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1.  荒野に生きる 《ネタバレ》 
狩猟民の一団が旅をする中で、ある者が熊に襲われて動けなくなり、隊長から見捨てられ、しかし奇跡的な復活を遂げて復讐に向かう・・・って、これ、イニャリトゥ/ディカプリオの「レヴェナント」そのままでは?と思っていたら、何とモデルは同一でした。こんな先行作品があったんですね。こちらは、凝った撮影テクニックなどはないものの、それだけに手作り感の生々しさがあります。序盤などは、話の性質上、主人公はひたすらじっと倒れているか、のたうち回っているかなのですが、その動きのなさを凌駕するほどのじっと湧き出る迫力があります。中盤以降は今度は追いかけるだけなのですが、そこにも一本の筋があります。ただ、途中から先住民の襲撃というのもあるのですが、これとの関係は今ひとつ整理されていなくて、クライマックスになるはずの部分も、両者が重複して物語のパワーが削ぎ落とされている気はします。ラストは急に純朴にまとまってしまうのですが、これはこの時代の作品ならでは、かも。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-05-26 23:13:12)
2.  心の指紋 《ネタバレ》 
普段ありえない取り合わせの2人が、なぜか連れ立って逃避行、というと類作がいろいろあるわけですが、通り一遍の内容には陥っていない。まず、脱獄囚の方が、人格は粗暴でありながら見た目は童顔で(さすがに「まだ子供」はちょっと無理があるが)、しかも癌が進行中で体力も奪われつつあるという、問題の発生源でありながら逆に「おい大丈夫か?」と心配になってしまう設定。それが展開の先を見えなくするというスリリングな効果ももたらしています。また、エピソードとしても、後半で現れる謎のおばさん、目的地に着いたら実はそこは目的でも何でもなかった一幕、など、ナバホ関係地を舞台としてフルに使っています。一方で、肝心の主人公の医者は終盤までほとんど変化がなくて、芝居も押され気味だったりしますが。家族とか同僚とかの周辺人物も、ただいたというだけで、あまり活用されていませんでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-05-14 00:44:19)
3.  木枯し紋次郎 《ネタバレ》 
さて、どれだけニヒルでクールな紋次郎が大活躍するのか、と思って見始めたら、いきなり三宅島流刑から始まる。しかもそこから延々展開されるサバイバルでアドベンチャーな光景の数々。何か別の作品を見ているのではないか、との疑問が湧き上がることしきりでした。中盤でやっとこさ島抜けが成功し、一般の時代劇っぽくなってきますが、前半とのギャップは埋めようがありませんでした。あと、ヒロインが江波杏子というのは曲者感満載で、全部自力で解決できそうな雰囲気すら漂っていて、どう見てもあんなに一途で真摯な人物像には合ってないような気がするのですが・・・。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2025-05-10 17:47:22)
4.  こんにちは、母さん 《ネタバレ》 
もう山田監督に新たに期待するものはないと思っていたし、しかもここへ来て吉永小百合が年老いた母親役って、一体どこまで依存するんだとも思っていたのだが、何と意外に悪くなかった。その母親が、どこまでも「普通の人」であるのがいいし、目立った何かをしないのもいい。だから、牧師とのささやかな恋愛未遂沙汰も、じわっとした重みを持ってくる。ほかの人もみんな「普通の人」ばかりだし、そう、この監督はいつも、そういうどうということのない人たちの平凡な市井の生活を大切にしてきたんだよね、ということも思い起こさせる。●空き缶集めの爺さんが、何だかんだで最後まで達者なのもいい。唐突な空襲話は余計だけどね。●監督の近時の作品でほとんど暴走気味だった説明台詞も、今回は何とか許容範囲内に収まっています。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2025-04-19 00:21:01)
5.  哭声/コクソン 《ネタバレ》 
序盤のところで、ひっそりとした田舎町に漂う不穏な雰囲気。その中でさっぱり進まない捜査。おおこれは「殺人の追憶」ばりでは、と思っていたら、後半は主人公の家族問題に完全にシフトしてしまって、捜査はどこかに行ってしまいました。それでも全体としてはぎりぎりで緊張感を保っているのですが、やはり韓国映画は、いったん出来が良くなると、途端にあれもこれもと盛り込んでしまうのですね。この作品だと、ゾンビの一幕とか、最後の神父見習い対決とかはいらなかったんじゃないかと思います。なお、それとは別に、子役のお嬢ちゃんの熱演(取り憑かれ場面だけではない)は見事でした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2025-02-10 01:15:41)
