61. インファナル・アフェア 終極無間
《ネタバレ》 なかなかよかったですねぇ。現実と空想のシーンがシームレスに展開するでしょう。その表現の仕方がとてもうまい。あそこまでやっても結局死ぬことも出来ない、善人になりたいのになれない。生き地獄。たぶんこのシリーズは「ゴッド・ファーザー」を意識してるんだろうけど、ただ単に入れ物を真似てるんじゃなくて、ちゃんと「東洋の精神」を表現してるのがいいですよ。そこいらのマフィァ映画と違って格が出来上がってる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-17 00:16:30) |
62. インファナル・アフェア 無間序曲
2作品目というよりは、スピン・オフといった感じですね。アンディ・ラウとトニー・レオンは出てきませんが、若い頃を演じてるお二人はなかなかよいです。善も悪も無い混沌の世界で血みどろの寸劇が行われる。1ほどの重量感と面白さはないものの、一本の作品としては悪くない佳作。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-03-17 00:10:34) |
63. インファナル・アフェア
《ネタバレ》 いいですね。無駄な台詞が一つもなく、全ての出来事が印象的で、骨太で重みがある一本。警察とマフィアがお互いにイヌを差し込んで、バレるかバレないか、双方嗅ぎ合いの寸劇を繰り広げる。この設定がまず素晴らしい。僕はディパーテッドの方を先に観たんですけど、ラストを除いてほとんど一緒でしたね。あらゆるシーケンスもファクターも同じ、だけど細かいところで表現の仕方が違っていて、両方を見比べて監督の表現方法の違いを垣間みるというのもまた面白いものです。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-03-17 00:02:13) |
64. 犬神家の一族(2006)
石坂さんと加藤さん、そんで大滝さんは、30年前と同じ役柄で出てます。どういう風にリメイクされているのかな、と思って観てみると、なんとまぁ、脚本から撮り方から音楽から間合いに至るまで、なにからなにまで一緒じゃないですか。ちょっとだけ台詞と挿絵なんかで話を昔よりわかりやすくしてるぐらい。ここまで同じなら、なんでリメイクを撮ったんだろうという気もしてくるんですが、、、、。ただ昔のやつと明らかに違う点が一つ。それは「明るさ」です。明らかに、この作品はライティングが明るすぎる。言ってみれば今風になってる。昔のあの画面の暗さがないので、その分不気味さが軽減しちゃってます。それにしても、石坂さんはなぜ30年経っても髪の毛がフサフサなのか。これこそ最大のミステリーなのであります。 [DVD(邦画)] 6点(2007-07-22 23:12:23) |
65. 犬神家の一族(1976)
お話が二転三転して多層構造になってるもんで、そりゃあね~だろうと思いつつも、見終わって考えてみると、ちゃんと辻褄の合ったストーリーになってるんですよね。あぁよく出来てるなぁと関心致します。印象的な場面や台詞の連続って感じで、観賞後もいろんなシーンが思い起こされます。配役も完璧ですしね、皆さんそれぞれ個性的な演技をしてらっしゃった。スケキヨ君の、口とかをうにゃ~って動かして仮面を顔にフィットさせるシーンがどうにも頭からこびりついて離れないんですよ。スケキヨ君、頼むから夢に出てこないでね。 [DVD(邦画)] 7点(2007-07-22 22:59:47) |
66. 1リットルの涙
ななかよかったですね。最初はちょっとふらつくとか、バランス感覚が少し失ってるとか、そういう初期症状から始まって、ちょっとずつちょっとずつ病気が進行していく。つまり物語が進むにつれて病気が悪化していくわけだけど、当然こういう作品の撮影というのは順撮りだろうと思ってたんです。ところが特典映像を見てみると、バラバラに撮ってるわけですね。これは凄い。主役を務めた大西さんは、気持ちの持っていき方とか演技の仕方とか、かなり難しかっただろうと思います。作品自体の作りも丁寧だと感じましたし、なによりこうやって映画として世に送り出す、ドラマ化もされましたけど、そうすることによって意義がでてくる、ノンフィクションのよさだなと思います。 [DVD(邦画)] 7点(2007-03-12 00:04:16) |
67. イーオン・フラックス(2005)
なんかついていけないなぁ~(笑)。シャーリーズの肉体美と小道具と陳腐なアクションだけで映画作っちゃったって感じ。ちょっと観客を置いてけぼりにしちゃってるんじゃないかな。セットがどうして日本ぽいのかよくわかりませんが、いずれにせよ脚本に難ありといったところですな。 [DVD(字幕)] 4点(2007-01-31 17:35:05) |
