1. インソムニア
自分を特別だと思い込んでる小説家の現実逃避っぷりが生々しかった。そんな犯人を見ていながら、刑事の方も事件前と何の変化もなく結局最後に自分自身を見つめ直す事が出来た。他人の「中」に入り込む事は容易でも「自分」が解らない。誰にでも当てはまる事だけど、タイミング、時と場合によってはソレが事件を生むキッカケにも成るのだと思う。そしてソレは立派な「サイコ」なのでは。。そんな事をじわり血が滲んでいく様にジワリと感じました。R・ウィリアムスの死様は物語ってたと思う。 9点(2003-05-10 15:49:58) |