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1.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 
これまでのゴジラ映画の中で一番ちゃんとしたヒューマンドラマになってると思います。 敗戦直後の日本なので、とにかく何にもありません。自衛隊もいません。アメリカは当然助けてなんかくれません。オキシジェンデストロイヤーのような便利道具もありません。当時考え得る限りの知識と技術を駆使し、みんなで力を合わせて戦うしかありません。そういうお話です。 残された日本軍の兵器を使う事になります。そういった意味、戦争映画が好きな人にも若干刺さるのかも知れません。劇場は年配の方が多かったです。 ゴジラはというと、再生スピードがえらい事になってます。これも過去一。スピーディに退治しなければならないという緊迫感が生まれます。 形状的にはやたら首が太い最近のゴジラそのままですが、とにかく足がデカいです。巨大になるほど体重を支えるのがしんどくなって足がより大きくならねばならないという柳田理科雄の理論が採用されているのでしょうか。 放射能火炎を発射するまでのカウントダウンで背びれがシャキンシャキンと先の方から順に突き出るムーブがカッコいいです。 放射能火炎の威力はとんでもない事になってます。そろそろそういう理屈になるだろうなと思ってはいたのですが、来ました。今回は原子爆弾並です。日本大ピンチ。 浜辺美波が美人です。 後半泣きっぱなしでした。シン・ゴジラと同等かそれ以上におすすめ出来ます。今すぐ劇場へ。  ゴジラという存在には反戦の思いが込められています。当然アメリカの核実験に対する牽制の意味もあった訳です。1954年、アメリカの核実験に巻き込まれた日本の第五福竜丸が被爆し、その年に封切られたのが第一作目のゴジラです。 しかしアメリカ人はいつまでも自分達が正義でなければならない。第一作目の全米公開時には、アメリカの核実験によって誕生したというくだりはごっそり削除されており、今でもゴジラがなぜ誕生したのか知らないアメリカ人がいるそうです。 今回は連合軍統治下の日本ですから、もっとアメリカの関与は色濃くなる訳です。アメリカの領土なんですから、アメリカがゴジラを何とかしなければならない。なのに、何もしません。 アメリカがゴジラを誕生させ、アメリカが日本から戦力を根こそぎ剥ぎ取り、そんなアメリカは無能のまま終わります。今まさにアメリカではこの映画が上映中で、ゴジラ映画史上最高のロケットスタートを記録しているそうです。さすがに今度はどの場面もカットされる事なく、ゴジラからの、日本からのメッセージが彼らに届くと良いですね。
[映画館(邦画)] 9点(2023-12-14 00:01:40)(良:3票)
2.  ゴジラvsコング 《ネタバレ》 
泣けるほど痺れた。まさかゴジラとコングが通じ合うとは。悪役となってくれた不細工メカゴジラに感謝。ストーリーは希薄で、地下空洞とかぶっ飛んだ設定がアレなんだけど、泣けたんで高得点。いっちゃってる小栗旬と女児の可愛さも加点ポイント。 とにかく個体が大きいだけに凄い迫力。劇場の大きなスクリーンで見るべき映画。
[映画館(吹替)] 8点(2021-07-08 20:25:25)
3.  この世界の片隅に(2016)
なんかどこ見ても絶賛の嵐なんで批判しちゃいけないみたいな空気がネット全体に漂ってて恐縮なのですが、この気持ちは書き留めておきたいくらい強烈なものなのでご容赦の程。すずさんものんの声もすっっごく可愛くて和んで、このまま和み倒したいと思っていたのに、内容は終始辛くて辛くて観終わってからもその辛さから抜け出る事が出来ない。確かに戦争の辛さを我々は忘れてはいけないんだろうけど、そういった類の創作・ドキュメンタリーはこの国に住む以上いっっぱい見てきました。そして戦争はいけないんだよという事もいっっぱい学んできました。これからも学びます。だからこういう可愛い絵でフェイントかけてまで学ばせるのは勘弁して…戦争しませんから…お願い…そんなアニメでまでこれでもかよと戦争の現実とか反戦思想とかを押し付けられなきゃいけないの?もう可哀想で可哀想で…すまん、またすずさんに会いたいけどもう苦しむすずさんは見たくない。さすがにもう見れない。プラスマイナス半々で5点。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-08-17 05:06:52)(良:1票)
