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1.  インクレディブル・ファミリー 《ネタバレ》 
スーパーヒーローがヒーロー活動をする上で測らずしも少なからず、市民に被害を与える脅威となってしまっていて、スーパーヒーローの存在は全ての人間がもろ手を挙げて歓迎するものではない。そんな世の中でスーパーヒーローがヒーロー活動と日常を両立させることの難しさや矛盾を描く、というヒーローものが多くなったのは何時からだろう。難しいこと考えず、勧善懲悪、悪がいるから善がいる、という単純明快な戦隊ものを見て育った子供が、大人になってヒーローというものを考えて描こうとするとこうなるんだ。ヒーローがいるから悪が産まれるっていう逆説も出てくる。つまりいつの時代も何歳になっても、人はヒーローを求めヒーローを必要とし、ヒーロー像を思い描きたいんだろう。なんて考えてる暇もなく、目くるめくアクションとキャラクターの面白さで一気に見終わってしまいます。合法化してから次はどうなるのだろう。続編あれば楽しみです。
[インターネット(吹替)] 7点(2022-12-14 16:25:39)(良:1票)
2.  イエスタデイ(2019) 《ネタバレ》 
ビートルズの楽曲、改めて名曲揃いだ。エドシーランも現代の素晴らしいアーティストなのは間違いないが、50年以上以前のイギリスの若者がどうしてこうも世の人々のハートに響いてしまう曲ばかりを発信できていたのかと考えると、彼ら当時のビートルズにこそ何かSF的な力の思し召しがあったのではないかと思ってしまう。そしてこの世界では存在しないはずのビートルズから多大なる影響を受けているエドシーランはトップアーティストとして実在しているわけだから、矛盾してる部分も多いんだけど、とにかくビートルズが偉大であるということと、ALL NEED IS LOVE. それが全てなのである。
[インターネット(字幕)] 8点(2020-12-22 19:36:55)
3.  インターステラー 《ネタバレ》 
理論物理学者を制作に携えて、相対性理論とか高度な物理学を皆知ってる前提でさらりとまぶして、ゴリゴリの理系SFかと思いきやジャンルで言うと、SF<ヒューマン、である。「愛」を科学すると、それは発明品ではない観察可能な力、時間時空を超える未知の力なのである。で、我々人間が生きる三次元の世界に「時間」を加えた四次元、その更に上の五次元の世界には、「意識」なるものが加わるそうで、そうなってくるとロジカルなSFがガラッとエモーショナルなものになるのは必然。難しく考えて100%理解しようとすればするほど置いてけぼりなのだが、未知の力とされる「愛」によって全ては導かれるという、宗教哲学だったりする。かなり壮大なヒューマンドラマなのでした。あと、ふと頭に浮かんでしまった妄想ですが、重力が大きくなるとそこは時間が遅く流れるという相対性理論と、圧力鍋で加圧してお肉がものの10分で柔らかくなっちゃう現象、関係ある?てな訳ないですね、はい。そんなレベルのおばちゃんにも楽しめました。
[インターネット(字幕)] 7点(2020-06-17 19:13:59)(笑:2票)
4.  インファナル・アフェア
物語の完璧さは誰もが認めている本作。やや説明不足な感もあるが、全てを見せない美学か?タクシーに落ちる前の23階ではいったい何が?エレベーターの狭い箱の中ではいったい何が?そもそも潜入10年ではいったいどんなヒドい目に!? 実は手抜きかもしれない造りに、観る側は想像力という脚色を勝手に付け加えてしまうんです。車で死んじゃった弟分も、実は気付いていたのか、いないのか。多分気付いてなかったんだと思う。ヤンが「え!?やっぱおまえバカ?」という表情だったので。
[映画館(字幕)] 8点(2014-06-13 00:19:24)
5.  インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア 《ネタバレ》 
世界観も入り込みやすく、ヴァンパイアたちの苦悩も分かりやすく、ブラピも与えられた役をしっかりと演じ切っています。原作通りなんだと思います。読んでないけど原作者が満足したと聞きますので。キルスティンダンストなんて天才子役現るってなぐらい存在感と透明感のある美しさ。今は少し残念な感じですが。トムも期待以上に美しく冷酷なヴァンパイアで、最後まで楽しませてくれました。でも!グロすぎます。エロもあります。あの変な形の剣は切れ味が良過ぎます。ブラックスワンみたいなエログロはなぜか受け入れられる(というか素晴らしかった)のですが、こちらの作品は人様に勧める気持ちにもならないし、これ好きと公言することをはばかられる作品に仕上がっております。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-02 12:42:57)
