1. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
《ネタバレ》 濃密だけどねぇ。 近未来への警鐘や問題提起の部分は理解できるし、そこをサスペンスのベースとしてる点は面白いんだけど、そのせいで、エンターテインメント性が希薄になっちゃってる気がする。 制作者側のオナニー臭がそこはかとなく。 少佐の色っぽさを筆頭に(笑)、TV版のバランスの方が圧倒的に好きだなぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2009-08-01 11:16:45) |
2. CODE46
《ネタバレ》 何を言いたいのかは理解できる。 アーティスティックな映像表現も(こんなの大嫌いだけど)否定はしない。 でもね、こんなテキトーな映画でいいわけがないだろう。 パペルやらクローンやらなんたらウィルスやら記憶消去やら、やたら近未来感漂う設定が出てくるにも関わらず、その社会的重要度(もしくは社会への浸透度や位置付け)が全く説明されてない上に、登場もあまりに唐突。 いきなり「こういう社会システムの中で生きてるんだと理解すると同時に、それに抗う主人公達に感情移入しなさい」なんて、そんなこと言われても無理。 遺伝子学上「生殖」禁止ってのはわかるけど、「性交」まで禁止なのか??? どうやって? 「共鳴ウィルス」や「抵抗ウィルス」はあるくせに、「予防ウィルス」はないんでしょ? (笑) 不倫だぞ? つか、不倫でいきなり妊娠って。。。そんな無茶苦茶な(笑) こんな見境のない馬鹿カップル、応援なんてできますかっての(笑) だいたいさ、ヒロインに全く魅力を感じない上に、恋に落ちる過程も全然理解できない。 なんだ? 母の面影に惹かれたのか? ただの肉欲か? ちゃんと説明しなさい。 平穏な人生を投げ打つほどの絆なんていつ結ばれたんだ? 主人公の心情をもっともっと丁寧に描くべき。 何もかもがテキトー。 統一感なさすぎ。 ラストの一言で泣かせるためだけに、設定を「でっち上げた」映画(に見える)。 こんなので泣けない。 [DVD(字幕)] 2点(2006-09-05 01:22:10) |
3. ゴッドファーザー PART Ⅲ
《ネタバレ》 はぁ。。。 やっと観終わったよ、三部作。 やっぱり俺はこういう世界はダメなんだなぁ。。。と、つくづく思い知らされた。 犯罪を基盤にのし上がったようなゴロツキどもがどうなろうと「知ったこっちゃない」と。 闇社会から足を洗いたい? ちゃんと償ってからだろ! 娘が殺されて泣いてたけど、お前は何人殺したよ! ファミリーなんかとっとと崩壊しちまえ! ずっと、そんな目線(笑) このパートⅢが一番評価低いけど、確かに重厚さが随分薄くなりましたよね。 でも、逆に俺的にはⅠⅡの画像は説教くさく感じるので、こっちの方が好きだったりします。 ヤクザなんぞに説教じみたこと言われたくねぇってとこですかね(笑) それより俺の心に響いたのは、このパートⅢの不振が元で「コッポラが自己破産した」ってニュース。 まあ、それだけなら「へぇ。。。」ってだけなんだけど、なんとそのニュースキャスターは続けてこう言った。 「自身4度目の破産です」。。。!!!! コッポラに畏敬の念を感じた瞬間でした。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-07 14:54:36)(良:1票) |
4. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 ゴッドファーザー三部作を一気にレンタルし、期待と共にある種の覚悟を持って鑑賞したパートⅠ。 大作であることは理解できても全く惹かれるものがなく愕然とした。 ので、もう気が重くて仕方がないけれど、せっかくなのでパートⅡを鑑賞した。 今、終わったんですが。 相変わらず大作であることは間違いない。 そして、みなさん仰ってるように、デ=ニーロは素晴らしかった。 ので、パートⅠより1点多めにする。 けれど、やっぱりダメだ。 もうね、どうでもいいんですよね、こんなゴロツキどものファミリーがどうなろうと。 「勝手にやってろ」って感じ。 犯罪に犯罪を重ねることでノウノウと優雅に暮らしてるようなファミリーが、殺されようが家庭不和になろうが裏切り行為で苦しもうが、「こんな輩とっとと破滅してしまえばいいじゃねぇか」と思える。 マイケルが悩もうが、ケイが苦しもうが、フランクが自害しようが、フレドが裏切ろうが、なーんにも感情を揺さぶられない。 「悪事を基盤に集まってるようなファミリーなんぞ、その程度のもんだろー」です。 「お前等みたいな社会のダニの悩みなんぞ、お前等に苦しめられた善良な市民に比べたら屁みたいなもんじゃねーか」です。 そういう意味で全然感情移入できないんですよね。 申し訳ないけど、やっぱり平均点さげます。 [DVD(字幕)] 5点(2006-06-07 00:43:52)(良:1票) |
5. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 ゴッドファーザー。。。この神格化された響き。 どこを見ても名作傑作大作と賛辞や賞賛のオンパレード。 気にならないはずは、もちろんない。 「いつか観よう、いつか観よう」とずっと心の中にあった。 しかし、どうもこの映画から漂ってくる陰惨でダークなイメージが俺を寄せ付けずにいた。 きっかけは、レンタルショップでテキトーに借りた「チョー駄作」のせい。 この駄作(しかも2連発)のせいで、俺は決心した。 わけのわからん無名映画に手を出してクソみたいな気分にさせられてるくらいなら、いくら自分の感性に合わなさそうでも世間的評価の高い名作傑作大作と呼ばれる類のものに挑戦してみる方が、圧倒的に有意義な時間を過ごせるのではないかと。 で、3部作を一気に借りてきたのである。 さて、今、パートⅠを観終わった。 正直、困っている。 それは、やっぱり俺にはこの世界が分からんからだ。 もうね、全くわからん。 なぜこれをカッコイイと思えるのか。。。 不思議でたまらん。 「重厚?」 確かに重厚だ。 でも、それだけだ。 いや、むしろ、この重厚さは鈍重にさえ思えてくる。 ひらたく言えば「かったるい」のだ。 ファミリーの為だとかエラそうな大義名分を掲げながら、その実、結局は自分たちが生き残るためだけに、都合よくアッチを殺しコッチを殺し。。。ウソなんぞ平気の平左。 自分の主張もコロコロ変える。 ひたすら保身の為にあたふたしてるだけのこと。 どんなに役者が渋かろうが関係ない。 結局は悪事を働き、善良な市民に多大なる迷惑をかけて、裏社会の甘い汁を吸ってノウノウと生きてるゴロツキの話だ。 こんな輩が何をえらそうにほざいても、何の説得力もない。 コッポラは、本当にこんなつまらんギャングどもをカッコヨク撮ろうとしたのか? 逆じゃないのか? 「表向きはシブく見えてても、本当はこんなにしょーもないヤツラなんだよ」って言いたかったんじゃないのか??? そう思えて仕方がない(それにしたってもっと見せ方があると思うが)。 さてと。。。パートⅡ、パートⅢのDVDが俺の前に並んでいる。 俺は不安だ。 果たして俺はこんな映画を最後まで見届けることができるのだろうか。。。 辛い時間になりそうだよ、オカアチャン。。。 3本一気になんて借りなきゃよかった。。。(T-T) [DVD(字幕)] 4点(2006-06-02 02:52:46)(笑:1票) (良:1票) |
6. コラテラル
