1. 心が叫びたがってるんだ。(2015)
みてみました。少々?青臭い物の肝心のストーリーの方は破綻しておらず絶妙かと。 ロボットアニメが普通の少年に自然にロボットに乗せる事が難しいように この話で誰もがクビをかしげるストーリー展開を最後まで描ききる手腕とバランスはお見事。 世の中にパクチー嫌いが居るように受け付けない人は全く受け付けないだろうが この絶妙さはもう少し評価されても良い作品だね。 なお実写化されたようですが、食わず嫌いと言われるかもしれないが これ以上の物にはなり得ないでしょうな。 何でもリアルにすれば良いってもんじゃないでしょ。みてないので多分ですがね [DVD(邦画)] 8点(2017-08-23 00:48:06) |
2. 後妻業の女
見終わったあと「結局何の話やねん」と思わず突っ込みたくなりました。 コメディとして見るにしても全部が中途半端でちょっと物足りなかったかなぁ。 [DVD(邦画)] 5点(2017-07-05 11:48:57) |
3. 高台家の人々
《ネタバレ》 展開はベタな所も多くシナリオに目新しさは無い物の 配役もよく話に安定感があり安心してみれました。おもしろかった。 話にもう少し盛り上がりがあればもっと良かったのですが。 しかし斉藤工はなぜ獣医さんと恋愛に発展しなかったのでしょうね。 おもしろ妄想はしないまでも悪い人では無いでしょうに。 [DVD(邦画)] 7点(2017-06-21 00:46:15) |
4. ゴーストバスターズ(2016)
子供の頃見た思い出の映画です。リメイクと言う事で内容は変わらないようなのですが・・・。 こんな内容だったのかと。レビューに困る映画なので忙しさもあいまってしばらく放置してました。 リメイクではなく思いっきり変えちゃえば良かったのにね。 [DVD(吹替)] 3点(2017-06-15 16:40:42) |
5. 恋人たち(2015)
《ネタバレ》 「いかにも」キネマ旬報ベスト・テン1位って感じの作品でつまらなさですね。 無駄な場面に無駄なセリフにて構成される映画の為に一つ一つのシーンが長い。 それに加えて狙いすぎのカメラワーク。ババァの放尿シーンや脇毛を誰が見たいのかと。 通り魔に奥さんを殺された旦那は気の毒に思うが、そこで描いたのはドラマではなく ただのリアルである。ドラマのように世間や犯人などに勇敢に戦う訳でもなく 平凡な人材が大きな流れに取り込まれるいくだけだ。奇跡を起こしたり 世間と戦ったりできる強い人間は、ほんの一握りの人達で現実は世間の大きな流れには抗えない。 それが世の中で起こって居る現実だ、ほらリアルだろうと言われたらその通りだが 私にはこの映画でそれを表現した事に今ひとつ意義を感じられなかった。 他の話も広い世界にはそういう人も居たり出来事もあったりするだろうね。とは思うが、 それ以上でもそれ以下の感想もなく残念ながら心を揺さぶるだけのメッセージは受け取れなかった。 過去の実体験や現在置かれている状況から描かれた主人公たちに、真相心理のどこかで 共鳴する物があるなら共感的理解を自然と引き起こすような効果があるでしょうが 映画の芸術性よりも技術力が高い物の方が好きな自分にとっては、 物語の善し悪しを脚本のこだわりだったり、練りだったり凝り具合で判断してしまいます。 そうやって作り手側が深く描いた映画は好きだけど、 逆に表層をなぞる事で、見る側に深く感じさせる事が目的の映画は 受け取り側の共感に触れず深掘れなかったったらそれで終わり。 そう思って居る自分には合わない映画でした。 [インターネット(邦画)] 3点(2017-03-02 01:49:44) |
6. この世界の片隅に(2016)