6.  E.T.
突っ込みどころはもちろん満載なんですが、そういう事はもうどうでもいい。CG無い時代に凄い出来栄えでした。もちろん造形へのこだわりだけでなく、少年の成長記に感動させられた。ETとの出会いは私たちが幼少期に経験した、あれに似ている。そう、縁日でうっかりひよこを買ってしまった感じ。幼い自分が守ってあげなければならない存在だが、人間の妹弟とは異なり勝手に成長し、勝手に別れが訪れる。短期間で育て別れなければならないという出会いは、幼少期に誰もが経験する初めての辛い思い出。別れという使命を果たして、少年少女は成長する。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2012-12-28 21:59:24)
7.  インビクタス/負けざる者たち
マンデラ氏の凄さ、素晴らしさは十分に分かった。ぴったりなキャスティングでさすがの演技。そこに非の打ち所は無いです。ただラグビーの試合そのものをもう少し感動的に盛り上げて欲しかったというか、スポーツものと思って鑑賞してしまったのでちょっと物足りなかったかと。やっぱマットデイモンがなぁ、違うかな。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2012-11-09 16:33:35)
8.  硫黄島からの手紙 《ネタバレ》 
「父親~」と「硫黄島~」二本で成立する作品。戦勝国側と敗戦国側と言えばそれまでだが、それぞれが一方的でなく、かなり中立な立場で兵士の心の動向を追っている。「硫黄島~」は過酷な戦局と一杯いっぱいな日本兵をピンポイントで描いたのに対し、「父親~」はアメリカ本国の事情や遺族の悲しみ、残留兵の苦悩まで描かれている分、「父親~」の方が映画としてより深みを感じるが、ここは日本側を描かなければ結局は米側として成立せず、またその逆でもある。二本で一作として鑑賞することが重要。確かに日本は敗戦国で、戦争末期は痛々しいばかりだが、米国通でありながらも最後は大和魂溢れる栗林中将の言葉は、当たり前に戦争反対の我々世代にも響きましたので、そのまま書きます。→栗林中将「日本は戦に敗れたりと言えども、いつの日か国民が、諸君らの勲功を讃え、諸君らの霊に涙し黙祷を奉げる日が必ずや来るであろう。安んじて国に殉ずるべし。予は常に諸子の先頭に在り。」 おっしゃるとおり、讃え涙し黙祷をささげます。平和な日本に生きる私たちはそうする事しかしてあげられません。
[CS・衛星(字幕なし「原語」)] 8点(2010-09-30 21:31:34)
9.  イージー・ライダー
「連中は自由な人間を見ると怖がる」「自分が自由であることを証明するためには人殺しだってする」ジャックニコルソンのこの台詞が作品の全てを物語ってしまった。当時のアメリカはようやく人種差別を撤廃しようと動き出し、「自由の国」を作ろうとしていた。そんな時代背景の中、何か大きな管理下で自由を気取った人間は、屈託の無い自由人を変人扱いする。そして排除する。まだまだそんな時代だったのだろう。アメリカって怖い。怖すぎる。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-08 18:08:45)(良:1票)
10.  イーグル・アイ
度々既視感を感じながらも、畳み掛けるようなアクション、カーチェイスに最後まで興奮気味で鑑賞。あれほどのアクションを見せられると脳みそが一時的に麻痺するのだろう。とにかく最後まで圧倒されっぱなし、その勢いは一流だった。そう、勢いだけは。しかし鑑賞後冷静な脳みそに戻って思ってしまうのが、数々の疑問、辻褄の合わなさであり、そこが一流とは画するところである。シナリオ、背景の練りの甘さがどうしても否めない。後世に残る一流の作品は何度見直しても面白いが、見れば見るほど面白くなくなる感じの作品。
[映画館(字幕)] 6点(2008-11-09 21:02:16)
11.  インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 