《ネタバレ》 殺し屋の手際がイマイチ、運転手が逃げ出せそうなタイミングが何度もある、そもそも何でタクシーを利用するのか等々、ストーリー展開上の穴(というかツッコミどころ)は結構ある。 けれど、それはあまり重要ではない。 というよりも、そこに焦点を合わせてしまうと、製作者が語ろうとしているもっと重要な部分を見失う。 都会の片隅で、善良な一市民が偶然に出会った悪夢。 それは非常によくできたブラックファンタジー。 「善良ではあるが、茫洋とした日常の中で未来へのステップを躊躇う羊」 と 「凶悪ではあるが、まさに現実の中をリアルに生きる孤高の狼」という対比。 「状況に適応するしかない」、「お前は夢を語るだけで、その実何も行動を起こさない」、「これが"仕事"だ」。 痛烈に胸に突き刺さる辛辣な台詞。 タクシー車内の濃密な空気感。 互いの心理描写の妙。 マックスが殻を破っていくカタルシス。 「いつか完璧な状況が整ったら」。。。 いつか? それはいつだ? 明日か? 来週か? 来年か? 10年後か? 50年後か? 実はお前の人生、そのまま何も変わらない(変えない)んじゃないのか? 容赦なくそう突き付けてくる。 何かをつかもうとするとき、全てが順調に進むことなどあり得ない。 そんな「機」を待つばかりでなく(もっと言えば、「そんな言い訳ばかりしていないで」)、不測の事態を恐れず状況に適応する(逆境を乗り越えてでも必ず手に入れるという)強い意志を持って「行動を起こせ」と。 「目的を達成する」というのは完璧な状況ができるまで待っていてできるものなんかじゃない。(今の俺のように)次々と起きてくる問題と取っ組み合いながら前進するその先にあるものなんだ。 「これが"(実現するという)仕事(の本当の姿)"だ」と。 そんな強烈なメッセージがこめられた、非常に痛快な作品。 ただ、このテーマが心に響かない人には、ただの二流アクション映画に見えちゃうだろうけどね。。。(笑) [DVD(字幕)] 9点(2006-05-19 03:22:18)(笑:1票) (良:7票) |
7. 恋におちて
《ネタバレ》 肉欲の上に立脚しない不倫か。。。 「なぜ抱かないんだ、ばか!」 ここがこの映画の深みですかね。 [映画館(字幕)] 7点(2006-05-07 20:16:02) |
8. ゴジラ(1954)
《ネタバレ》 恥ずかしながら初見。 しかし、なんという映画だろう。 反核反戦反環境破壊をここまで切々と唱え上げる映画だとは思わなかった。 凄い。 初代ゴジラって本当に偉大な映画だなぁと思う。 日本でも50年も前にこんなもの凄い映画を作ってたんですね。 世界中にゴジラファンがいるのが理解できた。 「科学技術の進歩」に対する警鐘、科学者としてのモラル、地球上全ての生物の尊厳等々。。。様々なテーマが本当に切々と綴られている。 これ、単なる子供向けの映画じゃないですね。 感動しました。 この初代ゴジラの名声を傷付けるような(膨大な数の)続編、そんなの作らないで欲しかった。 それら陳腐な「娯楽怪獣映画」とは一線を画す、偉大なる一本。 [DVD(字幕)] 9点(2006-04-30 01:55:15)(良:1票) |
9. 50回目のファースト・キス(2004)
《ネタバレ》 んーと。。。ここまでお気楽でいいのか? って目線はとりあえず横に置いときかなきゃね。 そういうこと言い出すと、もうどうしようもなく泥沼にハマっていっちゃうんで(^^; 「気楽にラブコメを楽しむんだ」って心構えで観ると、かなり楽しめます。 毎日あの手この手でルーシーを口説くのが笑えた。 なかなか面白かったですよ^^ [DVD(字幕)] 6点(2006-04-22 03:38:45) |
10. 告発
《ネタバレ》 「善悪とは一面的ではない」という前提で観ましょう。 でも、感情移入しましたねぇ。 いい映画です。 実話ってのが凄い。 最後、ヘンリーが独房に向かう姿がよかった。 [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 01:00:17) |
11. コンタクト
《ネタバレ》 いやあ、なかなか引き込まれました^^ テーマとしては凄く面白い。 ちょっとファンタジックすぎるのかもしれないけど、もしかしたらファーストコンタクトってあんな感じかもしれないなぁと思えました。 最後、エリーが「のんびり構えて待ってみよう」ってポジションにいたのが印象的でしたね。 全人類が最初から異星人と上手くコミュニケーションなんか取れないよねって、そういうスタンスなんだな。 インデペンデンスデイで描かれた攻撃的な異星人でもなく、未知との遭遇の急進的なコンタクトでもなく。 このスタンスはなかなか良かったんじゃないかと。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-17 21:51:41) |
