1. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 東宝がある限り、ゴジラは何度でも復活する。 人間の手垢にまみれたゴジラだが、BGMにあのテーマソングが流れた時は、威風堂々。 世界観、ゴジラの描写はまあ良しとしても、人間の描き方が、どうにも引っかかる。 結局この辺のすり合わせがうまくいかないと、いつまで経ってもよい作品にはならない気がする。 [インターネット(邦画)] 4点(2024-05-06 04:40:57) |
2. 孤狼の血 LEVEL2
《ネタバレ》 前作での絶大なる演技力の役所広司さんが居ない続編。 どーなるかと思いましたが、まあ松坂桃李さんがしっかり受け継いで、なんとか。 とはいえヤクザも警察も、ルールの破り具合の度を超してて、ちょっとついていけない印象。 こうなっちゃうと上林の目玉潰しはインパクトあるけど、もはやエイリアンですよw 仁義もクソもあったもんじゃない。 シリアルキラーってか、プレデターかよおまえって。 そら最後は殺さなきゃオチないですよね。 あれ泳がせた警察の罪はエグいね。 結局今回の続編、大上とは別物の日岡の面白さはあったと思うけど、決してレベル2ではなかったね。 雰囲気では大上を越えられない日岡なので、どうしても過激な行動をさせざるを得ない脚本でしたが、上林駆除の顛末は上手かった。 上司の銃で隠蔽狙いとは。 あと瀬島とかサクッと殺しちゃうあたり、わりとエグいねw ま、すっきりしたっちゃ、したけど。 やっぱりどっかスッキリしないと、極道モノとは言い難いでさーね。 とゆーわけで、長編ながら今回も満足。 平成初期はなんとかこなしたけど、さすがに令和を舞台にするのは難しいかな。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2022-10-16 02:20:04) |
3. コンフィデンスマンJP プリンセス編
《ネタバレ》 不都合な真実がまかり通る世の中だと真実の重みが薄らいでいくせいか、このテイストの作品が盛り上がるのでしょうね。 伏線回収の巧みさというか、後づけの強引さともとられかねないところをいかに巧みに観るものの違和感をかわすのか? ってのがコンフィデンスマンの醍醐味なのかな。 ときに豪快なときに繊細なダー子の仕掛けで楽しませてくれるシリーズですが、裏の現実の方が醜聞に溢れてて、ちょっとね。。。 ※そこはダー子のではないですが。 執拗な芸能ニュースなんか観るより、その人の仕事を観る方がよっぽど、そのひととなりにそえるんじゃないかと思うけどな。 まぁ作品に罪はないとはいえ、テレビ主導の製作体制の影響はなきにしもあらずか。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-09-25 02:18:58) |
4. コンフィデンスマンJP
《ネタバレ》 ドラマのテイストを知っているので、まぁそうなんでしょ?って感じ。 全てをひっくり返すネタバラシまでまさに完パケでした。 それにしても長澤まさみさんのクルクルよく動く表情や挙動はこのシリーズならでは、ますます磨きがかかってなかなかに突き抜けたものを感じさせます。 主演を張りまくったキャリアがついに花開いたんじゃないかなってぐらいの到達ぶりは、さすがです。 ほかのゲスト演者もなかなかに豪華な面々でスペシャル(映画)を彩ってました。 パープルダイヤのくだりも、ウン百億の為なら30億くらい出しちゃうとかって、まんま犬の騙しテクニック(初級扱い)だったりするところはいかにも古沢良太脚本って感じで良かったです。 しかし、それにしても、三浦春馬さん、竹内結子さんの悲しい出来事は、作品にも暗い影を落としてしまいましたね。 この映画のコンフィデンスマンみたいに『なんちゃって!』ってならないのは辛すぎます。 実際、鑑賞に際して、なかなか観ることができませんでした。 少し時間が経ったので、なんとか見届けることができました。 お二人のご冥福をお祈りしたいと思います。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-09-13 00:44:47) |
5. ゴーストシップ
《ネタバレ》 冒頭のワイヤーアクションがほぼ全て。 あらためて見返しても、そこを越える発見はなく、ホラー映画としてはお暇潰しレベルか。 なんとなく、船版のシャイニングになれそうな勢いはあったんだけどね。 黒幕みたいなのが出てきた辺りから、失速していきました。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-08-25 04:10:51) |
6. こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話
《ネタバレ》 鹿野さんのお話はドキュメンタリーで知ってました。 なので、それをおさらいするようにこの映画を観ました。 ともすると、映画ではなく、ただのドキュメンタリー作品なのかなって気もしたけど、ところがどっこい映画でしたわ。 大泉洋さん、高畑充希さん、スゴすぎ。 役でやってたんですもんね。 なんか実録かと思うぐらいの演技力。 脚本も丁寧でいて無駄がなく、あざとさも感じさせない素晴らしいものでした。 もちろんレアケースではありますが、これ程人間力を突きつけられる作品はそうはないんじゃないかな。 いやはや、良い作品を観させてもらいました。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-11-17 08:25:45) |
7. 孤狼の血
《ネタバレ》 いや、面白かった。 ヤクザ映画してたしてた。 役所さんはご自身の演技力を『役所広司』が邪魔しちゃってる感じがしましたね。あそこまで分かりやすくイイ人にせんでも。。。 まぁ周りが許さないのでしょう。 そーゆー意味では最近は悪役もこなしてる松坂さんはバランス良く前半後半で味わいを出してましたね。 この作品のキャストはなんら問題なく、それなりに魅力を放っていたんですが、やっぱり『仁義』はエグいですね。 改めて見返したくなりました。 そしてまた本作を見直してみたい。 この時代、これを撮るのはしんどかったと思います。 ちゃんと面白かったし、なんか感謝、ですね。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-02-07 17:39:21)(良:1票) |
8. 今夜、ロマンス劇場で
《ネタバレ》 加藤剛さんがさすがの貫禄(弱々しさ)で物語に格を与えてくれました。 触れられない愛だなんてファンタジーを描くなら、もっと味つけの楽しい作品でも良かったかな。 でも、まぁそーゆーストーリーなわけで。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2018-12-17 05:42:29) |
9. こどもつかい
《ネタバレ》 タッキーはジャックスパロウになりたかったのかな? 怖い映画って、怖くないと無価値ってのが可哀想だなと思いつつ、それでも最後まで見れたのは造りのうまさかな。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2018-08-19 06:34:53) |
10. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 つくづく戦争のやるせなさを感じましたね。 こんな時世でも、みんな出来る限りの生活をしてたのを見て、身につまされました。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2018-03-24 18:42:07) |
11. 言の葉の庭
《ネタバレ》 アニメでやる意味がイマイチわからなかったかな。 とにかくキレイなものだけを集めたかったのか、描写は素晴らしいんだけど、そこを追求しても実写にはかなわない。 秦さんの歌声にしても美しいと思うけど、俺は大江千里さんの歌声の方が好きだな。 クセって大事よ。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-12-19 00:19:10) |
12. 心が叫びたがってるんだ。(2015)
《ネタバレ》 実写版公開の宣伝?放映で、その存在を初めて知ったぐらいでしたが、まぁ良かったかな。 たしかに物語の出だしが『父親のラブホ不倫目撃』とか『ヒロイン放棄』とか『おまえらくっつかないんかい!?』とかいろいろ気になるところはあったけど。 結構タイトルに救われてる感じはあったかな。 心が叫びたかってるんだ。 これはヒキがありますわな。 青春は若い人の特権だし、世相の反映は当然現代のものに合わせて作られるべきだしで、中年のおっさんが覗き見させていただくには十分楽しめました。 [地上波(邦画)] 6点(2017-07-30 08:18:52) |
13. 後妻業の女
《ネタバレ》 いやはや、なんとも不思議な作品でした。 凄惨な? おどろおどろしい? を想定してたら、なんていうか肩透かしというか。 コメディしてましたわぁ。 おこのセンスには脱帽です。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2017-06-28 00:59:21) |
14. 高台家の人々
