Menu
 > レビュワー
 > rakitarou さん
rakitarouさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 63
性別

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  コッポラの胡蝶の夢 《ネタバレ》 
レビューが少ないのはなかなか理解、評価が難しいからかも知れません。やや大胆な解釈ですが、私はこの作品はコッポラ流の世界における「真善美」の表現であったように感じました。奇才スタンリー・キューブリックは、真善美の意味を映画「バリー・リンドン」で真(宗教)、善(バリーの生き方)、美(映像)という形で表現したと解釈しているのですが、コッポラは真(ドミニクが追求した学問)、善(人類が核戦争で滅びて新しい人類となってより高いステージに上るという未来予知を伝えるべきかで悩む)、美(ラウラ、ヴェロニカへの愛情)という内容を描いているように思います。  真を追求する学問については、ドミニクは言語の起源、紀元前のエジプト、インカ、メソポタミアなどの言語まで理解するに至り、もう少しで自分の研究を極める所まで行きますが、ヴェロニカへの愛情(美)を優先させることで断念します。  善については、ドミニクは未来を正確に予知する能力を得て、人類の未来を解読不能な文字で記述し、某所に保管します。これは未だに解読不能とされる奇書「ヴォイニッチ手稿」を連想させる描写ですが、人類が核戦争で一度滅びて新しい人類に昇華するという未来を「進化のために善である」という自分と、「多くの罪のない人が死ぬ事は善ではない」というもう一人の自分の板挟みにあって悩み、結局答えは出ずに終わります。「善」とは移ろいやすい物という結論なのでしょう。  しかし美についてはキューブリック同様「変わらない物」「真よりも優先される物」としてコッポラはとらえたように思います。ラウラを思い続け、ヴェロニカへの愛情で学問を捨てるという決断、雪の中で息絶えたドミニクの安らかな瞳は、「胡蝶の夢」の如く夢と現実を行き来しながらも、美を追求できたという満足を表していたように感じました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-07 18:46:47)
000.00%
100.00%
200.00%
311.59%
423.17%
569.52%
61320.63%
71930.16%
81625.40%
957.94%
1011.59%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS