1. 今そこにある危機
《ネタバレ》 えーっとこれはウィレム・デフォーが出てましたよね?ジャングルで米兵士たちが見殺しになって、たったひとり生き残ってて・・・それですよね? 前作より内容は重かったように記憶してます。でもなぜだか前作のほうが印象強いんですよ、こっちはなんだか話が入り組んでてぼーっとしながら観れなかったからかな。 しかし、あんな襲撃にあってもジャック・ライアンはきっちり助かって、修羅場の中でも国際電話かけて直接奥さんに無事を報告できちゃうわけです、不死身です。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2007-12-21 22:08:59) |
2. イン・ザ・スープ
《ネタバレ》 あーびっくりしたー投稿ページが変わったんですね。これはかなり前に観たなぁ、最近になってまた注目されてるのかな?こういう映画、すごく好きです。ギリギリのところでふんばってるみたいな感覚ね。前半がかなりよかったという記憶があります。ラストは「あっ!えっ?!」という予想外の展開でしばらくポカ~ンとしたっけ。スティーヴ・ブシェミがわざと窓が開かないようにするとこが最高によかったです。思惑どおりにならなくて「here we go」とつぶやいたんじゃなかったかなあ。ジェニファー・ビールスはいつもイライラとヒステリックなキャラだったけど、なぜか不快感はなかったです。モノクロの映像もよかった。たぶんビデオに録画してあると思うので探して再見してみようかな。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-10 20:13:35) |
3. インディアン・ランナー
この物語の時代は70年代でしょ、でもショーン・ペン自身はその時代はまだ子どもだったはず、そのペンが初監督作品としてコレを選んだこと、兄弟の確執を中心にもってきてること、このあたりにペンの熱さを感じるのよ。デヴィッド・モースとヴィゴ・モーテンセンも最高でした。そして父親役にチャールズ・ブロンソンときちゃう。街の風景を映し出すショットも美しい。去って行くフランクとリアルな出産が交互するシーンからあのラストまでの緊張感とモースの表情、観ているこっちも熱くなりました。これが製作された頃って、このテのタイプの映画は少なかったように思う。「忘れかけられているアウトロー」みたいなものを蘇らせた?そんなところもショーン・ペンらしい。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-09-28 21:49:50) |
4. いつか晴れた日に
ジェーン・オースティン、イギリス、エマ・トンプソン。これだけでなんとなくどういった雰囲気の作品なのかは想像がつくけど、観ているうちに細かい部分の違いはあれどドラマの「高慢と偏見」が思い出されました。あっちもこっちも金持ち男への嫁入り物語。正統派恋愛モノと言えるけど、ネチネチ、メソメソ、ドロドロしてなくて淡々としていて上品、所々皮肉でコミカル。けれど人の業とか欲の部分もキチンと描かれてる上質の恋愛モノだと思う。穏やかなイギリスの風景も素晴らしい。そしてラストまでのその歯がゆさといったらない。けれどその分、溜まったうっぷんが一気に晴れるラストは知らず知らず顔がほころんでしまいました。エリノアとマリアンヌの対比は見事。しかし、演技では文句なしのエマ・トンプソンなんですが、エリノア役は少々無理があったかなぁ。すっかりダメ男が定着してしまったヒュー・グラントはピタっとハマっている他のキャストの中で浮いた存在になってしまっている感アリ、でも色モノ脇役みたいな雰囲気でもありちょっとうれしかったりする。アラン・リックマンでしょう、拝みたくなるほどいい人でしたねぇ。あんな人にあそこまで想われ愛されたら、それこそ女冥利に尽きるというものデス。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-08-21 10:49:25) |
5. イン・ベッド・ウィズ・マドンナ
80年代、マドンナとプリンスの登場はうれしいことでしたね。二人に共通することはエロくてなぜか映画に出たがるということでしょうかね。この作品のころってそれまでのマドンナとちょっとちがってきたように思う。「VOGUE」のあたりからあんまり聴かなくなっちゃった。初期のころの不良娘みたいなマドンナが好きだな。これはドキュメンタリーになるんでしょうか、大変楽しく拝見いたしましたよ。ゲイのダンサーたちとのやりとりね、ひとりだけノーマルな子がいるっていうのは偶然なのか??いろんな俳優たちも出てきたけどいちばんうれしかったのはサンドラ・バーンハードです。いやまあ、スゴイわ。天下のマドンナが食われてたんじゃないか?でもマドンナのプロ意識には感服します、やっぱり自分に厳しくないといけないんだなあ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-24 11:39:16) |
6. イングリッシュ・ペイシェント
壮大なメロドラマですな。うっかり作品と監督でオスカーまで受賞してしまったけど・・・そしてアンソニー・ミンゲラはもう一回「コールドマウンテン」で勝負したんですかねえ。まあ、嫌味なコメントはこのくらいにしときます。レイフ・ファインズとクリスティン・スコット・トーマスの不倫のほうは、なんかどうでもいい感じ。ジュリエット・ビノシュに対しては否定的になることが多い私ですが、ここでは素直に認めます、ビノシュがいいです。はい、助演ではなく主演でオスカーもらってもよかったと思います。私の印象としては、心豊かで教養ある上流階級のイギリス人患者に心癒された戦場の看護士というところでしょうか。あ~でも面白くないのはコリン・ファースの役どころです。「アナザー・カントリー」でコリンに魅了された私としてはかなりガックリ。これからかなあ、コリンに寝取られ男役が目立ってきたのは。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-27 10:05:33) |
