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1.  コックと泥棒、その妻と愛人
ある程度は噂に聞いていたし、昔、淀川長治さんが絶賛していたのを覚えていていつか必ず見ようと思っていた映画であるが、それにしても予想以上の内容に圧倒させられる。食べるという行為、男と女が愛しあう行為、1人の女を巡って繰り広げられる醜い大人の男達の行為やら何から何まで人間は醜くて自己中心的な一面を持った生き物だって言われてるようだ。内容そのもののグロテスクなこと。それなのに何と美しく描いている。この場合の美しくとのは映像美です。正にアートです。映画はストーリーだけではないんだよ。映像美としての映画的興奮、美の世界がこの映画にはある。それにしても良かった。食事しながら見なくて本当に良かった。とんでもないものが見たい。刺激が足りないと感じてる人、この映画の持つ不気味さを一度味わってみたらどうでしょう?ただしつこく言うけど何か食べながらの鑑賞だけは絶対にしてはいけません。
[DVD(字幕)] 8点(2013-07-09 21:25:30)(良:1票)
2.  恋人たちの予感 《ネタバレ》 
好きだ!この映画のどこが良いのか?て聞かれると答えるのに苦労するけど、好きなものは好きだからどうしようもない。そう答えるしかない。とにかくメグ・ライアンが良い。もう完全にこの映画はメグ・ライアンだから良いのである。ビリー・クリスタルとの二人の食事のシーンでのメグ・ライアンの喘ぎ声、あの時の演技、声、顔付き、どれもが良い。下手なアダルトビデオよりも興奮できる。←下手なアダルトビデオてどんなんだよ?という質問、突っ込みはしないで頂きたい。メグ・ライアン演じるサリーがサンドイッチを1時間半かけて注文しようが、夏に風邪をひこうが、眼を細めて話そうが、全てを受け入れるビリー・クリスタルのかっこ良さ、見た目はどう考えても二枚目なんかではない。三枚目なハリー(ビリー・クリスタル)が良い。全くもって嫌味の無い。本音と本音のぶつかり合いをテンポ良く見せてくれているこの映画が私は好きです。 二人で別々の部屋で同じ時間に同じ映画を見ている。あの映画が私の好きな映画でもある「カサブランカ」てのも良い。メグ・ライアンの下手くそな絵だって愛しく思えてしまう。とにかくメグ・ライアン、メグ・ライアン、メグ・ライアンの魅力でいっぱいの映画である。
[DVD(字幕)] 9点(2010-09-12 21:32:05)
3.  国士無双(1986)
伊丹万作監督によるオリジナル作品は未見の上で言わせてもらうと、話そのものは面白いが映画としての面白さはさほど伝わってこないのは、これは脚本に問題があるようにも感じられるし、あの音楽も何だか時代劇とは全く合ってない。浮いている。原田三枝子とフランキー堺の演技に関しては素晴らしい。それなのに作品そのものはしっくりこない。テンポが悪い。本当なら5点が良い所かもしれないが、6点にしたのはフランキー堺と笠智衆というまるで昔の邦画ファンにとっては夢のような共演を観れたからである。それも時代劇で観れたというのは後にも先にもこれが最初で最後である。確かこの二人が共演している映画となると「世界大戦争」という邦画史に残る大傑作があるが、とてもじゃないけど遠く及ばない出来栄え!まあ、はっきり言って私のような余程のフランキー堺ファンであり、笠智衆ファンでもない限りは人にはお薦めしようて気持ちにはなれない。しつこいようだけどフランキー堺と笠智衆の共演あればこその点数である。最後にあの大傑作「無法松の一生」の脚本家でもある伊丹万作自身が監督したオリジナルの方を見たいし、見たくなる。
[DVD(邦画)] 6点(2010-08-19 22:22:06)
4.  恋におちて 《ネタバレ》 
不倫ものの映画となると、やたらとベッドシーンがあったり、家族の中に殺人事件が起こって、死者が出たり、また、不倫をしている当人同士がお互いの家族のことなど無視して、どうにもならなくなった挙句に心中をはかるなど、やたらとドロドロしたものが多くて見ていられないし、好きじゃない。その点、この映画にはそういうドロドロしたものが感じられないのが良いし、好感が持てる。最初の二人の出会う駅のシーンでの公衆電話でのやりとりからして、この二人は性格も似ているということを見せることで互いが好きになっていくだろうというものをきちんと解り易く描いている。また、やたらと愛を語らない。役者の演技力だけで見せる二人、ロバート・デニーロが普通の男を演じてもそれが演技なのか?それともそれこそがロバート・デニーロという人の本当の凄さなのか?さえも解らなくなるぐらいの上手さ、そして、メリル・ストリープの上手さもハリウツド映画界において、少なくともベストスリー以内に入るぐらいとにかく上手い。そんな上手い二人が演じているからこそ、不倫ものなのに全くもって下品さを感じない大人の映画として見ていられる。この二人だからこその映画であり、下手な俳優同士ならこうはならない。良い役者が二人揃って良い演技をし、そして、互いの良さを認めつつ、信頼しあっている様子が解る。最初に二人が出会った駅、列車内での様子とラストも列車の中で締め括るという辺りも心憎くて良い。心憎くて良いと言えば、もう一つ、ロバート・デニーロがタクシーに乗っている場面、デニーロでタクシーて言うと、どうしても「タクシードライバー」です。いつモヒカンになって、暴れるのか?と不安がある意味で面白く、そういや、あの映画でも共演したハーベイ・カイテルも親友役として良い感じでした。
[DVD(字幕)] 8点(2010-02-07 11:25:28)
5.  幸福(1981)