6.  5年後のラブレター 《ネタバレ》 
画面がえらく安っぽいと思ったのですが、これ、もともとは配信用の連ドラだったのですね。●で、導入部は何かごちゃごちゃしていてしかも凡庸な出来なのですが、脇役が徐々に揃っていくに従って、流れも集中していきます。作中のヒロイン同様、周りの人に助けられています。それも、ここぞというときの決め台詞よりも、さらっとした何気ない会話の方が良くできていますね。●その上でラストも定石通りなのですが、普通ならエッセンス程度で済ませるであろうビデオレターの一幕も、しっかり時間をとってフルで流しているのが良い。そして収録を切った後の1シーンがさらに良い。ここで+1点。●ただあのビデオレター、深読みするとちょっと怖い部分もあり・・・ヒロインは30歳(よって死別時点で25歳)ということなので、年齢的にも「次」がそれなりの可能性で考えられるはずなのですが、あれを残すことによって、「俺はあの世からでもお前を見ているから、忘れないように」と言っているようにも思えなくもないのですよね。まあ、力が入った内容(作中作としても本作の一部分としても)だからこそ、そう感じてしまうとも言えるわけですが。
[DVD(邦画)] 6点(2025-01-20 00:41:33)
7.  紅夢 《ネタバレ》 
これぞまさにドロドロ作品、情念がどこまでも渦を巻いている。正妻から第4夫人までが同居生活、というちょっと考えると頭がおかしくなりそうなシチュエーションを、当たり前のように堂々と展開し、しかもその設定に溺れていない。すべてのシーンのすべての台詞で心理の重層がぶつかり合い、息苦しさが凝縮されていく。最初は、主人公がその中で成り上がっていくサクセス系かな、と予想していたのですが、そんな甘いものではありませんでした。その作品世界を支えているのが、4女優の演技と存在もさることながら、「お作法」を徹底して描写するこだわりぶりです。その日の夜主人が誰の床に行くかを、仰々しく重々しく発表し、その儀式が厳かに執り行われるなんて、あまりの自信満々ぶりに、クラクラしそうになります。そして、その辺の基礎固めがしっかりしているからこそ、ここぞというところのランタン使いまくりの演出(紅だけでなく、黒も含む)が効果的に生きています。ラストの(見る側に対する)叩き落としぶりのインパクトは言わずもがな。
[映画館(字幕)] 8点(2025-01-15 01:28:27)(良:1票)
8.  ゴジラVSスペースゴジラ
導入部が異様につまらないのはまあ想定内としても、怪獣が出揃ったらそれなりに盛り上がるのかと思っていた。ところが、最後までただワーワー騒いでいるだけで(怪獣側も人間も)、ショボショボのまま最後まで行ってしまったのにはびっくりした。制作側に、ダメ出しをする立場の人は誰もいなかったのだろうか・・・。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-11-29 23:14:58)
9.  ゴジラVSモスラ
序盤のアドベンチャー部分は、特に工夫もなく退屈なだけ。三怪獣が揃ってそれらしくなってきますが、逆に人間側が、いろいろ配置している割には結局ワーワー騒いでいるだけなんですよね。あと、小林聡美の何をやらせても場を引き締める力は、こういう作品でも健在なのですが、男優の彼の方が、全然それについていけていなかったような。プラスポイントは、コスモスの歌唱の美しさ。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-11-24 23:01:30)
10.  ゴジラVSキングギドラ 《ネタバレ》 
回りくどくなっているだけのタイムトラベルが延々と続く終盤入口までは、何とも退屈で。ただし、最後のゴジラのビル爆破できちんと序盤とつながっているのと、再生キングギドラが単なる使い回しではなくてギドラマシーンになっていたのは、おおっと思いました。●万城目淳とムラマツとハヤタが一堂に会している序盤の会議シーンは、狙いが露骨すぎて逆に醒めましたが、しれっと敵のロボットにケムール人走法までさせるというネタには、ちょっとウケました。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-11-13 00:22:59)
11.  孤高のメス 《ネタバレ》 
肝心の手術シーンを、じっくり時間をとって、言葉も少なく、手順の一つ一つを追って撮っているのは好感が持てる。ただ、それ以外の部分が全然駄目で。登場人物のことごとくステレオタイプな造形には、一体いつの時代の作品かと思ってしまうし、夏川結衣の日記朗読ナレーションがどこまでも被さってくるのも、はっきり言って邪魔。夏川さんなら、そんなことは演技で全部表現できるはずなのですが。制作側が役者をなめているのか?