4.  子猫物語 《ネタバレ》 
興行収入100億の大ヒット映画である。ヒット作には熱心なリピーターが付き物。先人は一体どんな心境でこの映画を繰り返し鑑賞したのだろう。観ながらツッコミ所をメモりたくなる映画は久々だった。のっけから「次々とチャトラン達は外に出て来る」ってどう見ても内側から押し出されて戻りたそうにしてるし、自分達で登った呈で撮られたものの木の枝の上で怯えてぶるぶる震えてたり、もちろんツッコミ所は全て演出という名のそれら動物虐待に対してである。煙突から這い出れば灰にやられ目を開けられず、急流を泳がされ、ついには崖から荒れ狂う潮水に放り込まれる。必死に崖にしがみ付き、よじ登り、ずり落ち、崖面に叩き付けられ、幾度となく波に飲まれる。浜から力なくよたよたと這い上がる姿に「猫が死ぬ寸前ってこんなだよな…」なんて一文が脳裏をよぎった辺りから次はどんな虐待を見せてくれるのかとそればかりが気になり始める。おおよそ実害でもない限りあらゆる動物が好きな自分にとって決して虐待シーンを楽しみにしている訳でなく、ここまで来たらスタッフによる虐待をいかに動物達が乗り越えたのかを見届けるしかないと心新たにするのであった。たまに挟まる「子供が~」のポエムがあまりに白々しく、小泉今日子の清爽な声によって朗読が始まるだに爆笑してしまう。唐突に「チャトランは夢を見た」って多分この意味のないシーンの羅列、撮ったはいいけど使い所が無いから夢って事にして尺伸ばしに挟み込んだのかななんて想像してみたり、なぜ俺はこんな酷い映画を見ながらニヤけているんだろうと不思議な気持ちにさせられると共に、改めて「ダーウィンが来た!」がいかに優れた番組か思い知らされる。学術的な探究心が満たされると同時に、動物の生の姿にほっこり出来る。生の営みは常に命のやりとりを伴うが、しかし生のものである以上、残酷というよりはそれが確たる現実なのである。この映画は現実でないから残酷であり滑稽なのだ。異生物同士のじゃれ合い寄りかかり合いのシーンに和まされるので、そこは救い。いかにも80年代っぽい教授の曲も綺麗で耳触りが良い。見始めは低評価、爆笑するうちに高評価を付けたくなったが、間を取って真ん中の5点としておきたい。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2018-02-02 07:17:10)
5.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
この糞女をどうやって退治するのかが楽しみで2時間半見てたのに何だこりゃ。ふざけんな。何が目的の映画なのかさっぱり分かんねえ。もやもやしたまま終わるのは好きじゃねえ。ズバッと解決しやがれってんだ。いいか?悪を思いっきり悪に描くからには、そいつを倒した時の爽快感が得られなきゃいけねえんだよ。でなきゃひたすら不快なだけだ。途中まではそこそこ期待させた分1点だけやっとく。
[CS・衛星(吹替)] 1点(2016-04-12 04:44:29)
6.  GODZILLA ゴジラ(2014)
つまらない。人間ばかり映してるけどこれがまたつまらない。そんな延々と軍人を見せられても。水爆実験は怪獣を倒すためにやってた・福島原発の事故は怪獣の仕業だった・あの区域を閉鎖したのは放射能があるからではなく怪獣を秘密にするため…というセンスがもう駄目。旧日本軍が真珠湾を奇襲したのは怪獣を倒すためだったのですと言ったらお前らアメリカ人は喜べるのか?やっていい事と悪い事がある。てか本題がゴジラなのかムートーなのか分からない。このゴジラは一応お目見え初登場という設定なんでしょ?ならまずゴジラをじっくり見せなきゃ。ムートーばっかり追ってるじゃないか。そういうのは続編でやるべきでしょう。まずゴジラがどんな奴かを見せてこちらの興味をじっくりと引き、魅了出来てから敵怪獣を出さないと、何を楽しみに見たらいいのか分からないよ。僕達は「ゴジラ」というタイトルに惹かれて見てるんだから。あと渡辺謙はゴジラの何なの。やたら詳しいけどカッコ悪いゴジラヲタクでしかない。戦わなきゃ。ゴジラがやっと暴れ出したのが1h25、やっと戦い出したのが1h40。遅い。おっ戦い始めたかと思ったら暗転したりよく見えなかったりと何を見せたい映画なんだ。少なくともこれはゴジラではなくムートーというタイトルじゃなきゃおかしい。加点する要素が全く見当たらないが、0点1点つけた映画よりはマシな気がするのでCG頑張ったねと2点つけとく。
