1. 恋におちたシェイクスピア
「映画の成否の80%は脚本で決まる」というビリー・ワイルダーの言葉を地で行くような、まさに脚本勝ちの1本だと思います。シェイクスピアには疎くとも(実は私もそう…)誰もが知ってる「ロミオとジュリエット」のストーリーと現実の恋をリンクさせるテンポの良さは近年のラブストーリーの中では目を見張るものが。いかにもアカデミー会員受けしそうな「プライベート・ライアン」(これもこれで秀作ではありますけど)ではなくコメディ的軽妙さがあるこの作品がオスカーをさらっていった事が私には痛快でした。グウィネス、デンチ、ラッシュの良さもさることながら、ジョセフがノミネートすらされなかった事には憤慨ですが…この作品を引っ張っているのは彼だと思います。 9点(2001-08-31 09:21:40) |