《ネタバレ》 ネットでとてつもない高評価。絶賛の嵐! さぞ凄い映画かと思い原作未読予備知識ゼロで見に行きました。見た正直な感想…ガッカリです。 ハードル上げすぎました。言うなれば「雰囲気良作」と言った所でしょうか。 まずはマイナス点から。私にはのん(能年玲奈)がアニメに馴染んでいないように思えた。 感情表現の場面で力不足、すずのキャラクターを超えてのんが顔を出す。広島弁も残念。 肝心の物語の方は、あの時代にすずのように暢気で居る事を回り(時代)が 許容するかと言うツッコミはさておき。 この映画は物語要素が少なく仮想的事実の羅列のため具体的評価が難しい。 絶賛されているが具体性のない抽象論が目立つのは物語として褒める事も難しいからだ。 中身の無い実話やドキュメンタリーを善し悪しで語るのが難しいのと似ていて 「戦争・広島」の手前、批判はしづらいが、あえて物語の部分だけを抽出すると 中途半端で煮え切らない恋物語に危機感を持たず生きていたせいで吹き飛ばされた手。 主人公は子供を授からず似た境遇の孤児を受け入れた、そういう事が薄く表現されているだけ。 原作を紐解けばこの映画がなぜ薄いか理由が見える。 例えば遊女、白木リンとの話がほぼ全カットされている。 周作は白木リンを好きで居ながらも遊女との恋より母を安心させるためにすずと結婚した。 それを悟ったすずは周作に心を許し切れて居ない。その前提が全く描かれて居ないので、 突然幼なじみの男を別の納屋で二人で寝かせるような理解不能な描写になってしまう。 「ありがとう。この世界の片隅にうちを見つけてくれて」 と言うセリフも 互いに違う相手を思いながら結婚を選んだ周作とすずが戦争や様々な出来事と 長い時間を経て本当の意味での夫婦になっていったからこそ重みのあるセリフであろう。 ある程度カットなら脳内補完も可能だっただろうが全カットされてる時点で ただ、暢気に生きたすずと一途な周作と言う薄っぺらな話になってしまっている。 原作物を映画するとき、限られた時間の中で伝えたいメッセージやテーマを絞って 何を伝えるかが監督や脚本の腕の見せ所でありそれが映画の評価だろう。 この映画は、原作の描きにくい部分、汚い部分はカットし無難で表現しやすい部分だけを 時間の枠に目一杯詰め込んだだけの映画でしかなく結果それが深みを失い薄っぺらく 何を表現したいのか、見る側の感性に丸投げにしている感が否めない。 これ自体を映画として最良としてしまうと否定も肯定も出来ないこのような映画は 舞台と設定をちょっと変えれば、いくらでも話が作れる気がします。 他の作家や脚本家が観客を楽しませるアイデアを必死で絞り出したような作品こそ私は評価したい。 またクラウドファンドの出資者は映画の最後に名が刻まれる訳で贔屓目で作品を広める事でしょう。 この映画を否定される事は自分が否定されるような気持ちにすらなると思う。 事実、無名だったこの映画はSNS、口コミで拡がったと評判だけど その実態はクラウドファンド出資者が結成した応援団だ。 お金を出して貰った上に応援団にし宣伝させてしまう、このシステム。 AKBのCDの販売数を伸ばす商法を思い出し複雑な思いが残る。 資金難で苦しむ作り手の救世主となるべき物だが名前まで出すのはいかがな物か。 あと、この映画の山場すずが玉音放送により終戦をしり慟哭の理由は 力によって朝鮮等から搾取していた日本が力によって米国に屈した事実を知って泣いている。 もちろん涙の理由はそれだけの単純な物ではないだろうが、ちょっとしらける。 敗戦直後の太極旗はカットでよかった。原作とセリフを変えたのもカットしなかったのも 政治的意図を取り除きたかったらしいが…せっかく極力政治色を排除しているのでね。 この映画に被害者意識も加害者意識も似合わない。 最後に良い点。事実と異なる事があるとしても内容が反戦であるとか戦争賛美と言うのが 戦争映画には評価としてつき物ですが、この映画にそのメッセージがあまり感じられません。 戦争の悲惨さを強く打ち出すような事はせず、かといって身内が戦地で特攻し涙を誘う訳でも無い。 戦争で広島と言えばどうしても外国人には色眼鏡でみられがちですが 政治的色を消す事により見て貰いやすい仕上がりになっている。 プロパガンダ色が強くないこの作品だからこそ、広島の話の入り口として 諸外国の人に見て貰いたい映画なのかと思いました そういう点を考慮して前レビュー投稿では点数を甘めで投稿していたのですが 色々見つめ直した結果、皆が高評価なので気を遣うこと無く素直に思う点数に下方修正しました。 [映画館(邦画)] 3点(2017-01-22 11:08:12) |
