1. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
《ネタバレ》 誰も言わないから言っちゃう。これってヤッターマンだよね。ドクロストーンを探してドロンボー一味とヤッターマンが争うという基本設定から、歴史的な出来事を背景に織り込む点や最後にドロンボー達がドクロベエに"お仕置き"を食らうところまで(映画ではその結果死んじゃうけど)。最後の壮大なオチもまるっきりおんなじ。そう考えると、序盤のキノコ雲が、ひょっとしたらドクロに見えたんじゃないかと錯覚を起こします。個人的に感じたのは、タツノコプロってスゲーなと。あ、いや本題に戻るけどその意味でスピルバーグのエンターテインメント性は、年々分かりやすいものになっている気がします。多分、それがこの映画を見て不満を感じる人の意見なんじゃないかな?分かりやすいって事が幼稚に見えたり、荒唐無稽な部分が面白くないと感じるのかもしれません。あたしもそう思ったクチですからね。内容的にも少しSF的な解釈が古臭いところがあるし、あまりにも内容的に飛躍している箇所や間違っている所が結構ありますからね。但し、過去作のオマージュが随所に組み込まれている点はやっぱりシリーズ物ならではの楽しみですね。そういう部分が見えた所だけでも好きな人は嬉しくなるんじゃないかな? [地上波(吹替)] 6点(2013-09-09 22:44:34) |
2. 板尾創路の脱獄王
《ネタバレ》 これ、板尾創路の作る世界観としては合格だと思う。でも、それが映画にした時にいいかは別の話。時代に忠実という訳でもないから説得力に欠ける部分があるし、何よりも話の辻褄が合わない。ある意味松本人志の監督作と同じなんだけど、実は松本よりも板尾ワールドの方がくせがあるものだから、余計に映画として成立していないし、面白みがない。但し、役者としての板尾創路は間違いなく面白いのでこの点数。 [DVD(邦画)] 5点(2012-01-03 01:29:25) |
3. イヴ・サンローラン(2010)
簡単に言ってしまえば、サンローランの生涯をドキュメンタリーにした映画で、基本的にサンローランに詳しい人には全く新味のない映画です。もうちょっと彼の側面を伺わせるような話が出るとか、彼のデザインを鮮やかに見せるなどの工夫があれば面白いと思うのだけど、何か中途半端な感じがしました。昨今のドキュメンタリー映画では最も退屈に感じた映画かもしれないです。 [映画館(字幕)] 5点(2011-11-03 00:13:24) |
4. イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ
あたしは絵心が全くないので、絵についてとやかくいう気はない。現代アートって非常に分かりにくい世界だし、その意味ではグラフィッティは画の素晴らしさよりもそこに残すということにこそ意味がある世界のものだろうし、全く興味のない人にはただの落書きに過ぎないだろうからね。 なんかその辺を強く考えながら見ていました。バンクシーが映画で何を見せたかったのかは何となくわかるんです。でもそれが成功だったのかどうかというと…微妙な気がするんですよね。現代アートに何が正しくて、何が間違っているのか、なんていうのはないのだけど、結果的に彼の映画もMBWの作った映画と何ら変わらない気がするし、ドキュメンタリーとしては非常に意味のあるのがのような気もする。多分、こうしたコメントそのものが彼から見れば思うツボって気もします。日本人にもタツノコ爆発を現代アートとして蒐集家から多額の金をふんだくっている人が居るけど、そういう芸術家に対しての揶揄としては中々痛烈なメッセージを残しているという部分はドキュメンタリー映画としてはいいね。 [映画館(字幕)] 6点(2011-10-15 20:53:45)(良:1票) |
5. インセプション
《ネタバレ》 いかにも最近のSFチックな感じのある映画でしたね。悪くないのだけど、やっぱりハリウッド映画的な緊張の作り方っていうのは相変わらずで、もうちょっと内容そのものを楽しめるように映画の引きになる部分を減らしても良いのかな、という気がしました。 あと、どうしてもこの手のシナリオは先が読みやすいのだけど、それを把握した上でのひねりみたいなものがあるというのは、良かったと思います。残念なのは、日本のイメージというのが相変わらずアメリカチックって事かな?多分、万人に分かり易いように、と考えての事なんだろうけど、あれが一応夢の中という事で、納得させようと考えてるのかもしれないけど、やはりあたしから見ると、どうしても違和感を感じざるを得なかったです。夢にしても城(天守)の立地とか内部装飾とかもうちょっとなんとかならないものですかね? [映画館(字幕)] 7点(2010-07-26 12:30:52) |
