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コメント数 559

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1.  ゴスフォード・パーク
凄い、これはホント凄いです。密室劇でありながら登場人物の多さに多少混乱しますが、スピーディーな展開+キャラクタそれぞれが至るところで細かい演技をしている為とにかく目が離せない。私的にはジェレミー・ノーザム(ピアノの弾き語りにウットリ)やエミリー・ワトソン(実は意外と長身なこの人)、ヘレン・ハント(いつの間にかいた)等渋々キャストが出てるだけで嬉しいのに登場人物の人物描写が濃厚でワクワクさせられました。しかも上流階級層とその下の使用人達の安住の場である下級層という一つの屋敷での密室劇でありながら二つの舞台が設けられ今までに無い面白さがあります。緻密なカメラワークや細かい人物描写でストーリーをグイグイ引っ張っていきながらも、アルトマンらしく俳優の演技に任せたような即行演技的な所も随所に観られます。この辺はもう巨匠の余裕ですよね。富豪の殺人事件を大きな背景にしながら、実は事件の犯人や目的、展開はいたってシンプル。事件自体はどうでも良くて、その前後で多種多様の動きを見せる人々達の心理劇が本来のテーマですね。豪華な衣装や家具、使用人達が見せる作法や雰囲気もかなり凝っていてホント全てがスゴイです。何気なしにボ~ッと観てると完全においてけぼりを食らいます。これぞマジックです。
10点(2003-05-09 17:01:31)(良:1票)
2.  ゴーストシップ
もうそろそろダークキャッスルも新展開が欲しいところですね。前半はバンバンネタ出しして後半で急にテンションダウン。しかも今回は幽霊船で死んだ霊達が空へ昇天していくという訳のわからんラストで閉口させてくれました。オープニングでさぁ、あんな酷い事しておいてラストにそんなん見せられても何の感動も出ないですよ。往生際が悪い。
4点(2003-04-03 06:54:37)
3.  ゴースト・オブ・マーズ
今までの作品と何ら変わっていないカーペンター節。いやそれどころかとんでもない事になってました。わざわざ登場人物の視点に置き換えて進行するストーリー、ちゃちなCGはUFO特番みたいで疲れました。笑わせたいの?怖がらせたいの?と終始問い掛けずにはいられない。これが彼のスタンダードなら構いませんが、さすがに最高傑作とは言いがたい。火星の幽霊が空気にように乗り移るのはいいが、タイミングよく乗り移る。あんなに敵を虐殺したらそこらじゅう幽霊が浮遊しまくり歩く事もままならないはずなのに全然OK。主人公が乗り移られるとドラッグで回避OK!という都合よさ。それとは逆にぶっちんぶっちんマジックショーなみに切断される死んでいく仲間達。こんな扱い方もありせんがな。もう、めちゃくちゃやん!
4点(2003-02-11 05:05:32)
4.  ゴーストワールド
情熱的だとか、一生懸命がカッコ悪く思える10代の思春期。この微妙な感覚はスゴイです。しかも当の本人たちはダサカッコいい。特にイーニドのファッションセンスは微妙。親友が大人に近づきつつあるのに自分は恋も仕事も家族との関係も何一つ進めない。そういった焦りが次第にあらわになってくる展開は他人ごとに思えず、懐かしくそして切なく思えました。変わった人を見つけては尾行して勝手に想像を膨らませる。可笑しくて切ない映画でした。ソーラ・バーチはホント最近では珍しい女優ですよね。「ダサかっこいい」が似合ってます。スカーレット・ヨハンソンも顔に似合わず成熟した低い声で魅了してくれました。しかし気になるのはジョシュ役のブラッド・レンフロ。彼ってあの「ゴールデン・ボーイ」とかのレンフロ??どう考えても同一人物には見えなかたんですが、同姓同名?
