2. 恋におちて
《ネタバレ》 この映画は、非常に味わいと深みのある映画でした。見てよかった。もしも、不倫の経験がある人ならとてもわかっちゃうシーンがたくさん。深く納得したセリフ「一緒にはなれなかったけど、愛し合う運命だったのよ」(byメリルストーブ)は、簡単だけど、出逢うことの尊さを物語っている。一見、平凡で問題のなさそうな家庭も実はそうではなかったりする。フランクの奥さんは自ら「今時愛なんてどこにあるの?」といっている。これは、我々見ているものたちもハッとする場面。特に既婚者には。一瞬、自分にとっての愛がどこにあるのかを確認させられてしまったのではないだろうか? 身体の関係になりかけてやめたシーンも深く納得。罪悪感。人間的でよかった。人間的誠意があってこその愛。不倫は良くないというけど、不倫も悪くないと思わされた映画でした。 8点(2004-08-22 12:35:55) |