6. 稲村ジェーン
別に期待してたわけでないけど、やっぱりか、というのが第一印象。キャスティングとか悪くないと思うのだけど、話が全然盛り上がらないし、これは悲しかった。嘉門達夫がちょい役で出てたので3点 3点(2003-07-04 21:43:18) |
7. インナースペース
マーチン・ショートの主演という事でコメディ要素を期待してたんだけど、なんか中途半端な気がしました。やっぱり元ネタは「ミクロの決死圏」なんだろうけど、アクション要素を強引に詰めたのが悪かったのかやはり中途半端でした。 6点(2002-02-08 12:37:16) |
8. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
面白かったと思う反面、変なところで雑だったりして全体的には評価下げざるを得ないですかね。コメディの要素はケイト・キャプショーが担ってますが、それがあまり上手くいってなくて、ただのお馬鹿キャラになってしまってるのは演出のミスなのかな? 7点(2001-11-19 19:10:08) |
9. インディ・ジョーンズ/最後の聖戦
面白いんだけど、やっぱり映画のシリーズの時代が逆行してるのにハリソン・フォードが老けてるのが辛いです。(笑)ショーン・コネリーがこの映画ではコメディ・キャラになってるけどあれは正解だったね。その分ハリソンは大変なんだけどね。ツッコミ所は戦車の格闘シーン、面白い場面なんだけど敢えてツッコませて頂くと、ドイツ軍の癖にイギリス軍の戦車使っているんだなぁ。あの時代にドイツが戦車持ってるのも不思議なんだが・・ 8点(2001-11-19 18:59:22) |
10. イントルーダー/怒りの翼
A-6攻撃機のプロモーション映画です。見所といってもこの攻撃機には対空戦闘能力がないからもっぱらの敵は地上軍なんだよね。その点で航空戦闘を期待してた人はがっかりだったんじゃなかろうか。しかし、脱出の時にキャノピー突き抜けるの見て、「無謀だな」と思ったら、緊急脱出の際はあれが普通なんだそうだ。じゃあ、「トップガン」でキャノピー吹っ飛ばしてから座席が射出されるのはどうなのかと思ったら、戦闘機でも緊急の際にはキャノピー突き破るらしい。じゃあ、キャノピー吹っ飛ばしておきながらそれにぶち当たって死ぬのはなんか間が抜けてる気がする・・・ 5点(2001-10-10 21:55:30) |
11. 1941
あたし、これ好きなんだがなぁ。スピルバーグだから出来たと思えるシーンもたくさんあったし、ジョン・ベルーシでないと、あの狂気の飛行兵はやっぱり出来なかったと思う。しかし、あそこで三船はまずかった。ある意味、ガチガチの軍人って感じがあってよかったけど。 7点(2001-10-02 20:12:00) |
12. 119
竹中直人の2作目でしたっけ?「無能の人」に比べると、判り易い出来で、彼の独特の雰囲気のある映画です。鈴木京香とか赤井英和キャラが生かしきれてない感じがするのだけど、全体的にはノスタルジックでセンチメンタルな消防士のお話になっていて良かったです。「バックドラフト」みたいな派手な消火活動も良いけど、火事なんて滅多に起こらない山村の消防士の生活を描くのも面白かったですね。 8点(2001-09-10 18:10:29) |
13. 異人たちとの夏
大林映画は嫌いじゃないのだが・・・秋吉久美子と片岡鶴太郎、風間杜夫のひょうひょうとした会話とか好きなんだけどね。まさか最後でああいう形に持ってくるとは思わなかった。 5点(2001-07-18 19:57:06) |
14. インデペンデンス・デイ
うーん、エメリッヒってなんであんなにお金かけて中途半端な映画作るかな。やりたいことはわかるんだけど、派手さばっかり表に出て、それっきりなんだよなぁ。しかし民間人が機種転換訓練もせずに最新鋭戦闘機に乗っちゃうのはやはり、夢物語だなぁ。アメリカが中心に動いちゃうのもエゴでしかないなぁ。 2点(2001-06-27 17:58:10) |