68. いま、会いにゆきます
なかなかいい映画ですよね。微笑ましいというかこそばゆいというかぽっと温まるというか、、、。なんせ本物の夫婦ですからねぇ。よりいっそう映画に説得力持たせてるんだよなぁ(笑)。こんな甘酸っぱい恋愛、憧れちゃうね。私には到底縁のない話だ(汗)。 [地上波(邦画)] 7点(2006-05-06 23:20:38) |
69. イシュタール
これはちょっとなぁ・・・ドタバタコメディにしたいんだろうけど、なんかただ単にまとまりの悪いだけの代物になってしまいましたね。ウォーレン・ビーティ、ダスティン・ホフマンをはじめ著名な方々にとっては、、黒歴史といったところでしょうか。 [地上波(字幕)] 4点(2006-03-11 01:12:34) |
70. いかレスラー
こりゃひどい、、、、、。 [地上波(字幕)] 1点(2005-09-17 02:57:26) |
71. 硫黄島の砂
序盤の会話は至極退屈ですね。あまり葛藤劇としては面白い映画ではありませんが、当時の映像が頻繁に使われていて、それらの映像が貴重でなかなかいいですよね(じゃあドキュメンタリー見ろよって言われそうですが、、)。硫黄島の戦いと言えば、その年のピューリッツァー賞にも輝いたあの有名な写真がありますね。それをきちんと再現していて、最後はまぁ愛国的な感じで締めくくられますけど、この映画が作られた年は戦後からまだ4年しか立ってないんですもんねぇ。戦争映画は、時代によってだいぶ作られ方は変わりますね。ところで、↓で【ノコギリソウ】さんが読まれた「硫黄島の星条旗」がクリント・イーストウッド監督で映画化されるようですよ。いつ頃公開かは知りませんが、、。そちらの方も楽しみです。 6点(2005-03-12 21:27:26) |
72. イノセンス
人間と機械の境界があいまいな世界で自己の存在を問い続ける押井さんのいつものテーマで、それが今回は全面に出てて徹底してるんで、マジョリティ受けのしないアニメであることは間違いありません。自己満足といわれればそれまでですがこれが彼の作家性でもあるし、そういう作品を作れるだけの実績を持ってるわけだから、押井さんの集大成としてはこれでいいんじゃないですかね。 5点(2004-12-17 23:05:37) |
73. イヤー・オブ・ザ・ドラゴン
ほんと、ジョン・ローンかっこいいですねぇ。対するミッキー・ロークの方は皆さん言うように嫌な奴です。たぶんわざとそういうキャラで勝負したんだろうけど、どうもそれが裏目に出たみたい。さっき調べたら、この作品、ラジー賞5部門にノミネートされているじゃありませんか、、、、。だけど魅力ある一本です。 6点(2004-07-22 03:33:50) |
74. インドへの道
アジズさん、なかなか男前だったなぁ。でも冤罪かけられてかわいそ。それであんなにたくさんのインド人たちがわいわいやってるなんて。そりゃあ、大英帝国の植民地ですから、そういう反発みたいのが表出しちゃうのかな。そうですか、これがリーン監督の遺作なのですか。そりゃ一番脂がのってた時と比べたら、劣る印象はありますけど、でもこれはこれで面白かった。 7点(2004-04-02 01:24:38) |
75. イエロー・サブマリン
そうだよね。愛こそ全てなんだよね。簡単なことなんだよね。でもそんな簡単な事が意外と難しくて、一番近いものが一番見えにくいものなんだなぁ。例えば普段、空気のありがたさなんて意識しないけど、宇宙飛行士が、宇宙から帰ってきて空気のありがたさに気づいた、ていうのがまさにそうで、あまりにも身近すぎて普段気づかないんですよね。愛もそうなんじゃないかと。だからビートルズみたいな人たちがでてきて、シンプルにさらっとそれに気づかせてくれないといけないんですね。 6点(2004-04-01 22:11:26)(良:1票) |
76. 命
トヨエツの激変ぶりにはなかなか目を見張りましたね。ほんとに病にかかった人みたいに見えました。 6点(2004-01-13 20:07:59) |
77. インプラント
結局あの怪物はなんだったんだ?後味悪いし怖くない上に疑問しか残らない、、、、。 3点(2003-10-12 16:10:45) |
78. インテルビスタ
巨匠だから作れるんだろうなぁ、こういうのって。視点はやっぱあったかい。 5点(2003-08-27 00:49:07) |
79. 偽りのプロフィール<TVM>
ボンド以前のブロスナンが出てるテレビ映画。内容は別にたいしたことはない。 4点(2003-08-06 01:01:04) |
80. 怒りの逃亡者
一番の見せ場は個人的に、高いビルにしがみつくとこ、そんでヘリにしがみつくとこ。スタントマンはたいへんです。 6点(2003-07-16 21:00:36) |