。これがなければエロ目的のおっさんで映画館があふれかえるだろう。 ミツコは父を亡くしている。うわごとのように父の名前をつぶやいている。これも作家ソノシオンのおなじみの特徴である。病的にファザコンなんだろう。絶対ココロの病を抱えているに違いない、ソノシオン。 [映画館(邦画)] 8点(2012-01-07 00:56:29) |
6. 攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D
3Dの必要あんまないと思う。このシリーズは、2年に一度くらいやってほしい。 [映画館(邦画)] 7点(2011-08-24 21:52:40) |
7. コクリコ坂から
《ネタバレ》 そう、僕だけではないはずだ、本作を観ていて近親相姦になってしまうことにハラハラしていたのは。冒頭のタイトル、確かコクリコの「リ」だけ赤い色であった。あの赤は、血のつながりを暗示するなんだか鉄臭い色だった。あの血の赤の刷り込みのあとに近親相姦が持ちあがってくるのだから、本作はタブーに挑んだのかと。 ってなっちゃうから、映画ラストで父を確定させる描写を避けるべきだった。もしそれで世論から「??はあ?、結局父は??ったくゲド以下だ!」とバッシングを受けたとしても、僕は評価する。 しかし真実は一つだけある。それは少女の嗚咽である。母に泣きついてうえーんと泣いたあのシーン。『千と千尋』『時かけ』『SW(当然サマーウォーズの略)』よろしく、アニメのヒロインは最後ガン泣きしなければいけない。本作にもあの少女の嗚咽があるのだから、映画から父が共通か否かが導き出せなくても全然いいのだ。共通であろうとなかろうと、そんなことはどうでもよい!ってなれるのだ。 [映画館(邦画)] 8点(2011-08-08 22:30:27) |
8. 告白(2010)
教師の知り合いが何人かいるが、彼らに見せてあげたい! [映画館(邦画)] 9点(2010-06-22 21:06:10) |