1. ゴッド・ブレス・アメリカ
《ネタバレ》 もっと気に食わない奴らをバタバタとなぎ倒す事を期待していたのに、やや物足りなかったです。もう少し悪意に満ちた、それでいて痛快感のある脚本も書けた様な?? [DVD(字幕)] 3点(2013-06-16 08:47:39) |
2. 五瓣の椿
《ネタバレ》 以前より、この映画における岩下志麻の妖艶な美しさは聞いていたのですが、それらの噂以上の美しさでした。内容は山本周五郎原作とは思えないような凄惨な筋書きでしたが、あの美しさでバランスがとれていたように感じました。脇を固める俳優も伊藤雄之助、左幸子など大癖のある役者が揃い、その悪役ぶりが際立っていました。映像も美しく、一服の浮世絵を観ているような場面もあり、感動しました。 [DVD(邦画)] 9点(2011-09-29 01:00:28)(良:1票) |
3. ゴールデンスランバー(2009)
《ネタバレ》 「全編仙台ロケ」という謳い文句が付いていたのは知っていましたが、中々観る気力が起こらず、やっと観賞できました。しかし、小生のような高齢者の頭では、いったい何を言いたいのかがまったく理解できず、低得点となりました。大体、あんなに上手く顔の整形手術が出来る技術は、発達していないと思われるのですが?ただ、怪優「柄本明」の不気味さは、抜群で、驚きました。 [DVD(邦画)] 2点(2011-09-26 16:26:35) |
4. 告訴せず
《ネタバレ》 持ち逃げした選挙買収資金で、小豆相場で大儲けしたまでは良かったが、その後は、砂糖に群がる悪党蟻に全て取り上げられ、自殺(?)してしまう、といった何とも冴えな い男の話でした。松本清張原作というので、もっとどろどろ、ぎらぎらした映画を期待 したのでしたが、何せ主人公があの風采の上がらない、元都知事でしたので、半分は喜 劇となってしまいました。 [DVD(邦画)] 3点(2008-04-17 22:38:01) |
5. コンスタンティン
《ネタバレ》 キリスト教の事を余り知らない為か、理解不能な会話、人物も多数あり、もう少し勉強してから見直す必要があると思いました。しかし、地獄のシーンなどは凄まじく、阿鼻叫喚という言葉がぴったりで、大好きです!ガブリエル大天使というのも、名前は聞いたことはありましたが、天国と地獄の橋渡し的役割を担っていたとは知りませんでした。悪魔役の俳優さんもなんとなく不気味で、他の映画も見てみたいと思いました。 [DVD(字幕)] 6点(2008-04-14 00:27:31) |
6. コンクエスタドール
《ネタバレ》 確かに米国や他の欧州系中世伝説物とはやや異なった雰囲気を持った映画でした。しかし、話の筋が理解できず、人物関係もほとんど理解不能で、ただただ景色を楽しんでいました。ドラゴンが数シーンで出てきましたが、その意味さえ理解不能でした。 [DVD(字幕)] 3点(2008-03-23 23:32:33) |
7. 皇帝のいない八月
《ネタバレ》 始めはこの題目がどの様な意味だったかに興味があったのですが、これがレコードのタイトルで、それもドイツ語(Der kaiser ist nicht am August)と書かれていたごとくの交響曲だったとは!これは音楽担当の佐藤勝氏の書いた交響曲という訳だったのですね (予告編にそのオーケストラ撮影風景が1瞬ですが出てきていました)。▼78年に製作されたと云っても、そんなに古臭く感じなかったのは、政治的な背景やら、その他の部分が現代と重なっていると感じているからなのでしょうか?藤崎1尉が山崎努演ずる同期生を射殺し、敬礼するところは筋を通す軍人魂が感じられて清々しい感じすらしました。それにしても巨悪を演じさせたら凄い俳優さんたちをこれだけ集め、揃えたものと感心しました。三国連太郎によって、憲兵の拷問の怖さを見せ付けられました。しかし、その陸将補もロボトミーを施されて廃人にされてしまっていました(ややクドイ感じがしましたが)。それにしても太地喜和子が巨悪の愛人役で出ていたのは、山本薩夫監督の意図だったのでしょうか?その巨悪の愛人が内閣調査室長と出来ていたとは少し創りすぎです。その愛人も裸で殺されてしまうえぐさは少々鼻につきました。サービス過剰な「寅さんが出てきて、ソ連に亡命した岡田嘉子を背負って爆破寸前の列車から逃げる」と言う訳の分からない場面もあり、あんぐりです。▼クーデターの目的がややはっきりしなかった(一生懸命、渡瀬恒彦が日本の美しさを強調してはいましたがやや弱い感じがしました)のは、他のエピソードを描くのに時間をとられ、説明不足だったように感じました。同じ吉永小百合が出ていた「動乱」の方が、貧困にあえぐ農村の悲惨さを映し、2.26の動機付けがなされていたと感じました。吉永小百合の存在感は大した物です。本邦を代表する大女優さんになっていました。 [DVD(字幕)] 6点(2007-12-08 09:07:10) |
8. 豪姫
《ネタバレ》 「利休」に続く古田織部の映画ですが、最近の「へうげもの」という漫画(山田芳裕著)の古田織部が非常に気に入って、他の本なども幾つか読んでみました。この映画では豪姫とかなり親密ですが、史実にはそんな事はなかったように感じます。何故、豪姫を取り上げたのかがはっきりせず、またウスとかジュンサイとか訳のわからない人物がうろちょろして、かなりイライラさせられました。衣装やセットは豪華で、また凝りに凝ったロケを行っており、さすがは勅使河原監督と感心しました。宮沢りえも他の名優に臆しもせず、今よりかえって初々しい魅力がありました。お吟さまがあんな形で自害するとは思いませんでした。「私は利休の娘ではないのです」と云いますが、「松永久秀」の娘だったという説もあり、興味深いところでしたが、其れきりになってしまったのは残念でした。 [ビデオ(字幕)] 5点(2007-10-21 18:29:16) |
9. コットンクラブ
《ネタバレ》 唄と踊りに点数をあげました。ダッチ・シュルッの狂気が伝わってきました。彼がラッキー・ルチアーノとはライバル関係だったのが、最後に明らかにされていました。話があまりに飛び飛びで非常に疲れました。 [DVD(字幕)] 3点(2007-10-08 23:48:30) |
10. ゴッドファーザー PART Ⅲ
《ネタバレ》 歌劇「カバレリア・ルスチカーナ」の話題が出たところで、パートⅢを見直しました。印象的な音楽が流れるのは、マイケルが娘を失って慟哭するバックに使われていました。Ⅰ、Ⅱに比してやや評価の低いところは、やや殺戮シーンに差がみられたためなのかなとも思いましたが、あるレベル以上の女優さんが出ていなかったので、華がなかった殺伐としたものに終わってしまった為かもしれないとも思えました。最後は糖尿病の最後らしい姿でした。痩せた犬が近寄っていったのが印象的でした。 [DVD(字幕)] 7点(2007-09-11 23:01:14) |