1. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 人間ドラマ部分とゴジラのどちらが欠けても今回の作品は成立しないほど絡み合っているのが非常に良い。神木の演技は複雑な心情を緩急をつけ上手に表現していた。声にならない場面、例えば、銀座でゴジラが火を吹き敷島がビルの物陰から出てきたところ(その後の絶叫ももちろんよい)、帰港し下船した敷島に電報を渡して肩をドツくだけの澄子、病室で典子に抱きつく敷島の演技に感動。ゴジラ部分のCGは、邦画でこんなに凄い映像が見られて嬉しい驚きだった。掃海艇とゴジラの追跡劇のシーンで、ゴジラの顔のゴツゴツを流れ落ちる海水の動きまで細かく描かれていて感心。音も手を抜いていない。足音も爆発音もアニメ的ではなく実写的な音。深海魚が浮いてくる時の後ろから横から聞こえるポコポコ音、火炎放射を吐いたのち一瞬の無音の後の大爆発音(スターウォーズep.2のサイズミック・チャージ風)、劇場が震える足音の演出が印象的。セリフも邦画の割に、音割れやボソボソせず聞き取りやすく録れていたと思う。しかしながらラストの肉塊からの復活、典子の首のアザが意味深に映ったが、めでたしめでたしで本編をスッキリと終わらせ、思わせぶりな件の映像はエンドクレジット後にして欲しかった。後もう一つ、「シン・ゴジラ」もそうだったけど「この国」という言い回ししか出てこないの何故。 第一作に次ぐ奇跡の一作だと思うから、あと数回は劇場に足を運び楽しもうと思う。■2回目を鑑賞。ストーリーを知っている上でだと、初見と違ってドラマ部分が物足りなく感じた。ディスク発売時には未公開シーンなど入れて欲しい。 [映画館(邦画)] 9点(2023-11-21 16:15:03) |
2. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ
《ネタバレ》 ゴジラ、モスラ、ラドン、キングギドラらの大見栄を切っての登場シーンがとてもカッコイイ。怪獣プロレスも大迫力だし、バーニング・ゴジラが 最高。ゴジラのテーマ曲が効果的に使われていて良かったが、もっといろんなシーンで聞かせて欲しかった。人間ドラマが邪魔に思わない適度なボリューム。怪獣を復活させる母親エマの動機は、息子を殺したゴジラを倒してもらうためなのかなぁと思ったら、人類の間引きが理由の狂人設定でビックリ。終盤の娘救出作戦では、芹沢は殺してこのエマを生かすストーリーじゃダメだろうと思って見ていた。どちらも自己犠牲の英雄的行動で死んだが、芹沢の今際のセリフがゴジラに「さらば友よ」で、エマの「王よ甦れ(だったかな?)」はギドラに向けての言葉だろうなぁ。このシーンで悲劇的な曲がかかっていたが、あれはあくまでも娘を助けるための行動であって、改心した訳ではないと思いたい。これだけのことをしておいて最後には元の良き妻・良き母に戻りました〜悲しいでしょ〜なんて設定なら-5点。続編があるようなので楽しみです。またゴジラのテーマ曲を使ってほしいですね。 [映画館(吹替)] 8点(2019-06-26 19:02:01) |
3. ゴーストバスターズ(2016)
《ネタバレ》 配給元の意向なんだろうけど、どの劇場も芸能人吹き替え推しで字幕版が隅に追いやられ、なかなか字幕版の時間に合わせるのが大変だった。 懐かしいテーマ曲がかかってエンジンに火がついたのもつかの間、すぐにフェードアウトして落胆したものの、女お化けの登場とゲロ吐きまではよい雰囲気だった。が、「やっぱり幽霊はいた!」とはしゃぐ所からずっとバスターズのわざとらしい馬鹿騒ぎ演技が鼻についてまったく楽しめなかった。 かつてのメンバーがカメオ出演していたが、事情があるにせよ貴方達の『ゴーストバスターズ3』が見たかった!という感が拭えず、一層落胆しながらの鑑賞となった。(イゴンなき)バスターズとして登場し、彼女らにバトンを渡すのだったら嬉しかったなぁ。 [映画館(字幕)] 3点(2018-01-23 11:34:46) |
4. 言の葉の庭
薄っぺらくて寒い台詞と紙芝居とストーリー。つまらなくて時間が長く感じた。 [地上波(邦画)] 1点(2018-01-09 03:12:19) |
5. コーンヘッズ
《ネタバレ》 見てくれとからは予想できない、実に爽やかな家族ドラマでした。中盤のホームビデオのコラージュが本当に幸せそうで見てるこちらも暖かくなります。終盤の怪獣の特撮は力が入っていて出来がよく、嬉しい驚きでした。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-14 23:42:03) |
6. ゴースト・ドッグ
肩を揺らして歩く黒人のノリ、プープップーってファミコンゲームのようなBGMが微笑ましい。見所の一つ、暗殺シーンはなかなか良い演出でした。全編ゆったりともったいぶったリズムで何気なくも意味有りげなカットに、監督の意図は何だろうとあれこれ考えながら見てしまって疲れた。この監督の映画を見続けていると何か見えてくるのかもしれませんが、現状ではこの点数です。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-02-01 03:43:31) |
7. コンスタンティン
《ネタバレ》 この世界の成り立ちや事情を予め良く知った、物分かりのいい登場人物ばかりなので、画面の中だけで勝手に話が進んで行くのをただ淡々と見るだけの退屈な映画。静寂→ドカーン!でびっくりさせたりお腹でモゾモゾ、ハーフブリード達の『ブレイド』的やられ方等の演出もちょっと...。馴れないキリスト教ベースのお話、説明不足(わざとでしょうが)や思わせぶりな演出なので、2回目で話が繋がった満足感は大きいですが、話が長く退屈な印象は変わらず。観客目線のキャラが一人いれば驚きを共有できやすかったと思う。あと乗れなかったのは音楽のせいもあるかもしれませんね。楽曲に新鮮味や魅力を感じないし、なによりもっとシーンに合わせた選曲や音楽の鳴らせ方があったろうにと思います。映像的には構図やライティング、CGに偏重しない見せ方は非常に好感が持てるし、また、一気に引き込まれたクライマックスの展開や、マモンを復活させて世界中を阿鼻驚嘆の世界にしてしまいそうな所をグッとこらえてこじんまりと収めた事には拍手したいですが。 [DVD(字幕)] 5点(2005-09-09 16:29:31) |
8. 荒野の七人
《ネタバレ》 ドラマが用意されてるキャラに目がいってしまいますね。ベルナルド(ブロンソン)と子供たちのエピソード、盗賊の襲撃時に物陰から出られないでいたリー(ヴォーン)が印象深い。一番かっこいいブリット(コバーン)にはもっとナイフを使って敵を倒して欲しかった~。キャメラが必要最小限の対象物をしっかり・効果的に画面内に配置してたり、奥行き感のある演出、顔のアップや揺れに頼らなくとも臨場感のある画づくりなのも新鮮だった。DVDの吹替えも最高のキャスティングで2倍楽しませてもらいました。 8点(2005-03-16 04:33:14) |
9. ゴーストバスターズ(1984)
何も言うことはありません。完璧。 10点(2004-02-28 19:01:31) |
10. コン・エアー
エンディングに向けてとにかく派手な展開の連続に拍手です。 ケイジとマルコビッチ目当てに見たけど、キューザック、スタトレのオブライエン役の人が出てたのも嬉しかった。 8点(2004-02-28 02:24:59) |