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-09-03 02:27:06)
12.  恋人たち(2015)
一つ一つのシーンのじとっとした雰囲気にはかなり力が込められている。しかし、その重みを制作側が自分で処理できなくなったのか、前後は意外なほどつながっていない。物語の必然ではなく、都合の良い方向に次の場面が置かれている。料理でいえば、下ごしらえにはものすごく気合が入っているが、調理方法は今ひとつで、味付けには手が回らなかったという感じだろうか。センスのある部分と唐突で作為的な部分の落差が大きい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2024-08-05 00:19:03)
13.  恋するベーカリー 《ネタバレ》 
この監督の場合、どの作品のどの登場人物も「全員が」同じような感じなんですよね。判で押したような笑顔で、根っこはいい人で、でもちょっと悩んで見せたりして。しかも、世代も何も問わず、です。そんなわけであまり期待もしていなかったのですが、本作に関しては、とにかくストリープとボールドウィンを遠慮なく使い倒しまくったのが奇跡的にうまく働いて、それなりに見られる内容になっています。まあ、この2人におんぶに抱っことも言いますが。●一方で、横から出てくる男がスティーブ・マーティンって、こんな朴訥で実直で奥手な男性をこの人にやらせるのは、そりゃ無理ってもんでしょ。大体、彼が真剣におずおずと喋っているだけで、逆に笑いが止まりません。ハッパのくだりなんかは、この設定を生かしていよいよマーティン節炸裂か?と期待してしまいましたが、そんなことはありませんでした。匂いをごまかすあの一言(サービスで入れたのかな?)だけが救いでした。●ただ結局、進行はどこまでもヒロインに都合のいい展開ばかりで、途中からは、あれこれ悩んでいるというよりも、「2人の男から迫られるワタシって罪なオンナ♪」と自分に酔っているようにしか見えず、この辺がナンシー・マイヤーズの限界ですね。ああそれと、主人公の友人らしき3人組は、「こんなにシモの話まで明け透けにできるワタシ達って、やっぱり大親友♪」とそれぞれ自分上げをしているようにしか見えず、実に不快でした。早々に姿を消してくれたので、まだマシでしたが。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2024-07-09 00:52:34)
14.  今夜、ロマンス劇場で 《ネタバレ》 
導入部からラストシーンまで、いくつもの先例有名作を分かりやすく下敷にしているのは、まあ意図的でしょうね。それだけだったらただの自己満足なのですが、この作品が途中から突き抜けて優れているのは、ヒロインはどこかで元の世界に帰るぞ帰るぞと見せかけておいて、クライマックスでここぞというミスリードまで用意していながら、その先の数十年間を用意していることです。それも具体的な描写はそれほどないのに、十分に主人公の決断と苦難(そしてそれを超えるほどの意味合い)を物語らせています。この一点において、強度な筋と芯が確保されています。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2024-05-15 00:08:29)(良:1票)
15.  恋するパリのランデヴー 《ネタバレ》 
適当に出会った男女が、都合良くあっという間に恋に落ちてしまう。さすがはフランスのラブコメ。ちょっと特徴的なのは、ヒロインに3人の子がいるというのと、実は富豪の妻で、まだ離婚していなかったという点です。ストーリーはラブコメの王道そのままで、ちょっと喧嘩もあって、すれ違いもあって、でも子供たちには心慰められて、といったものです。しかしどうやっても食い足りないのは、主人公両名が何をどうやって生きているのかという日常的生活感がまるでないからでしょう。特に男の方は、何か舞台を作っているっぽいのですが、その制作ディテールはまったく不明ですし、どういう舞台を作り上げようとしているのかも分かりません。よって、それが絡んでくるクライマックスも盛り上がりません。あと、この種の作品では、会話をいかに豊かに展開させるかも重要なのですが、そこもあまり考えられていませんでしたね。まあ、ソフィー・マルソーのオーラのごとく漂う色気は健在でしたので、そこだけでも楽しめはします。
[DVD(字幕)] 5点(2024-03-30 16:10:06)
