1. 孤狼の血 LEVEL2
レベル2を謳うだけあって、ストーリーも演出も前作より派手になっている。残念ながらその派手さが逆効果となり、リアリティや迫力を削いでしまっている。鈴木亮平だけ孤軍奮闘しているものの、全体的にはドタバタ劇の印象を拭えない。前作が成功したのは、小説を原作とした屋台骨のしっかりした脚本に、白石監督の迫力ある演出が乗ったことだと思う。今作はその屋台骨が弱いため、いまいち演出も地に足がついてないように感じた。もし次作も撮るのなら、やっぱり柚月小説をベースにしたほうがいい気がする。 [インターネット(邦画)] 6点(2023-02-27 19:19:15) |