2. GODZILLA ゴジラ(1998)
ハルウッド版「ゴジラ」。タイトルに「GODZILLA」を使用しなければ、誤解や偏見を持たれない映画になったと思います。今、溢れかえっているCGでも、表現方法がユニークですね。例えばゴジラが、ニューヨークの街を歩くシーン(走るシーン)で、ゴジラが角を曲がる時や、狭い道を通った時、尻尾がビルをかすめて、その部分が破壊される感じはよかったです。後、ニューヨークに現れるシーン、迫力ありました。いきなり姿をくらますゴジラと言うストーリーには、無理がありましたが、子供のゴジラは設定から外して欲しかったです。まさに「ジュラシックパーク」の二番煎じ。親ゴジラ1匹が暴れまわる単純怪獣映画の方がよかったですね。ゴジラのデザインは、そんなに悪くないと思います。特徴ある背中のトゲトゲなど、日本側に許可をもらうエピソード等、裏話はこの映画では面白く記されていますし”このデザインで何かクレームがついたら、この作品は作らない”と言った、ローランド・エメリッヒ監督やスタッフの意気込みは感じられました。日本までわざわざ来て東宝の会社で日本側の許可を得る為、そわそわして待つ海外の1流メーカーの映画のスタッフの姿を想像すると、なかなか面白いと思いました。何でも最初は、ミーティングルームでこのゴジラの模型に布をかぶせて、日本の人には、すぐには見せなかったそうです。製作当初から、映画作りのプロは、やる事が違いますね。さすがです。 6点(2001-11-21 04:49:09) |