市川崑監督の作品の中で観ることは出来ないと思っていたこの映画、本当は東京まで行って映画館で見たかったぐらいだが、なかなかそうはいかない。CS放送での観賞となる。市川崑監督の希望によると、本当は完全モノクロの世界、映像で撮りたかったらしいけど、映画製作会社の反対によって実現しなかったと聞くが、何故?監督の希望通りにやらせてあげなんだ?ここらがもう1980年以降の日本映画の駄目なところである。それはさておき、市川崑監督らしい如何にもこれが今の日本である。昭和の日本の美しさ、映像だけでなく、親子の絆、それは妻に逃げられどうして一人で二人の子供を育てながら刑事という職に付いている水谷豊演じるこの父親と子供達とのやりとりの中に親子の絆、人間としての大切さを描いている。市川崑監督の描く世界はいつも何かドロドロした人間関係の中に見え隠れする絆、絆を大切にすることの重要性、タイトルにあるように「幸福」とは何か?という問いに対し考えさせられる内容の見応えのある作品になっている。所々で金田一シリーズを思わせる人物をここでも使うことで、金田一ファンにとっても別の楽しみを見せてくれているこの辺りの市川崑監督らしい映画を観る上での楽しみ方や、また特殊なシルバーカラーという映像によって、普段は見ることの出来ないようなこんな東京の姿までも映し出す。その市川崑監督の映画ファンは勿論、そうでない人にまで興味をという引き付けられる魅力がこの映画には存在する。それにしても市川崑が亡くなったからこうして観ることが出来るのか?と思うと何だかとても哀しくなるし、やりきれない。生きている間に誰もが見ることが出来なかったものか?日本映画だけの問題ではないが、監督が生きている間にDVD化して欲しかったし、全国の映画館で上映して欲しい。そういう映画があまりにも多過ぎる気がしてならない。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-11-28 11:30:42)(良:2票)
6.  ゴッド・ギャンブラー 《ネタバレ》 
何か物凄い強引な持っていき方、盛り上げ方といでも言うのかなあ?いかにも香港映画って感じが充満している。それはそれで悪くはないし、むしろ、この場合だとそれで良いのだろう!と思って観るのが一番であろう!それにしてもあのサイコロの勝負、まさか、あんな勝ち方するとは、サイコロ割ってそれで勝ちなんて、おいおい!チョウ・ユンファの黒のスーツ姿のかっこ良さと出てくる女優陣が魅力的であり、中でもジョイ・ウォン、やはりこの女優さん、私好みである。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-11-22 12:12:39)
7.  古都(1980)
山口百恵の出ている映画を観るのは初めてだけど、思っていたより良く出来ている。流石は市川崑監督である。単なるアイドル映画としては撮っていない。一人二役の山口百恵の表情、化粧や着物の違いなどを見せることで二人の生活の違いや性格というものを表現しているあたりの拘りなど市川崑監督はそういうちょっしたことでも手を抜かずに見せてくれている。古都の町並みの美しい映像美、祇園祭の場面での二人の表情の映し方も上手い。山口百恵の演技に関しては確かに本職が歌手であり、女優ではないのでけして、上手いとは言えないし、また、三浦友和の起用も確かに二人を売り出そうというものが見えてしまいマイナスではあるけれど、脇を固める俳優陣が芸達者な人が勢揃いで中でも岸恵子、やはりこの人の上手さは特に市川崑作品の中ではいつもながら感心させられる。そして、この映画、市川崑監督と言えば私が初めて市川崑監督の映画を観た作品が「犬神家の一族」である。そんな「犬神家の一族」にも出ている加藤武、小林昭ニに三条美紀というキャスティングが何とも言えず嬉しさを感じてしまいます。岸恵子にしても同じ市川崑監督で横溝正史原作の「悪魔の手毬唄」に出てるというように私が市川崑という監督を意識するきっかけを作ってくれた二つの作品の共演者がいる。それだけでも見て良かったと思えてならないし、何よりも京都の美しさ、言葉の美しさ、これは後の「細雪」に通じるものを私には感じずにはいられず、何度も言うけど単なるアイドル映画とは大きく違う日本的な様式の美しさが心に残るそんな作品です。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-01-04 22:05:30)
8.  恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ 《ネタバレ》 
久しぶりに観たけど、やっぱ良いねえ!何が良い?とにかくキャスティングがまずはお見事!そして役者の演技と音楽の素晴らしさ、更にこの映画、何といっても雰囲気が素晴らしい。そんな素晴らしい雰囲気を生かしているカメラワークもこれまた素晴らしい。中でも最も映画的な瞬間、映画でしか味わえない興奮、いや、もっと言うなら映画だからこそ可能なシーン、それはあのシーン!ジェフ・ブリッジス演じるジャックがバーで大勢の客を前にピアノを弾いている場面でのピアノの上に乗って歌うミシェル・ファイファー演じるスーシーとそれを映し出すカメラワークによって酔いしれる。観ている側も映画の中のお客さんと同じ気分になって酔いしれることが出来ます。当時、この映画で絶対にアカデミー賞主演女優賞獲得間違いなし、他の映画賞でも主演女優賞を総なめにしながらどういう訳か?オスカーだけは獲れなかった。これだけの見事な演技と歌声を見せて、聞かせたのに賞を与えなかったアカデミー賞、私は以来、アカデミー賞は一切、信用しないことにしました。そのぐらいミシェル・ファイファーの演技、歌声も完璧です。これこそ正しく大人の映画、ガキっぽい小学生レベルの映画がやたら増えてきている現在のハリウッド映画界において、こういう映画こそ本当に評価されるべき作品だと思います。
[DVD(字幕)] 9点(2007-05-20 22:16:58)
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