7. GONIN サーガ
《ネタバレ》 第一作目のスピンオフ的映画。 2015年に放映された物なのに雰囲気はちゃんとGONINしてます。 ヤクザから金を強奪するという流れまで継承してるわけですが、これまでと違うのは ヤクザから追われない、ヒットマンに怖さを感じない。 一人一人狙われて殺され追い詰められていく緊迫感が今作にはありません。 現金が必要だから強奪した訳では無いので、現金軽視なのか盗んだ後も逃げないし。 結局、敵討ちだと全員皆殺しの撃ち合いで終わり。 結局シリーズに寄せる為だけに無理矢理5人集めて強盗させただけで強盗の意味無し。 あげく第一作目で別役で死んだはずの竹中直人出てくるのも頂けません。 というか、個人的に竹中直人が嫌い。他の役者にはない物、力量があるのは分かるが 「笑いながら怒る人」的な物をやり過ぎてお腹いっぱいです。鼻からチューブだし デカイ邪魔なボンベを持ってスーハースーハー。もう質の悪いギャグにしかみえない。 また重要な役にテリー伊藤みたいなロクに台詞も言えない素人を出すんじゃないよ。 井上晴美の無駄死に演出も、現職の警官も。なんなのコレ状態。 前作まででも、ストーリーなんて適当でしたが、それを許せるだけの筋があったと思うが 今作は話に芯がない。GONINという一部の人に評価が高い昔のコンテンツで なんとかもう一度儲けられないか考え、無理矢理世界観を引き継いだだけの映画。 金かけてVシネマレベルにまで質を落とさず作っているだけに、なんとも惜しい。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2017-01-18 09:17:18) |
8. GONIN2
シリーズ1作目を鑑賞したので続いて2も鑑賞しました。 前作の世界観はそのままなので前作が楽しめた人はだいたい楽しめるのではないでしょうか。 もちろん、話に粗はあるし、ツッコミ所も多々ありますが 前作もストーリーなんてあってないような物。細かい事は気にしない人向けですね。 ただし女性がキャァキャア騒ぐのが癇に障る人にはお勧めできませんがね。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-01-09 23:58:06) |
9. GONIN
95年の作品と言う事で、さすがに時代を感じる演出。キャラクターを付けすぎというか。 本木のクネクネダンスなどは今みるとちょっと笑っちゃいます。 竹中直人は相変わらずで・・・。内容も特に有るわけでもないのですが その分、追われる緊迫感は伝わってきますね。思ったよりは楽しめました。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-01-09 21:47:22) |
10. 告白(2010)
《ネタバレ》 過去見た事があった作品ですが、すっかり内容を忘れてしまったので正月休みに。 前半のリアリティの無さがどうにもねぇ。イジメとか殺人、少年法と言ったテーマを映画にされた作品は 制作者がどのような意図を持っていようが少なからず社会的メッセージを発信されると 思いますが、個人的にはそういう作品にはどうしてもリアリティを求めてしまいます。 とくにこういうイジメのシーンでほぼ全員がイジメに荷担し皆が悪者のような描写が 映画では非常に多いですが、そういう演出をされてしまうと途端に 全てがどうでも良くなると言うかね。リアル度外視のエンターテイメントだよと 言われるのであれば、逆にそんなに面白いか?と言いたくなります。 ただ、子供を大事に育てるだけが教育ではない。そういった意味では クソガキはちゃんとクソガキであると言う事を思い知らせる為に ちゃんと先回りをし徹底的に懲らしめようと言うのは嫌いではないのでこの評価で。 [DVD(邦画)] 6点(2017-01-05 14:59:19) |