7点(2002-10-29 03:09:39)(良:1票)
5.  コールド・ヘブン/悪夢の再会
「赤い影」でノックアウトされたニコラス・ローグ作品でしかも彼の妻であるテレサ・ラッセルとあって期待しまくったんですが、もう収集がつかない作品に仕上がってました。水難事故で死亡した夫の死体がなくなった妻に聖母からのお告げが・・・ね、話めちゃくちゃでしょ?そもそもT・ラッセルがこの作品で不協和音を奏でていた気がしますね。
4点(2002-10-09 02:04:54)
6.  コンセント
最近見た邦画の中ではそこそこ面白かったです。死の臭いを感じる現代の巫女の覚醒を描いた田口ランディ原作の映画化。原作は未見ですが「コンセントが抜ける」とか「自発性トランス」とか面白いキーワードを盛り込んで現実と非現実が交錯する不思議で先の読めない展開につい引き込まれてしまいました。中原俊監督作品とあってもう少し官能的な映像を期待してたんですが、物語がプツプツ切れたりブルーバックのCGがインチキ臭かったのが残念でした。ま、それにしてもこの作品がスゴイのは個性的な俳優陣。主演の市川実和子は熱演且つ惜しげもない脱ぎっぷりで女優魂を見せつけてくれたし、村上淳につみきみほに斎藤歩等彼らの醸し出す雰囲気が作品とマッチしてました。そしてその彼らよりも山岸役の小市慢太郎!もうこの人無しではありえないという位いい演技で感動しました。ビジュアル的にはフツーのおじさんで地味なんですが、関西弁で自然な演技がめちゃめちゃ良かったです。どことなく非現実な登場人物達で唯一現実的な配役だったと思います。(物語でも主役のユキを現実から引き戻す役割でした。)メインテーマも特殊で、壮大なイメージがラストのイメージにピッタリでした。
7点(2002-08-09 21:08:51)
7.  氷の接吻
これは...I・アジャーニ主演「死への逃避行」とそっくりじゃん!まさかまさかとは思っていたものの、やっぱり最後までそっくりじゃん!もしかしてリメイク?死に別れた娘と決別できない青年、満たされない物を感じ殺人への衝動を押さえられない犯人。こういう設定は好きなんですが、やっぱり比べてしまうんですよね「死への逃避行」と。どっちがイイってそりゃ断然「死への逃避行」ざんしょ?!ちなみにこちらの設定は死んだ娘の面影を犯人(イザベル・アジャーニ)に重ね、彼女が次々と衝動的に犯した殺人の後始末をしていくんです。ね、そっくりでしょ?ラストも車が...もういっか。
6点(2002-04-18 06:28:17)
8.  恋におぼれて
うわぉ、このメグ・ライアン、めっちゃ可愛いじゃないの!!泣いたり、怒ったり、意地張ったりと濃厚メイクも奇抜な衣装も彼女の全てがよし!お互い別れた恋人を引き離そうと画策する元彼と元彼女。元彼氏のキャスティングがチェッキー・カリョっつうのもいいですなぁ。オンボロビルで居座った二人がふと我に返りお互いを意識し始める展開はとても自然でした。ラブコメディとしては中々秀作ですよ!
7点(2002-03-07 03:49:59)(良:1票)
9.  獄門島(1977)
この作品を観て「やっぱ、へーちゃんはええなぁ。」とつくづく思いました。市川監督独特のざらざらとして生々しい(死体だけでなく草木までも)映像美、そしてこの物語の残酷で哀しい象徴として時折挿入される獄門島のカットにはずっしりと圧倒されました。轟警部の「よし、解った!!」ってこの作品から始まるんですね。物語の清涼剤的な坂口良子、クセモノのピーター、多少くさいながらも物語を引っ張っていく大原麗子といいキャスティングですね。おおっと、若かりし頃の浅野ゆう子(死体の時以外は大根100%!)に物語を締める司葉子も忘れてはいけません!いつも通りラストの結末は何とも哀しいです。幼少の時は首が吹っ飛ぶショッキングなシーンでおもらししたのを覚えています。
8点(2002-01-05 01:05:35)
10.  御法度
んー...気持ちわりぃー!!と思いながらも以外にはまってしまいました。中盤、眠くなりますが、ラストの意味深な謎掛け(フッフッフ、実は知っている...)には逆に2,3日は気になって眠れませんでした。ただ、松田龍平ってあれは美少年なの?!どーも違う気がする...
7点(2001-06-26 07:25:24)
11.  GONIN
石井隆監督、最高です。彼の永遠のテーマともいえる”名美と村木の愛”はお休みにして、今回は男たちの壮絶な戦いを描いてます。とにかく各キャラクタが際立っています。カメレオン俳優こと竹中直人もこの監督の作品でいろんな役を演じてますが、今回は一番おっそろし~役です。ラストに流れるちあきなおみの「赤い花」が哀愁あふれます。でもこの曲、どこ探してもないんですよね...。続編というよりは姉妹編てきな「GONIN2」はかなりのおすすめです!!
9点(2001-06-26 07:19:13)
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