2. 告発のとき
《ネタバレ》 元軍人警官ハンクの元に、息子のマイクがイラク駐留から帰還して姿を消したというニュースが届けられる。無許可離隊などあり得ないと、息子を探し出すために妻を残し基地のあるフォート・ラッドへ向かい、地元警察の女刑事と捜索していた直後、息子の焼死体が発見され・・という話。主演の父親役にトミー・リー・ジョーンズ、女刑事にシャーリーズ・セロン。 実際に起こった事件を元にしたということで重い展開で話は進みます。というか明るい話はほとんどありません^^; 軍警察と地元警察との縄張り・セクショナリズムの中で、元軍人でもある肉親が喰いつき離さず追求していくその姿を見せながら、流され消えそうな真実と戦争の虚しさを問いかけているのでしょう。クリント・イーストウッドも製作に関わっているそうで・・。 監督は「クラッシュ」でアカデミー作品賞を取ったポール・ハギス。社会派ネタを得意にしているのかもしれませんが、あまりスッキリしない作りでしたね。ミステリー調な流れからどういうオチに行くのかと思ったら、浅はかな工作を見破ったあとはトントン拍子で解明されていきます。てゆーか、顔色変えずウソを言っていた人たちが、同じく顔色変えずペラペラと真実を語り出すさまに、コイツラ何の反省もしてないじゃない、とそちらの方が虚しさを感じますw 寧ろそこに焦点を当てているのかもしれませんね。。 [試写会(字幕)] 4点(2008-05-17 22:14:37)(笑:1票) (良:1票) |