インディ・ジョーンズのシリーズはそもそも魔宮とか秘境の伝説とか新興宗教的非現実的な世界を追求?する話なので、ツッコミどころ、あり得ない事満載だからと言って批判したくはないです。更に、ジョーンズ博士は考古学博士なので、その見地から反れる事無くナスカの地上絵とそれにまつわる宇宙人説が浮上しても不思議は無いと理解します。そのロマン溢れる地上絵と宇宙人の関係が、凄すぎるアクションによってかき消され、曖昧なSFオチになってしまったのは少々残念な感もあります。ルーカスとスピルバーグという双頭がもしもナスカの地上絵に対してもっともっと斬新な仮説を立ててしまったならば、私達はそれを甘んじて楽しむことが出来たかもしれません。アクションはこれ以上無い程素晴らしかったが、最終的なSFの部分で「宇宙と宇宙の間の世界」とか、自信の無さげな部分が垣間見れてしまい、中途半端な感じになってしまったことが残念なのです。ルーカスとスピルバーグによるSFファンタジーとしてはパーフェクトだと思いますが、アクションムービー・インディジョーンズの枠をはみ出す事無く表現するにはこれが限界だったのでしょう。シリーズの続編を期待すると同時に、二人の更なるSFモノを渇望してしまいます。
[映画館(字幕)] 9点(2008-06-25 21:48:37)(良:1票)
12.  イン・ハー・シューズ 《ネタバレ》 
キャメロンディアスとトニコレットの姉妹。美貌だけが売りのアホ妹と行き遅れた弁護士鬼姉との女の戦い、みたいなのを想像していたのですが、よりリアルでほろ苦い作品でした。二人とも悩んでいて、お互いにコンプレックスを抱いていて、姉妹ってこんな感じなんだろうなあと思いました。彼女たちの身近にいる人(恋人や友人、父や後妻、そしてもちろん姉、妹)は悩みの種になるばかりで助けてはくれなかった。たくさんあっても履かない靴と同じ。けれど妹はそんな現状を打破しようと思ったのか、ただ単に現実から逃げただけなのか、どちらにせよそこで出会った祖母や老人たち、盲目の元教授によって生き方をちょっとだけ変えることが出来ました。相変わらずの二人だったけど、お互いを思う気持ちに素直になれた“瞬間”を見た気がしました。後味の良い作品です。
[DVD(字幕)] 7点(2008-02-26 09:04:44)(良:1票)
13.  IN DREAMS/殺意の森
謎が残る部分は多々あるが、目が離せない映像の連続であったのは確か。むしろつじつまを合わせようとしない所が無駄がなくて好きかなと。
[地上波(字幕)] 6点(2006-03-25 10:00:42)
14.  いまを生きる 《ネタバレ》 
当時鑑賞した時、私は18歳。彼らと同じ年頃という事もあって、そりゃあもう感動しましたよ。ま、久しぶりに見ると当時ほどの熱い感動は弱まったのかもしれないけど、やっぱり大好きな作品だなあ。ニールが自殺という選択肢を選ばずにはいられなかった状況と感情、それを受けた両親、友達、キーティング先生、学校側の対応やショックの大きさはそれぞれみんな異なり様々で、それがまた悲しみを倍増させて。そんな事を客観的に見られる歳になったのは良くもあり、悪くもあり・・・。映画ってホント生き物で、見る者のその時の環境や精神状態によって、その都度違った顔を見せてくれるじゃないですか。だからこれからもこんな作品をもっとずっとずっと見ていきたいなと思ってしまう。更にこの作品は映像がとても美しく、恋する少年(名前忘れた)が自転車で丘を下るシーンや、トッドが雪の中を走って行くシーン、その他にも印象的で美しい映像がたくさん出てきます。原題もとっても素敵。
10点(2004-03-25 17:54:06)
15.  インデペンデンス・デイ
『マーズ・アタック』『ディープ・インパクト』『アルマゲドン』『インディペンデンス・デイ』の順かな。
5点(2003-03-24 14:22:58)
020.34%
100.00%
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