1. こころの湯
都市開発で壊されてゆく「下町」の一角。風呂屋を巡る人間関係が実にいい。こおろぎの相撲に興じるじぃちゃんたち、店を閉めた後に息子とやる「ヨーイドン」。心に残るシーンがたくさんある。失われ行くものに対して「ただ泣くだけ」しか回路のない映画ではなく、笑いで包んでいるのがいい。うん、「オーソレミヨ」は本当によかった! 9点(2002-05-01 15:00:42) |
2. ゴースト・ドッグ
最初に救ってもらった人物に忠誠を尽くす、ちゅうのがサムライの道。言いたいことはわかる(ような気がする)んだけど、あの眠そうな目のフォレストを「サムライ」と呼ぶには、潔さとか渋さとかに欠ける(ような気がする)。ジャームッシュの描く人物って、結局「何考えてんのかわからん」、「~ような気がする」ヒトになってしまう。ま、これがエエという人もおろう。 6点(2001-03-25 10:02:33) |
3. 交渉人(1998)
「交渉」っつーても、「おめえよぉ、故郷の母ちゃんが泣いてるってよ」「へえ、だんな」、てな「泣き落とし」のことじゃないのね。二人のプロの交渉人同士が、互いの言葉と行動を「読み合う」部分は、けっこう面白かったけどなあ(特に、スペイシーの電話ガチャン!)。ポール・ジアマッティも笑かしてくれる。 8点(2001-01-25 17:00:45) |
4. 氷の接吻
ジャッドがアラスカで、公正員のせんせーに再会した時の表情が素晴らしかった。あとは・・・覚えてましぇん。 4点(2001-01-06 19:25:44) |
5. GODZILLA ゴジラ(1998)
出だしは悪くなかったのよ、「フランスの核実験で生まれてしまった怪物」という設定は。でも最後は、やっぱり、「アメリカが軍事力にもの言わせて解決、ばんざあい!」だった。あれじゃあ、ゴジラがかわいそうだよ。 6点(2000-10-03 16:33:38) |