1. コン・エアー
《ネタバレ》 ブラッカイマーらしく、ただ派手なだけの軽薄なアクションが多数創られた時代でしたな。ニコラス・ケイジは「ザ・ロック」のへタレ役から180度違う役で違和感ありまくりであった。そもそも、何故囚人を移送するのであろうか。囚人は皆何らかの道具を隠し持っているし、アメリカの刑務所は自由与え過ぎ。ブシェミのシーンは”レクター”のパロディーにしか見えなかった。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-02-12 17:50:46) |
2. 紅夢
《ネタバレ》 心にずしっと刻み込まれるような作品で、”人間の心の闇”や封建社会の風習といった歴史を考えさせられた。コン・リーは実に綺麗でプロポーション抜群なのだが、主役とは思えない性格の悪さで、最初から全く予想が付かない行動ばかりとる。終盤からどんどん深みにはまっていくも、コン・リーなら乗り切れるのいう思いが常にあった、それだけに結末は以外である。あらゆる面においてコントラストが効いている、最初と一年度・赤と白・様々な性格の人間と。幾ら経済的に恵まれていても妾どころか妻でさえ自由が無く、閉鎖的なのと退屈なのが何より辛いと感じた。 [ビデオ(字幕)] 9点(2006-11-05 12:52:31) |
3. GODZILLA ゴジラ(1998)
ありがた迷惑とは正にこのこと。ゴジラを身売りした東宝が一番悪いのだが、アメリカとはどうしてこうも勝手に設定を変えまくるといった無神経なことを平気でするのだろうか。大体ゴジラとは格好いいもので、あの気色悪いトカゲの化け物をどう好きになれというのか。攻撃ヘリ如きに遣られ、下等生物の如く大量に卵を産む。何もかも馬鹿にしたような映画。 2点(2004-02-28 04:45:33) |
4. GONIN2
暴力団、レイプ、復讐といつもの石井隆ワールドであるが、緒形拳が出演していることもあり実に締まった内容になっている。ただ、肝心の女性5人については、余貴美子と夏川結衣の区別が付きにくく、大竹しのぶは何故出演したのかすら分からない始末。結局、この監督は喜多嶋舞の縛られたシーンを撮りたかったのだと思う。 7点(2004-02-15 18:47:36) |
5. ゴッドファーザー PART Ⅲ
フランシス・フォード・コッポラが破産して二進も三進もいかなくなって創った映画、と前説で言っていたが、確かに無理矢理創らない方が良かった気がする。Ⅰ、Ⅱに遠く及ばないのは言うまでも無く、思い入れがあった分、アル・パチーノの情けない姿は見たく無かった。冒頭から合法機関というマフィアで無い時点で興醒めで、若手役者は風格が無く、最悪は滅茶苦茶な銃撃シーンであった。唯一、シチリアで爆死した妻を思い出すシーンが心に残った。 5点(2004-01-19 00:20:16) |