12. コクーン
こういう系のSF、結構好きです^^ あんなプールに入ってみたいもんです^^ じいさま達、よく決断できたなぁと。。。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-17 21:41:12) |
13. ゴーストバスターズ(1984)
マシュマロを思い浮かべてしまったよ~ には笑った(笑) で、アレか!!! 笑撃じゃ(笑) しかし、テーマ曲がいいですよね~。 この曲聴くと、吸い込まれちゃうですね^^ [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-15 19:04:36) |
14. コンスタンティン
《ネタバレ》 うわっ 面白いじゃん、これ! あんだけヒット作連発したキアヌにはもう面白い映画なんか回ってこないだろうと思ってたんだけどなぁ。。。 最究極召喚でルシファーを呼び出せるなんて。。。 しびれるー! ナイス! そりゃガブリエルにお仕置きできるなんて、大天使長ミカエルか、堕天使ルシファーくらいしかいないもんね! カッコ良かったぁ♪ [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 20:01:22) |
15. 荒野の七人
かの超絶名作のリメイクにしては、ほんとによく頑張ってると思う。 十分面白いしね。 侍がガンマンになると、なるほど、こうくるかって感じが嬉しい。 みんなシブいし^^ ただ、農民の裏切りはなぁ。。。 本家で「橋向こうの3軒を見捨てる」って苦渋の決断から生まれる農民との確執の部分を描きたかったんだろうけど。。。ちょっと、なぁ。。。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-02 11:16:36) |
16. GODZILLA ゴジラ(1998)
ビルよりちっこいゴジラは悲しい。。。涙 だからさ、日本人はこういうゴジラを観たいんじゃないっての。 わかんないかなぁ。。。 ゴジラの看板がなかったら、結構面白かったんですけどね^^ 7点あげてもいい(笑) [ビデオ(字幕)] 3点(2005-11-02 06:12:55) |
17. ゴースト/ニューヨークの幻
泣けます??? [ビデオ(字幕)] 4点(2005-11-01 22:47:09) |
18. 交渉人 真下正義
うーん。。。。 いやね、別に凄い映像とか期待してないんですよ。 このシリーズは、そんなもんが観たいんじゃないから。 湾岸署卒業のヘナチョコエリートがなんだか成長していってるって姿が見たかった。 「おー、真下もやるようになったじゃん。 こういうのお前にピッタリだと思ったんだよな~」みたいなこと言いたかったんだけどね。。。 タイトルになってる「交渉」自体が色んな意味で弱いんだもん。。。 「踊る」特有の軽薄さ(もちろん良い意味での)も、なんか違うし。 4点 [映画館(字幕)] 4点(2005-10-27 23:58:03) |
19. 恋人たちの予感
メグ=ライアンが最高に可愛い。 たまらんっ(>_<) これでメグ=ライアンのファンになっちゃいましたもんねぇ。。。 メグ=ライアン主演の映画ではこれが最高です。 てか、他のは全然ダメです(^^; 友達と恋人の境界線で揺れ動く気持ち、いいよなぁ。。。 映像もキレイだし、台詞のセンスも心地いい。 恋したくなりますよね^^ ただ、この邦題。。。どうなのよ? (笑) [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-27 14:54:44) |