2. インサイド・マン
《ネタバレ》 銀行強盗1人勝ちの映画も面白いと思うが、翻弄される相手がデンゼルとはどうもミスキャストに感じた。彼は自信満々の切り口と態度で交渉・捜査を行い説得力があるが、ほとんど滑ってしまうとは見ていて何とも奇妙。しっくりこない。最後の苦笑いなんかこっちが笑えてしまう・・。しっくりきたのは滑ってないダイヤ関係か。それにしても、犯人・警官・銀行屋・弁護士・その他お上の方々の持ちつ持たれつの関係が出来上がるあたりはスパイクっぽさがあっていい(ジョディと銀行屋の真相を掴むと、14万ドル問題解決や1級警察官にのし上がったりするなど)。ジョディも端役かと思ったが、前記したパイプ役や観客にナチスの真実を知らせる重要な役所で満足したし、総じて話自体は面白かったのでこの点数。あともう1点、犯人が銀行屋の悪事やダイヤのことをどのような経緯で知ったのかが分かれば、物語がぐっと引き締まったのではないか? [DVD(字幕)] 7点(2006-10-17 21:59:56) |