7. いとこのビニー
かなり前に観たきり。それほど話題になった作品でもないけど、これでマリサ・トメイがオスカーを獲得したというのは覚えてます。そうですねえ、真面目くさってやけにチカラのこもった法廷モノより、これの法廷シーンのほうが格段に面白かったように記憶してます。ビデオに録画してあるし・・・引っ張り出して再見する価値はあるかもね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-25 14:29:22) |
8. 依頼人(1994)
ブラッド・レンフロが小憎たらしいのね、でもヘンに物分りのいいおりこうさんより逆に可愛げがあって頼もしい。母親役のメアリー・ルイーズ・パーカーが最初、似てるんだけど本人なんだろうか?なんて思うほどそれまでのイメージとちがってたことに驚きました。トミー・リー・ジョーンズのキャラがいいですねえ。スーザン・サランドンは母性を感じさせ、ちょっと泥臭いというのがいままでにない女弁護士役でよかったと思います。デキの悪いマフィアのボスの甥っ子だったかな、ピッチリしたTシャツが気持ち悪かったわね。これって舞台が南部だったっけ。わたし、暑いところより寒い地方のマフィアのほうが好きです。 6点(2004-10-19 11:50:45) |
9. 妹の恋人
まずこの邦題、安っぽいです。なんとかならなかったのかしら?原題をそのままタイトルにすればよかったのよ。メアリー・スチュアート・マスターソンは好きじゃないし、ジューンにはちょっとイラついたのが正直なところです。エイダン・クインの吸い込まれそうなブルーアイにまいりました。御贔屓ジョニーは静かで暗くてヘンなやつ、私が大好きなジョニーが見られました。クインのブルーアイもいいけど、ジョニーの陰気なんだけど深くて複雑なものを感じる目がとっても魅力的です。これはかなり前に観たけどジョニーにしてはライトな作品ね。強く印象に残るものではないです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2004-04-05 00:49:44) |
10. インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
ブラッド・ピットに負けてなるものかと減量してヴァンパイアに扮したトム・クルーズ。私は好意的に受け取りました。しかしトムは自分を演出するのが上手いですね。まともに二枚目をやっているブラピより執念深いトムのほうが魅力的でしたよ。トムのヴァンパイア役はどのようなものかと言われたけど、あたしゃスティーヴン・レイのおっさんヴァンパイアのほうがどうかと思いました。それでここが肝心なのだけどクリスチャン・スレーターも闇のお仲間に入ったのかしらね。ちゃんと確認できなかった。 7点(2004-02-02 11:55:43) |
11. 陰謀のセオリー
一般庶民に交じり、なにくわぬ顔で生活している人の中には、まれに誰がケネディを撃ったか、みたいなことのからくりを知っている人がいるのかもしれないというようなことかしら?ちょっとこじつけがましいところがあってのめり込んでは観られなかったです。サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」に興味を持った作品です。 5点(2004-01-14 09:38:01) |
12. インデペンデンス・デイ
その昔、アメリカは戦闘機ごと突っ込んでくる日本の特攻隊を狂気の沙汰と、その被害よりも行為そのものを恐れたと聞きます。ところがどうでしょう、これといい、「アルマゲドン」といい、まさに特攻隊精神ではないですか。アメリカ人は今コレを見て、犠牲となった人を英雄と称えるようになったのね。ご時世なのでしょうかねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2003-11-25 09:55:43)(笑:1票) |
13. インサイダー
たぶん若い時なら退屈してただろうし、観ようとも思わなかったかもしれない。 アル・パチーノにラッセル・クロウだしオスカーにもノミネートされていたし・・・ちょっと観てみますか、なんて感じでさほど期待してなかったのですが、とんでもないです、最初からグイグイ惹きこまれてしまいました。 パチーノはいつもとちょっと違ってクールだし「LAコンフィデンシャル」で物凄いキレ具合の熱血刑事役からは想像できないラッセルの演技。二人のやりとり、演技合戦は見応えありました。他の脇役俳優たちもそうそうたる顔ぶれですね、シブイです。 証言だったか、公聴会だったか、海を背景にワイガンドが決断しかねて苦悩している後姿が印象的でした。でも話す決心をして車で向かう車内からの風景がお墓なのよね。 なんていうのかなぁ、女は絶対に入り込めない、ただ見守ることしかできない男の世界というのかしら「美学、プロフェッショナル、信念」そういうものを見せていただきました。抑揚のあるドラマチックな展開ではないけれど、それがかえって重厚な雰囲気を出していたように思う。文句なしにかっこいいです、長さも感じず存分に堪能しました。 ところで「ししゃも」なんて誰が言わせたんだろ、ガイジンさんではなかなかでてこないと思うけど。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2003-11-17 11:07:26) |