《ネタバレ》 コメディで突っ走ればよいものを。 映画サトラレはみんなに読まれちゃうって能力でしたが、 そちらのほうが話の広がりがありましたね。 斎藤工さんの役は、絶対に『能力』の事を打ち明けちゃダメでしょ。 ま、それじゃ映画になんないけど(笑) [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-04-23 02:05:37) |
15. コンスタンティン
《ネタバレ》 いやー、昔DVDで観たときは、そんなに面白くなかったんだけどなぁ。 観返してみたら、すげー怖くて面白いじゃないですか! ジョン・コンスタンティンのキャラクターがいい! 置かれた状況、振る舞い、セリフ、選択、すべてサイコー! キアヌが俄然輝く役でした。 製作側の、『コレを見せたいんだ!』ってのを感じられて、安心して委ねることができました。 観るときのタイミングによって、感じかたが変わっちゃうから、映画ってこわいなぁ。。。 あー観返して良かった! [地上波(吹替)] 8点(2015-08-24 20:42:41) |
16. GODZILLA ゴジラ(1998)
《ネタバレ》 迫力はあったよ。 だけどゴジラじゃない。 それだけ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-02-07 17:49:25) |
17. コップランド
《ネタバレ》 豪華出演陣ですねぇ。 スタローン、カイテル、デニーロ、リオッタ、パトリック、みんな好きなのでワクワクしましたよ。 決して明るいお話ではないですが、スタローンが愚直な保安官を好演していました。 序盤カイテルたちのスピード違反を見逃すくだりで、若手女性保安官が融通の利かないような扱いを受けて、やるせない感じになっていましたが、まさにあんなのの積み重ねというか延長線上に汚職警官への扉が開いてるのかもしれませんね。 捏造、収賄、果ては殺人まで、腐敗ってのはとどまるところを知りません。 街の犯罪と戦いつつ自己研鑽もしなくちゃいけない仕事ってのはよっぽどの覚悟がないと務まりませんね。 [地上波(吹替)] 7点(2013-08-08 12:25:54) |
18. コール
《ネタバレ》 いろいろと破綻した誘拐犯でしたね。 やたら過去の実績とルールを叫びますが、あまりにバタバタし過ぎてて説得力ゼロでした。 とは言え、このバタバタ感は逆に実際の事件だったらこんなもんなのかなと想像したりもできました。 まぁあんなに犯人が脅迫してる親それぞれに対して脱ぎまくるのもドン引きでしたけど。 ケビン・ベーコン結構好きですけど、相変わらず役に恵まれてないなぁ、つーか、こんな役が彼の真骨頂なのか!!? ラストになぜかアクション要素を盛り込んだあたりもよくわからないへんてこりんな映画でしたね。 [地上波(吹替)] 4点(2013-07-09 15:47:34) |
19. コールド マウンテン
《ネタバレ》 たしかに長い上映時間ですが、丁寧に綴られたエピソードの重なりだったので意外と集中して観れましたね。 南北戦争のことはあまりよく知らなかったのでwiki片手に鑑賞。 やはり社会的背景を知って観るのと知らないで観るのでは違いますね。便利な世の中になったものです。 主演の二人はさすが画になる美しさで、とくにニコールは息をのむほどでしたね。 劇中の家や馬、生活感も良くできていて鑑賞をおおいに助けてくれました。 それにしても義勇軍とかいって脱走兵を追いかける輩のタチの悪いこと悪いこと。。。 結局戦争なんて大義名分、理性のタガが外れたところで、こういった副産物の暴力が猛威を奮うんですよね。 ラストはフラグ立ちまくりで『やっぱりそーですか』的でしたが一夜で辛うじて繋げましたね! ちょいとエグいシーンもありましたが観て良かったと思える作品でした。 [地上波(字幕)] 8点(2012-11-09 18:26:31) |
20. コラテラル
《ネタバレ》 トム・クルーズの映画では一番好きかも。 でもトムの映画じゃないんですよねー、そこがイイ。 もちろんストーリー的にへんてこりんなところもありますが概ねヨシッ! 夜のロサンゼルスで微妙な関係になったジェイミーとトムの殺し行脚、道中お互いの哲学をぶつけ合い、ジェイミーのいろいろな心情の変化が出てくるのが興味深い! マックスの夢の話は冒頭の女検事にはクールにキマッたのにプロの殺し屋ヴィンセントにはキマらない、見透かされてしまう。 こんなところも男の映画って感じがしていいですねー!! マイケル・マン監督いいわぁ! [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-30 20:32:52) |