[ブルーレイ(吹替)] 2点(2015-10-11 08:02:18)(良:1票)
7.  コンタクト
前へ進もうとする人と、それを阻害しようとする人。現代の人類への壮大な皮肉が込められているようで面白かった。
[CS・衛星(吹替)] 7点(2015-01-27 03:34:38)
8.  コネクテッド 《ネタバレ》 
延々泣き喚き続けるヒロイン、延々暴力を振るい続ける悪役達、役に立たない主人公、店員の有り得ない怠慢、やっとこさ探し当てた娘まで泣き喚いてるし、もう見ててイラついて仕方ない。いいラストだなぁと思ったら終わってないし、やっといい感じで終わったと思ったら奥さんが出て来ちゃって…いやぁこのラストなら主人公はバツイチ独身子持ちの方が絶対良かったでしょう。決してつまらなくはないんだけど、何だか色々と残念な映画。ヒロインがえらい美人だったから大まけにまけてこの点数。
[CS・衛星(吹替)] 4点(2015-01-09 14:23:25)
9.  言の葉の庭 《ネタバレ》 
いい映画でした。夢に向かってひたむきな若い青年と、疲れた大人の女性のコントラストが見事。同年代の若者とは一線を画す職人気質な主人公は、結局は感情を抑えきれず女性の心情も理解出来ない青さがある。それもまた魅力。先生は十二分に大人の魅力を放っていながら、前に進めない脆さがある。それもまた魅力。クライマックスは泣きました。あそこでかかる曲も良かった。エンドロールの間に月日が流れ、結局は恋愛に発展していないのが残念でもあったり丁度良くもあったり。年を取るごとに年齢差を感じていくのでしょうが、それを乗り越えて再会して欲しいと期待させられる爽やかな終わり方。こういう決定的でない終わり方に日本映画的な侘び寂びを感じる。邦画、かくあるべき。
[DVD(邦画)] 7点(2013-10-30 06:15:01)(良:1票)
10.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 《ネタバレ》 
突っ込み所の多い映画でした。シナリオ以外は全て一流。何もかも唐突でリアリティに乏しい金子修介らしい映画。とにかく役者の無駄遣いっぷりが凄まじく、ちょいと顔見せで終了の山寺宏一・津川雅彦・中村嘉葎雄の何ともったいない事よ。せめてお馴染みのゴジラのテーマと自衛隊のテーマでも作中で流れれば…と思ってたらなぜかEDでかかる。なぜそれを自衛隊が頑張ってる場面で使わない。色んな意味で残念な映画でした。4点と言いたい所だが白目ゴジラとモスラの新兵器と宇崎竜童のカッコ良さに+1点。バラゴンがもうちょっと活躍してくれて、且つアンギラスかラドンでも出てきてくれればもう1点くらいプラス出来たかも。ゴジラ退治に頑張ってくれた3匹に敬礼。
[DVD(邦画)] 5点(2011-11-15 10:34:59)
11.  告白(2010) 《ネタバレ》 
松たか子カッコいい!改めて木村佳乃は名優だと思った。見てみたかった、この二人の共演。途中から人情話などに寄り道せず、復讐劇である事を最後まで曲げずに貫いたのは感心。ラストも引っ張りまくった挙句に期待通りキッチリやってくれました。特殊な様で王道。生徒役の役者さんも好演。
[DVD(邦画)] 7点(2011-02-17 19:19:12)
12.  降霊<TVM>(1999) 《ネタバレ》 
タイトルを見て、どんな降霊術を披露してくれるのかと思ったら…霊感を持ったアホ妻と、ぼんくら亭主の話でした。女の子が可哀相でならない。とにかく逐一アホな選択をし続ける夫婦にストレス溜まりまくり。最も痛いのは、途中から展開が読めてしまう事。役所広司の名優っぷりが泣く。一応ホラーの体裁は保っているのと、キャスティングの良さで3点。
[DVD(邦画)] 3点(2008-11-17 02:17:23)(良:1票)
13.  交渉人(1998)
サミュエルジャクソンに凄まれると、何だかとても説得力。言ってる事は正論なんだけど、もう切り抜け方が破茶目茶で、娯楽アクションとしてもドラマとしても楽しめる。
[DVD(吹替)] 8点(2008-02-01 06:35:39)
14.  ゴーストライダー
漫画っぽくて単純明快、割と見やすい映画でした。ニコラスケイジもカッコいい。ダークなアクションヒーロー物がお好きな方にはオススメです。
[DVD(吹替)] 6点(2008-02-01 05:55:27)
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