1. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 劇場で観て良かった!ゴジラが東京で暴れるシーンは大変迫力がありました。戦争で焼けた東京の街並みも一体どこまでCGなのかわからないクオリティでした。当時の技術でどうゴジラと対決するかというアイデアも素晴らしかった。賛否ある人間ドラマの部分も良いと思いました。主人公もヒロインも生き残って結構じゃありませんか。エンタメってこういうものだと思う。子供と一緒に見られる絶妙な匙加減になってると思います。ただ個人的にはシンゴジラの方が面白かったですが、あれはちょっと変化球になるのかな。こっちは直球、豪速球って感じ。 [映画館(邦画)] 8点(2024-01-24 22:35:06)(良:1票) |
2. ゴッドファーザー PART Ⅲ
《ネタバレ》 独特のセピアがかった色調、ニーノ・ロータのテーマ音楽、そして懐かしい登場人物たち…、映画が始まった瞬間から、そうそう、この世界観よ!と感動したのも束の間、あれっ?マイケルってこんなだったっけ?…結局、最後までその違和感が拭いきれないままでした。いっそデニーロにでもマイケル役を演じてもらった方がしっくり来たんじゃないか。またマイケルの娘役もなんだかなあって思ってたら、後から分かったけど監督の娘さんだそうで…。アンディ・ガルシアは良かったし、ダイアン・キートンやタリア・シャイアなど懐かしい俳優陣も素晴らしかったが、マイケルと娘役のミスマッチのせいでかなり評価が落ちてしまったような。終盤の、オペラと殺人が同時進行して現実がオペラの悲劇をなぞってしまうというあたりの演出は素晴らしいと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-03 09:33:08) |
3. コーダ あいのうた
《ネタバレ》 障がい者施設に勤めています。だもんで、音大を目指す娘と耳の聞こえない家族、という設定を知った時点で、コンサートのシーンで無音になる演出があるんだろうなと分かっちゃいました。聴覚障害者はこういう世界で暮らしているということを、支援する我々は知っておかなくてはならないので、こういう研修はたくさん受けました。でも分かってたのに泣かされちゃいました。演技は良かったし、演出も丁寧でした。耳の聞こえない孤独が、わざとらしくなくさりげなく描かれていると思いました。仕事柄、障がい者を扱った映画をたくさん観てきましたが、障害の当事者も、その家族も、それぞれ前向きに自分の道を歩いていくというストーリーは素直に感動しました。ご都合主義だって言う人もあるかもしれませんが、映画には夢を見させてほしいものです。特に困難を抱えている人を題材にしているときはなおさら。 [映画館(字幕)] 8点(2022-02-01 23:48:36)(良:2票) |
4. ゴッドファーザー PART Ⅱ
とにかくデニーロに惹きつけられる。いったいどうやりゃ演技によってカリスマ性を滲み出させるなんて芸当ができるんだろう。過去と現在が交差する凝った構成で、とてもよくできた映画だとは思うが、個人的には1の方に、より得体の知れない凄みを感じされられたので1の方が好き。まあ1も2も両方とも素晴らしい作品なので、どっちが上かだなんてとてもセコイ議論なんだけど、私はセコイ人間なのでついつい比べたくなって困る。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-02-22 12:54:15) |
5. この世界の片隅に(2016)
序盤からもの凄い情報量で頭がパンクしそうになった。私は広島弁も広島の地名もだいたいわかるが、そうでない人には訳のわからないところもあったのではないか。そして、ただ単に情報量が多いというのでは無く、なんでもないような日常のシーンで心の機微に触れる描写が多々あり、どうしてここで感動しているのか自分でうまく説明できないけれど、何故か涙が流れてしまうところも何度かあった。作品として評価が高いことはわかっていたので、身構えてというか、ちょっとハスに構えた感じで見始めたが、まあとにかく見事に心を奪われてしまって、参りましたという感じです。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2020-07-07 13:09:37) |
6. ゴッドファーザー
2度目なんですが、あっという間に見終わってびっくり。本当に3時間もあったの?! 私も最近は美味しいところをつまみ食いのYoutube動画などに慣らされて、ちょっと長い動画だとすぐにダレて退屈してしまって、1時間程度のドラマを見るのも苦痛になってきたというのに、この作品は全くダレる瞬間がなかった。本当にすごい。役者たちの演技、ニューヨークの街並み、シチリア島の風景、なんとも切ない音楽、全編に漲る緊張感、とにかく非の打ち所がない。個人的にマフィアとか暴力とか怖いのは好きじゃ無いので、満点はつけないけど、映画史上燦然と輝く名画であるのは間違いないと思った。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-10-07 13:21:08) |
7. 獄門島(1977)
今回のBS放送で3回目。石坂金田一と、坂口良子と、昭和の田舎風景と、市川昆の独特のカット割りが見られるだけでハッピーな自分としては大満足な映画。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2007-12-29 12:27:50) |