1. 声もなく
ネットフリックスで配信が始まったのにレビューはゼロか~ シネマレビューではマイノリティ分野ですが、さすが推しユ・アイン主演の良い映画です 「声もなく」 主人公(ユ・アイン)には言語としてのセリフはありません。 でもそのこと見ているうちに忘れてしまう。セリフなくてもすごく感じる、 青年テインの苦悩を、喜びを、葛藤を。 いや~好きだな~。彼の役者魂と言っていいのか。 表現するために生きてるような感じ。 不摂生と貧窮でボテッとだらしなく太った肉体も 教養がなく生きるためにせざるを得ない汚い仕事への思いも 不条理に対する嫌悪感も ユ・アインという役者によって表現される。 カラっとブラックユーモアでまとめられたノアール世界で 青年テインが思うこと。観客が置いてきぼりを食うようなラストですが余韻がヤバイです。 「声もなく」は原題通りの訳ですが「声がなく」ではないところも深いです [インターネット(字幕)] 8点(2023-10-12 10:00:11) |