1. イギリスから来た男
《ネタバレ》 倉庫街でボコボコにされるも、すぐにピストル片手に乗り込んでいく暴力ジジイにテレンス・スタンプがハマリ過ぎ。対するピーター・フォンダの何ともいかがわしい清潔さの対比がおかしい(やたらと白い歯を見せたがる)。ソダーバーグは実に2人の「名優」を知り尽くしていると見た。「悪いことをしたら警察を呼ぶわよ!」という幼い娘の叫びが、ラストに響いてくる。あれだけ殺しのイメージトレーニングをしていたのに、結局彼は撃てなかった。娘を死に向かわせたことへの自責の念からか、それとも、娘が男に父親の姿を見ていたからか…。「過去」は「未来」に復讐する。若かりし頃のスタンプは無論そんなことに気づく由もないわけだが。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-16 21:50:01) |
2. いつかギラギラする日
中学時代はかなり熱中し何度も観た覚えがある。ショーケンがとにかく格好良いのだ。日本でこれだけのアクションを撮ったというのも凄いと思った。今観たら木村&荻野目カップルがウザくて興醒め。エンディングに流れる「ラストダンスは私に」がナイス。 [DVD(邦画)] 6点(2010-01-27 20:58:41) |
3. インデペンデンス・デイ
《ネタバレ》 いや~、面白かった!ホワイトハウス大爆破、UFOと戦闘機の空中戦、エイリアンを素手でぶん殴るウィル・スミス、「人類の独立記念日にしよう!」と大演説をかます大統領、巨大宇宙船に特攻するオヤジ…これぞエンターテインメント!アメリカ映画だからアメリカ万歳なのは当然で、そういうのがいやなら初めから見なけりゃいい。とにかく頭からっぽにして楽しもう。 [ブルーレイ(吹替)] 8点(2010-01-15 09:56:20)(良:1票) |
4. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
《ネタバレ》 原作者同様、トム・クルーズって演技力のないただのハンサムさんだと思っていたが、本作のレスタトを観て評価が変わった。実に魅力的に悪のヒーローを演じているではないか!あまりの存在感に今まで気づかなかったが、実は中盤でクローディアに殺されてしまうので、実質的な主人公はブラピ演じるルイだ。しかしこの頃のブラピはただのタラコ唇で、昔のトム君並みに演技力皆無。全く魅力を感じられない。その代わりと言っては何だが、当時まだ12歳くらいだったキルスティン・ダンストがゾクゾクするくらいイイ。リヴァー・フェニックスの代役として起用されたクリスチャン・スレーターや、若きバンデラスなど、今観たら凄い豪華キャスティング。鑑賞後はトマトジュースで乾杯したくなる。 [映画館(字幕)] 7点(2009-11-13 07:54:33) |
5. 妹の恋人
一番好きなジョニー・デップ。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-24 21:27:24) |
6. イグジステンズ
テーマ的にちょっと古いかな。公開当時(99年)リアルタイムで観たが、その時もそう思った。バーチャルリアリティをモチーフにしたものの、やってることは『ビデオドローム』とほとんど同じ。80年代に出現した『ビデオドローム』は革新的な映画だったが、本作は逆に時代遅れの感が否めない。とは言うものの、ゲームポッド等の造形にクローネンバーグらしさが窺え、相変わらずのエログロ趣味に思わず嬉しくなる。 [DVD(吹替)] 6点(2007-09-07 17:22:37) |