16.  子猫物語
これは猫その他の動物のプロモフィルムかBGVであって、映画ではありません。まあ、「とりあえずぼーっと猫だけ見ていたい」という欲求があるときは、それは達せられると思います。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2024-03-01 00:03:32)
17.  極道の妻たち 決着 《ネタバレ》 
今回は一応、不正金融との対決みたいなのがテーマだったのでしょうか・・・。しかし、信用金庫とのあれこれを全然処理しきれていないのはもちろん、そもそも筋立て自体がグシャグシャで、誰が何の理由で誰を狙っているのかがほとんど分かりません。大体、こうして振り返ってみれば、そもそも竹内力自体は何のために消されたのでしょう。そこが安定しないので、いくら敵討ちだとか言われても、話が成り立ちません。●中条きよしは、意外に悪ヤクザ役が似合っています(このシリーズには前にも出ていますが、それとはえらい違いです)。この路線でほかにも作品を残してほしかったと思うくらいです。愛川欽也も、一見しょぼくれたおっちゃん風で実は、という立ち位置がなかなか合ってますが、最後に博打で勝つというだけで終わっていて、もっと人格変化を見せてほしいところでした。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-02-23 00:29:25)
18.  極道の妻たち 危険な賭け 《ネタバレ》 
今回は「先代組長の死去に伴う跡目争い」という入口で、一応、毎回新たなテーマに挑戦してはいるのですね。志麻さんの立ち位置も、組の中心というよりは地方の有力組長というのがやや斬新かも。キャスティングも、小粒感のあった前々作と前作を反省したのか、今回は、石橋・原田・火野と、なかなかの曲者を揃えていますね。と思っていたら、石橋さんはともかく、あとの2人はえらく登場時間が短かったのですが。ただしそれでも、火野さんの、ただ立っているだけで醸し出される異質感というか死神感(?)は、絶品です。●で、筋書については、途中からは誰が誰をどういう理由で狙っているのかがよく分からなくて収拾がつかなくなっていますし、皆様おっしゃるとおり、若者二人の恋愛沙汰(というかこれなら「発情沙汰」に近いが)は、はっきり言って邪魔でした。
[CS・衛星(邦画)] 4点(2024-02-19 00:50:21)
19.  極道の妻たち 赫い絆 《ネタバレ》 
前作よりさらにキャストが小粒になった感がありますが、それでも内容的には悪くないのです。ところどころ、名シーンと称すべき場面もあります。しかし、まず基本的なところで穴がありすぎて・・・。●そもそも、志麻さんと宅麻伸が、そこそこ連れ添った夫婦というところに無理ありすぎでしょ。志麻さんは15歳年上なのですが、並ぶと母と息子にすら見えます。というか、宅麻伸はどう見ても極道顔ではないです。本作は夫婦間の愛憎がメインテーマっぽいのですから、この点は致命的です。●逆に、渡辺裕之はもうちょっと出番作れなかったのかな。塀から出てくるの遅すぎですよ。●鈴木砂羽は、もうちょっと綺麗に撮れなかったのかね?ここが志麻さんの対立軸なのですから、もっと丁寧に収めてほしいところでした。●一方で、志麻さんと若いチンピラの疑似母性愛みたいのがサブテーマっぽいのですが、赤坂君ではちょっと荷が重すぎました。頑張ってるのは分かるけどね。●しかし、下っ端でもボス組長でも自在に演じてしまえる萩原流行さんは、やはり偉大。点数はこの方に対して。
[CS・衛星(邦画)] 3点(2024-02-17 00:19:00)
20.  恋はいつもアマンドピンク
樋口可南子主演の80'sラブコメ!と期待も高まったのですが、まったく内容を伴っていませんでした。川野太郎とのあれこれも、どういう初期設定でどういう発展をさせたいのかさっぱり分かりませんし、父とその後妻という格好のネタも、ほとんど使いこなされていません。大体、このスタートとこのキャストだったら、最初は冴えなかったヒロインが途中で華麗に様変わり!という爽快感を当然期待するわけですが、嫌がらせのように意地でもそうはなりませんでした(ちょっとだけそれっぽいシーンもありはしますが)。あと、画質が妙に粗いのも気になりました。
[DVD(邦画)] 3点(2024-02-16 23:58:50)
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