1. ゴジラ×メカゴジラ
劣化した『新世紀エヴァンゲリオン』を思わせますが、良くも悪くも『ゴジラ』です。だらり、まったりと時間を潰したいときによいかも。「これはこういうものだ」と思ってみれば、そんなに悪くはない出来です。宅間伸がずいぶん丸くなっていたのが印象的でした。一つ疑問に思ったのは、本シリーズが誰を対象に作られているか、です。今日の小中学生がゴジラを見るとも思えないし、特撮マニアが対象なら、構成や設定がチャチすぎる。んー…? 5点(2004-11-29 00:09:06) |
2. 国姓爺合戦
つまらなくはない。といって、総毛立つほど面白いというわけでもない。エキゾチックではありますが、評価に困ります。国姓爺はもっとヒロイックに描いてもよかったかも。歴史ものに興味があるなら、見てみるのもいいかもしれません。 5点(2004-11-03 21:44:40) |
3. ゴッドファーザー PART Ⅲ
父ビトーはファミリーの中だけを見つめていた。マイケルはファミリーの外側を見てしまった。ビトーのそれはビトーを頂点とした互助組織だった。が、マイケルのそれは父の遺志にしたがって、合法・非合法の別を問わずの経営組織となった。だから慈善事業もするし、合法的な組織に変わろうとする。が、結局彼は組織の非合法の部分―それは欲望の体型であり、他者を抑圧することで成立しており、欲望は欲望を呼び、抑圧は反感を生む―に引きずられて、互助組織が本来守るべきだった血族を手にかけ、あるいは失ってしまう。哀愁漂うラストシーンは、その最後の返す刃がマイケル自身に返ってきたということでしょうか。それにしても、何で娘を使うかな。 7点(2004-05-26 11:33:37) |
4. ゴッドファーザー PART Ⅱ
仲間たちとともに上り詰めていく父ビトーと、仲間はおろか肉親すら離れていく息子マイケルの対比、トップの孤独。良く出来ています。良く出来てはいるんですが、全体として低調でメリハリがない。 7点(2004-05-26 08:43:20)(良:1票) |
5. ゴッドファーザー
んー、これが単純にマフィアの構想を描いたのではなく、それを通じてのマイケルの成長過程がテーマだとしたら、シシリーから帰還した後半はかなり急ぎすぎな感じがします。あのラストの妻との微妙な距離感は、ゴッドファーザーになったことで、マイケルは「血の通っていない」人間になったと言いたかったんでしょうか。ただ、あの象徴的な教会のシーンはいいですね。ちょっとあざといですけど。 9点(2004-05-24 17:29:32) |
6. コールド・フィーバー
なんと表現したら良いのか分からない。でも、とても幻想的で叙情的。 7点(2004-05-18 16:00:10) |
7. 恋するための3つのルール
前半の軽快なトークを持ち味に最後まで行くのかと思いましたが、後半は結構普通のコメディですね。大笑いするというより、所々でくすくす笑わせる感じ。時間があったら見てもいいかも。それにしても原題と邦題ぜんぜん違うんですね……。 5点(2004-03-23 01:57:18) |