2. GO(2001・行定勲監督作品)
基本的には原作に忠実なのだが、それぞれのキャラクターが非常にしっかりと個性を発揮しているところがクドカンらしい。イマドキの若者らしい軽妙さと悩み多き生い立ちの間で揺れ動く主人公を思いのほか窪塚が好演している。彼の演技方法とたまたまうまくマッチしたのかもしれないが、重たいテーマでありながら湿っぽくなっていない点が良い。しかし全体的にメリハリに欠けるように思える。しかし今まで敬遠されてきたテーマに真っ向から勝負をかけて成功した映画であることを私は評価したい。 7点(2004-01-27 00:30:04)(良:1票) |